鑑賞記録(2022.6.29)
イングマール・ベルイマン監督
『魔術師』1958
『魔術師』1958/101分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード
U-NEXTの視聴期限間近の為、鑑賞
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが、魔術師の旅芸人一座と彼らのトリックを暴こうとする役人たちが繰り広げる騒動を描き、ベルイマン初期の到達点とされる傑作喜劇。(中略)ベルイマン作品の常連俳優マックス・フォン・シドーとイングリッド・チューリンがフォーグラーとその妻を演じた。(映画.comより)
科学とオカルトが対決するどこかシニカルな展開。恋物語やサスペンスも織り交ぜつつ、神秘的な喜劇にまとめていくイングマール・ベルイマン監督の手腕がさえる。(U-NEXT本作見どころより)
怪奇現象、超能力、交霊術…といったオカルト的要素に科学と呪術、芸術と権力などの二項対立をごった煮で凝縮し、愉快なエンタテイメントへと昇華した初期の到達点。旅廻りのマジシャンの一座と、彼らの見世物のトリックを見破ろうとする役人たちの一夜のいたちごっこを描く。ベルイマンが問う、芸術家とショー・ビジネスの正体。(ベルイマン生誕100年映画祭 作品紹介より)
受賞
ベネチア国際映画祭(第20回、1959年開催)
審査員特別賞:イングマール・ベルイマン
原題
Ansiktet
一言あらすじ
19世紀スウェーデン。魔術師フォーグラー率いる旅芸人一座が、ある町にたどり着く。暇を持て余していた領事エガーマンは彼らを屋敷に拘束し、警察署長や医師らの前で芸を披露させてそのトリックを見破ろうとするが……。(映画.comより)
感想
イングマール・ベルイマン監督の
『仮面/ペルソナ』(1966)が
面白かったので
U-NEXTの視聴期限が近付いた
本作を視聴。
(U-NEXTで視聴期限のあと、
また時間をおいて復活することがあります)
相変わらずモノクロの美しい映像。
私がモノクロ好きなんで、
特にそう見えるのかもしれない。
喜劇とされているが
正直、そこまで笑いの部分は
あまり感じ取れず。ww
どちらかというと
不思議な、奇妙な世界観で
奇術をネタにしているだけに
奇妙で不可思議な場面が
多々あるが、
そういうものと思って観ているから
特に違和感など無く・・・
権力者たちによる
興行の検問で
トリックを暴こうと
あれやこれや。
やはりベルイマン監督は
演出が独特なのが好き。
照明の使い方が面白かったりなど。
『仮面/ペルソナ』の主演
ビビ・アンデショーンも
メイドとして出演している。
(2022年6月38本目。本年度224本目)
スタッフ
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:グンナール・フィッシェル
音楽:エリック・ノードグレーン
美術:P・A・ルンドグレン
編集:オスカル・ロサンダー
他
キャスト
マックス・フォン・シドー
イングリッド・チューリン
グンナール・ビョルンストランド
ナイマ・ウィフストランド
ベント・エケロート
ビビ・アンデショーン
ビルギッタ・ペテルソン
他