鑑賞記録（2022.7.1）
ヨアヒム・トリアー監督
『わたしは最悪。』2021
＠シネ・リーブル神戸
『わたしは最悪。』2021/121分/ノルウェー・フランス・スウェーデン・デンマーク/カラー
「母の残像」（2015）「テルマ」（2017）などで注目されるデンマークのヨアキム・トリアー監督が手がけ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、トリアー監督の「オスロ、8月31日」などに出演してきたレナーテ・レインスベがユリヤ役を演じ女優賞を受賞、2022年・第94回アカデミー賞では国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされた異色の恋愛ドラマ。（映画.comより引用抜粋）
受賞
カンヌ国際映画祭（第74回、2021年）
コンペティション部門 女優賞：レテーナ・レインスベ
原題
（ノルウェー語）：Verdens verste menneske
（英題：The Worst Person in the World）
一言あらすじ
これまでの人生色々と試してきたが、30歳を迎えても人生の方向性が定まらないユリヤ（レテーナ・レインスベ）。年上の恋人アクセル（アンデルシュ・ダニエルセン・リー）は子供を考え出しているが・・・そんな中、勝手に入りこんだパーティでアイヴィン（ハーバート・ノードラム）と出会い・・・
感想
ユリヤが転々と
違うことに興味を持ち、
何かをやっては違うと感じ、
次はこれだ！と試すけど、
やっぱり違う！と
また別のことをする・・・・
こ、これ、、、
私もなんだな・・・・汗
しかもユリヤはまだ30だけど、
あたいは40で
もっと状況的にはヤバイけども！！爆
あぁ恐ろしや・・・自分が・・・
今更後悔した所で
どうにもならないので
開き直ってる私ですが、、、、
なんでも試してみなきゃ
わかりませんからね！！ｗｗ
これはイイかも！
なんて思ったことが
全然ダメだったり、
これはちょっとな～～、、、
ってことが
案外後から楽しくなったり。
どう転ぶかなんて
わからないもんです。
恋愛なんて最たるもので、
相手あってのことだから
自分だけでどうこう出来ないし、
自分の思う通りに全てが行くことなんて
ほぼないですしね。
恋愛面に関しては
わかりませんが、ｗｗ
人生面には
共感しちゃうところがありました。
ちょっとネタばれですが、
あるシーンで、
ユリヤが自分の”血”が付いた手で
自分の顔を触り、
顔に血が付くシーンがあるのですが、
昨日観た
イングマール・ベルイマン監督の
『叫びとささやき』（1972）でも
そっくりな、
顔に”血”！！のシーンがあったので
びっくり！！！！
かなりの衝撃シーンだったので、
（状況はそれぞれ違いますが）
オマージュなのかと思いましたが
どうでしょうね？？偶然？？ｗｗ
OPで使われていた
クレジットの背景色が
窓の色と一緒だったり、
ストップモーションなど
遊び心もある演出です。
しかし、、、
そういう女性の（映画内の）結末、
やっぱりか～～～ｗｗｗ
そこにも自分を
重ねてしまいましたね。ｗｗ
ユリヤの方が立派にやってるけど！！ｗｗｗ
（2022年7月1本目。本年度227本目、映画館100本目）
スタッフ
監督：ヨアキム・トリアー
脚本：エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー
撮影：キャスパー・タクセン 美術：ローゲル・ローセンベリ
衣装：エレン・ダーリ・イステヘーデ 編集：オリビエ・ブッゲ・クエット
音楽：オーラ・フロッタム 製作：トマス・ロブサム
製作総指揮：エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー
他
キャスト
ユリヤ：レテーナ・レインスベ
アクセル：アンデルシュ・ダニエルセン・リー
アイヴィン：ハーバート・ノードラム
他
