鑑賞記録(2022.2.22)
濱口竜介監督
『不気味なものの肌に触れる』2013
@元町映画館
『不気味なものの肌に触れる』2013/54分/日本/カラー
今回は、『天国はまだ遠い』(2016年/38分)と、同時上映。
”構想途中の長編映画「FLOODS」の前日譚として撮りあげた中編ドラマ”らしいが、未だ「FLOODS」は世に出ていないようだ。頓挫したのかな・・・??
一言あらすじ
父を亡くした高校生の千尋(染谷将太)は、直也(石田法嗣)との不思議なダンスの練習にのめり込んでいる。ある日、千尋が一人練習しているところへ、直也と別れた女子高生が見に来ていて・・・
感想
不思議な世界。
後の
『ハッピーアワー』(2015)でも
本作品と似たような
ボディーセッション??的なものが登場するが
本作品ではダンスと言われている。
でも、
いわゆるダンスではない。
(先日観た『名付けようのない踊り』の田中泯さんを思い出した。でも彼は一人で踊るイメージ)
相手に反応して、
カラダを近づけたり離したり。
触れはしないように
ギリギリを探っていく。
相手を感じながら。
不思議な時間。
目に見えない何かが
二人の間を漂う様に。
本来、このお話は
長編に繋げるための中編らしく
後半終わり間際に事件が勃発!!
続編撮るつもりで撮られたらしいが、
未だ続編はない・・・
私としては続きは観たいが、
本作の公開が2013年で、
現時点で2022年。
もう10年近く経っちゃってます。
これはもう実現しなさそうかな~
と、思いますね・・・
そう考えるとかなり実験的に作られたのかな~
十分に見応えはあったけど。
とりあえず、
濱口作品は
最低2回は観たいですね。ww
(2022年2月24本目。本年度61本目、映画館18本目)
スタッフ
監督:濱口竜介
脚本:高橋知由
撮影:佐々木靖之 音響:黄永昌 音楽:長嶌寛幸 振付:砂連尾理
他
キャスト
千尋:染谷将太
直也:石田法嗣
斗吾:渋川清彦
瀬戸夏実、村上淳、河井青葉、水越朝弓
他