鑑賞記録(2022.1.10)
『マルクス兄弟 オペラの夜』U-NEXT
『マルクス兄弟 オペラの夜』1935/91分/アメリカ/モノクロ
パラマウントから、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)への契約になって、第一作目の作品。
原題
A Night at the Opera
一言あらすじ(一言では無理だったが…)
人気オペラ歌手のラスパリ(ウォルター・ウルフ・キング)は、次回NY公演の相手役に、ローザ(キティ・カーライル)を指名し、それを武器にローザに言い寄る。ローザは、実力はあるが売れないオペラ歌手バローニ(アラン・ジョーンズ)と恋仲。そのNY公演は、ドリフトウッド(グルーチョ・マルクス)が取入っている、大富豪の未亡人(マーガレット・デュモン)がゴットリーブ(シグ・ルーマン)に資金提供して行うことになり、一行はNYに向かうが、・・・
感想
『我輩はカモである』の
ちょっと引くほどのクレイジーっぷりから
好い塩梅にクレイジーになった!?w
マルクス兄弟、MGM時代一作目。
お話は一応カップルに置きながらも
複線として、マルクス兄弟が大暴れ!!
(大暴れに変わりはなし。)
この展開が、一番マルクス兄弟が活きる!
みたいなことを、
昨日のトークで富岡氏が仰っていた。
メインストーリーは誰かに任せて、
サブ的に引っ掻き回すことで、
自由にやりたい放題出来るし、
脱線感なく、観ていられる。
同時進行の、
ある意味2部構成みたいな感じだけど、
お話はちゃんと繋がっていて
よく出来ているな~と思いました。
こちらの方が万人受けするのは
納得ですね。
分かりやすいから、観やすく、
よくまとまっているので
こちらの方が安心して観れますが、
『我輩はカモである』くらいの
ぶっちぎり感は
そうそう真似出来るもんじゃないので、
唯一無二のイカれ具合(笑)
っていう意味では
『カモ』の方がある意味、
上かもしれませんね。ww
そして、
ハーポ&チコ(マルクス兄弟)の
ピアノ&ハープ演奏にビックリ!!
度肝を抜かれました!!
(最初、真似してるだけ!?と疑ったが、違う!)
そんなことできるのーーー!???
なんでも活動初期は音楽中心だったそう!
当然ながら
コメディーの方を先に観てるから
こんな芸術性があったなんて!!!
と、ギャップに惚れそうになりました!笑
とりあえず、マルクス兄弟が
ヤバい兄弟ってことは
存分にわかりました。笑
(2022年動画鑑賞14本目)
スタッフ
監督:サム・ウッド
脚本:ジョージ・S・カウフマン、モリー・リスキンド
原案:ジェームス・ケヴィン・マクギネス
音楽:ハーバート・ストサート 撮影:メリット・B・ガースタッド 編集:ウィリアム・レヴァンウェイ 製作:アーヴィング・タルバーグ(クレジットなし)配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)
キャスト
マルクス兄弟(グルーチョ、チコ、ハーポ)、キティ・カーライル、アラン・ジョーンズ、ウォルター・ウルフ・キング、シグ・ルーマン、マーガレット・デュモン、他