鑑賞記録(2022.3.31)
ポン・ジュノ監督
『殺人の追憶』2003
『殺人の追憶』2003/130分/韓国/カラー
U-NEXTで2022年3月末までの視聴期限のため、鑑賞
軍事政権下で比較的治安のよかった1980年代後半に発生し、10人の犠牲者を出した華城連続殺人事件を巡る刑事たちを描いている。ただし原作は事件を元にした戯曲であり、現実とは状況や関連人物の背景に相応の差異がある。第40回大鐘賞で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(ソン・ガンホ)を受賞した。(ウィキペディアより)
受賞
第40回大鐘賞(韓国の映画賞)
作品賞
監督賞:ポン・ジュノ
主演男優賞:ソン・ガンホ
人気男優賞:ソン・ガンホ
照明賞:イ・ガンサン
第24回青龍映画賞(韓国の映画賞)
最多観客賞
他、多数韓国の映画賞受賞
原題
살인의 추억
一言あらすじ
ある村で女性の遺体が発見される。その後次々と同じ手口で女性の連続殺人が起こり、地元刑事パク(ソン・ガンホ)と、ソウルから派遣された刑事ソ(キム・サンギョン)は、それぞれ事件解決に奔走するが・・・実際の事件を基にしたフィクション。
感想
さすがポン・ジュノ監督!
とも言うべきか。
面白かった。
130分が本当にあっという間。
お話も実際にあった
連続殺人事件を
基にしているとのこと。
どこまでどう
フィクションかは分からないが、
基本的には
元ネタ以外をフィクション
と捉えての感想だが、
まぁ地元警察のずさんな捜査!!w
(映画で結構あるやつです)
それが事実だったら恐ろしいが・・・ww
事件がどんどん続いていき、
捜査は難航・・・
これもよくあるパターンではあるが
間に笑えるところが
散りばめられていて
怖い、暗い、恐ろしい、、、
っていう感じでないのが良いです。
ポン・ジュノ監督
中々の暴力的なシーンがありますね。
本当に殴ったり蹴ったり
してるように見えるから
マジでビビるけど!
(それがいいちゃ、いい!)
飛び蹴りを
本作で何度か見かけましたが
マンガみたいに綺麗に飛んで
見事に蹴り飛ばしてます!!
う、うまい(蹴りが)!爆
(ある意味笑えます。但し、、、
そんなブッ飛ばしていい相手でないと思われる)
その後、
第92回アカデミー賞
作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞
を受賞した同監督の
『パラサイト』(2019)でも
暴力的なシーン
ガチ過ぎてビビったもんな・・・ww
いろんな意味でホラーだった・・・笑
(面白かったけど)
話が逸れましたが、、
まぁコメディセンスは
かなり好きですね!!
本作でも連続殺人という
がっつりサスペンスですが
ちょっとした所で
結構笑いました。ww
あと、
1986年を舞台とした本作。
しっかり映像もその年代のような
ちょっと時代を感じる画質?に
なっているように見えました。
そういうとこのこだわり
大好きです!!
そして、ラスト・・・
結末は
リアルとフィクションを
見事上手く織りなした形
になっているのではないでしょうか。
事件としては
スッキリしないかもしれませんが、
一人の人物の
ある種の行く末のようなものは
垣間見ることが
できたのではないでしょうか。
本作の16年後に
オスカー4冠達成の
ポン・ジュノ監督。
すでに優れた才能が光っていた。
納得の面白さです。
(2022年3月40本目。本年度111本目)
スタッフ
監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ、シム・ソンボ
撮影:キム・ヒョング 音楽:岩代太郎 美術:リュ・ソンヒ
照明:イ・ガンサン 編集:キム・ソンミン 助監督:ハン・ソングン
プロデューサー:チャ・スンジェ、ノ・ジョンユン
制作:サイダス 配給:CJエンタテインメント、シネカノン(日本)
他
キャスト
パク・トゥマン:ソン・ガンホ
ソ・テユン:キム・サンギョン
シン・ドンチョル:ソン・ジェホ
ク・ヒボン:ピョン・ヒボン
ペク・グァンホ:パク・ノシク
パク・ヒョンギュ:パク・ヘイル
カク・ソリョン:チョン・ミソン
チョ・ビョンスン:リュ・テホ
他