鑑賞記録(2022.5.13)
フレデリック・ワイズマン監督
『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』
2015 U-NEXT
『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』2015/188分/アメリカ・フランス/カラー
U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞
フレデリック・ワイズマン監督の40作目のドキュメンタリー。
ニューヨーク市、クイーンズ区のジャクソンハイツにおける、さまざまな人種、民族、宗教、セクシャリティに属する人々の日常生活や社会活動を記録した作品。(ウィキペディアより)
原題
IN JACKSON HEIGHTS
あらすじ
ニューヨーク市クイーンズ区の北西にあるジャクソンハイツは様々なアイデンティティーを持つ人々が住む、多様性に富んだ町である。ジャクソンハイツでは中南米にルーツを持つアメリカ人(ラティーノ)やアジア系アメリカ人、ユダヤ系アメリカ人等の多くの人々がそれぞれの独自の文化を維持しながら生活を送っている。また、ジャクソンハイツは多様な性的価値観を持った人々を、対立を経ながらも積極的に受け入れようとしている町でもある。そんな町に再開発の波が押し寄せてきた。(ウィキペディアより)
感想
いつも知らない世界を教えてくれる
ドキュメンタリー作品。
特に
フレデリック・ワイズマン監督作は
編集こそしているものの
基本的には
その場で起こっていることが
全く別のものになるように
編集したりしない。
なので、
結構ひとりの人が
ある程度
最初から最後まで話したり
映るものを曲げないスタイル。
以前にも
『ボストン市庁舎』(2020)
の鑑賞記録にも書いたが、
【4無い主義】と言われる、
ナレーション、テロップ、字幕、音楽なし。
何も付けたさない。
そこにある事実を
切り取る。
町の雰囲気を感じながら
なんとなく
へ~、こんな街なのか~
なんて
本作を観て思う。
人種差別、LGBTQ、
再開発で追いやられる人々・・・
問題は尽きない。
途中、
鶏の屠殺(とさつ)場が映り、
その光景が映される・・・
私はベジタリアンじゃないので
お肉を食べるのだが、
観ることが出来なかった・・・
目を隠しながら進めてしまった。
生き物を食べるということは
必ずその過程があるのは
分かってはいるものの・・・
もちろん
そういった仕事を
している人もいるわけで・・・
まだまだ
ちゃんと受け止められない自分・・・
ちょっとキツかったです。。。
とにかく、
もちろん
ここに映ることが
すべてではないにせよ、
いつも
世界を広げてくれる
フレデリック・ワイズマン監督の
作品たちです。
アメリカ(大陸)に
行ったことがないので
一度は行ってみたいなぁ。
もし行けたら、
その時、
町は、人々は
どう変化しているのだろうか。
(2022年5月14本目、本年度159本目)
スタッフ
監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
撮影:ジョン・デイビー
製作総指揮:カレン・コニーチェク
他