鑑賞記録(2022.1.11)
『お熱いのがお好き』U-NEXT
『お熱いのがお好き』1959/121分(U-NEXT版)/アメリカ/モノクロ
ヒロイン役のモンローは当初この映画が、カラー映画だと思っていたのだが白黒映画だと知った途端に不機嫌になったという。監督のワイルダー曰く制作費が不足していたからではなく、カーティスとレモンの女装がカラーで映ると非難の対象となるので、白黒にしたと語っている。
関係者曰く、現場でのトラブルの原因は99%モンローにあったと語っている。撮影当時はモンローの精神状態が不安定で、遅刻を繰り返し、撮影所に来ても楽屋から出てこないなどの奇行が続いた。(中略)撮り直しをする度に演技が良くなっていき、撮影が終了して帰りかける頃になると、誰よりも元気であったという。(中略)撮影現場は混乱を極めた。ワイルダーも撮影後に「マリリンとはもう二度と仕事をしたくない」と発言した。(ワイルダーは『七年目の浮気』撮影後も同様の発言をしており、彼女に辟易しつつもコメディエンヌとしての才能は認めていた。事実、モンローが死ぬ直前にも彼女の次回作の候補として3度目の監督作の企画が進んでいた。)ただし、この頃モンローは妊娠していたことと、夫(アーサー・ミラー)がワシントンで査問を受けていたことが重なって情緒不安定となっていたという見方もあった。
(↑ウィキペディアより)
原題
Some Like It Hot
受賞
第32回アカデミー賞(1960)
衣装デザイン賞 (白黒部門)
オリー・ケリー
ノミネートは他多数あり。
第17回ゴールデングローブ賞(1960)
作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
ジャック・レモン
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
マリリン・モンロー
英国アカデミー賞
男優賞 国外部門 ジャック・レモン
アメリカ映画協会
AFI選出『アメリカ喜劇映画ベスト100』第1位(2000年に選出)
一言あらすじ
禁酒法時代のシカゴ、闇経営のバーで楽器を演奏するジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)は、ガサ入れで職なしに。バーの経営者のギャングは、密告したギャングを虐殺(聖バレンタインデーの虐殺)。2人はその現場を目撃したことからギャングに命を狙われ、シカゴから逃げ出すため、女性だけの楽団員募集を知り、女装してフロリダに向かうが…
感想
多少ツッコミどころはあるものの、
そこはコメディ!問題なし!!笑
基本、終始安定して!?笑えるコメディ。
ストーリーもテンポ良く展開し、
ハラハラする場面が結構盛り込まれていて
飽きずにどんどん話は進んでいく。
女性楽団のメンバーとして、
マリリン・モンローが登場。
彼女が歌う、
『I Wanna Be Loved by You』は
あまりにも有名!!
キュートでセクシー炸裂です。
個人的には、
ハワード・ホークス監督の
『紳士は金髪がお好き』に登場する
マリリンのコメディアンヌとしての才能に
ビックリ仰天&大爆笑&ホレた!!ww
のだが、、、
本作はどちらかと言うと、
セクシーさの方が際立つかな。
(衣装しかり)
お話としては、
見所が随所にあって書ききれない!
面白いシーンがたくさんあるし、
ストーリーもテンコ盛りです。
私が一番好きなシーンは・・・
(軽~く、ネタばれ!?かな??)
ジェリー(ジャック・レモン)が女装して
ダフネ(ジャック・レモン)になるのだが、
逃亡先のフロリダで出会う
女装のダフネに目を付けちゃった、
大富豪の初老の男性
オズグッド(ジョー・E・ブラウン)が、
ダフネとダンスを踊るシーンから、
ダンス後のダフネの心境が・・・!!
これは中々他では見かけない展開!!!ww
超面白いし、
ジェリー(ダフネ)がいい人すぎる!!笑
あまりの人の良さに、
ファンになっちゃいます!笑
ジェリー(&ダフネ)を演じたジャック・レモンが
多くの賞を受賞したのがわかりますね。
そして、
その大富豪のオズグッド、
最初、変態か!?とか思ったけど、、爆
実は、懐深い紳士だった!!w
こちらもすごく良い人でした!
何気にお似合いのふたり!!笑
ちなみにこのシーンは
数ある名シーンのひとつに過ぎません!
ぜひ、実際にご覧いただきたいですね!
(2022年動画鑑賞15本目)
スタッフ
監督・製作:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
原作:R・ソーレン
音楽:アドルフ・ドイッチェ 撮影:チャールズ・ラング 編集:アーサー・P・シュミット
配給:ユナイテッド・アーティスツ
キャスト
マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモン、ジョージ・ラフト、パット・オブライエン、ジョー・E・ブラウン、ネヘマイア・パーソフ、ジョーン・ショウリー、他