鑑賞記録(2022.7.21)森井勇佑監督『こちらあみ子』2022@元町映画館

鑑賞記録(2022.7.21)

森井勇佑監督

こちらあみ子』2022

元町映画館

 

ポストカード貰いました!

 

 

『こちらあみ子』2022/104分/日本/カラー

原作は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子が、2010年に発表した処女作「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)。本作で太宰治賞、三島由紀夫賞をW受賞して以降、新作を発表するたびに現代文学ファンの間で大きな話題を呼んでいる。

原作と出会って以来、映画化を熱望してきた監督が、原作にはないオリジナルシーンやポップでグラフィカルな映像描写で新たな風を吹き込み、念願の監督デビューを果たす。

(↑本作公式サイトより一部抜粋)

 

一言あらすじ

あみ子はちょっと風変わりな女の子。お父さん、お兄ちゃん、お母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら日々を過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる・・・

 

感想

今回は、サラッとではありますが

 

U-NEXTの電子書籍で原作を読み、

 

その後に月刊シナリオ8月で

脚本を読んで、

 

いざ劇場へ。

 

 

 

 

 

あみ子演じる

大沢一菜ちゃんの

独特の雰囲気がある表情。

 

 

個人的には

 

虫に刺された跡が残る足が

いかにもあみ子っぽい

 

と思った。笑

 

 

 

原作から少し

監督が変更している点もありますが、

 

セリフはほぼ原作通りとの事。

 

 

 

確かに、

原作を基本にしながら

 

ちょっとファンタジー感が挟まれるなど

新たな印象を受けました。

 

 

 

そこは監督の世界観ですね。

 

 

 

原作を読んだ時、

可笑しいのに、なんとも切なくて

 

 

そしてあみ子が独特だからか

世界観もどこか独特で。w

 

 

スルスルと

面白く読み終えました。

 

 

 

お母さんの雰囲気、

大事な上に難しそうだなぁ・・・

 

 

と思っていましたが、

 

 

尾野真千子さん

さすがです!

 

 

微妙な距離感と

 

少ないながらに

大事な台詞をしっかり捉えて

 

伝えてくれます。

 

 

 

あぁこんな感じか〜〜!

 

と、納得してしまいました。

 

 

 

 

以下、

ややネタバレですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと気になったのは、

 

 

後半の

お父さん演じる井浦新さんと

あみ子がおばあちゃん家で

 

二人で話すシーン。

 

 

 

田舎の一軒家で、

 

夜に網戸もなしに扉全開で

照明付けてるから

 

 

でっかい虫が入りまくり、

 

 

大事なお話前に、

(多分アドリブで?リハから分かってるしで?)

 

 

お父さんが虫を外へ追い出す・・・

 

 

あみ子も虫を払う・・・

 

 

 

そりゃそうだわ〜〜

 

それが自然だわ〜〜〜www

 

 

 

網戸がない?からなのか

 

演出なのか、、、

 

 

さすがにあの状況は

笑ってしまった!!

 

 

 

ただ、その直後に大事なお話なので

ちょっと私の方の集中力が・・・

 

やや途切れてしまった!!!ww

 

 

 

あれはせめて・・

 

蚊帳とかなんか

いるんじゃなかろうかと・・・汗

 

 

 

監督の演出として

何かで囲う?のが

嫌だったのかもしれませんが・・・w

 

 

 

私が虫が苦手だからか、

 

現場、、、

気持ちわるかっただろうな・・・

 

なんて思う。爆

 

 

 

あと、

のり君は大きいから

全然違和感なかったけど、

 

 

あみ子と坊主頭君の

中学生の制服が

だいぶデカい!!ww

 

 

まぁあんな子もいるのかな〜??

と思いつつ

 

やっぱり小学生にしか見えない・・・ww

 

 

 

でもでも!!

 

ふたりのシーンは

とっても素敵で好きですよ!!ww

 

 

良いシーンです!

 

 

 

ラストシーンも面白く

印象的でした。

 

 

 

森井監督はこう撮るんだな〜!

 

 

なんて思いつつ、

 

 

改めて、

作る人で全然変わるんだろうな〜

 

と思いました。

 

 

 

あ、あと超細かいけど、

エンドロールの

小さなイラスト達!!

 

 

味があって

とってもキュートでよかったです。

 

 

ぜひエンドロールまで

楽しんでほしいですね。

 

 

(2022年7月33本目。本年度259本目、映画館126本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:森井勇佑

原作:今村夏子

撮影:岩永洋 照明:岩永洋

録音:小牧将人 整音:島津未来介

美術:大原清孝 衣装:纐纈春樹

ヘアメイク:寺沢ルミ 音響効果:勝亦さくら

編集:早野亮 音楽:青葉市子

主題歌:青葉市子

助監督:羽生敏博

スチール:三木匡宏

タイトルデザイン:赤松陽構造

企画:近藤貴彦

プロデューサー:近藤貴彦、南部充俊、飯塚香織

 

キャスト

あみ子:大沢一菜

お父さん(哲郎):井浦新

お母さん(さゆり):尾野真千子