鑑賞記録(2022.7.4)
アカデミー【主演男優賞】受賞!
サム・ウッド監督
『チップス先生さようなら』
1939 U-NEXT
『チップス先生さようなら』1939/114分/イギリス・アメリカ/モノクロ
ジェームズ・ヒルトンの同名小説を映画化。
本作がグリア・ガースンの記念すべき初出演映画となった。
チップスの64年間を当時34歳のロバート・ドーナットが一人で演じている。
(ロバート・ドーナットは)1939年、クラーク・ゲーブルやローレンス・オリヴィエやジェームズ・スチュワートといった強力な対抗馬を抑えて、『チップス先生さようなら』でアカデミー主演男優賞を受賞した。しかし、その後は舞台を中心に活動し、慢性的な喘息にも悩まされたことから、30年近いキャリアがありながらも、映画出演数が20本と極めて少ない。ハリウッドを好まず、ドーナットが生涯で出演した映画作品のうち、唯一自身が渡米して撮影されたのは1934年の『巌窟王』のみで、『ロミオとジュリエット』などのその他のハリウッド作品は出演依頼を断っている。
(↑ウィキペディアより)
受賞
アカデミー賞(第12回、1940年開催)
主演男優賞:ロバート・ドーナット
他
原題
Goodbye, Mr. Chips
一言あらすじ
1928年のイギリス。83歳のチッピング(ロバート・ドーナット)は、15年も前に教師を退職しているが、これまでずっと学校と関わりを持ってきた。そんな彼が、教師生活をスタートさせた1870年から過去の教師生活や出来事を回想していく・・・
感想
一人の教師の始まりから、
人生の終盤までを描く。
ほぼおじいちゃんの時間帯が多いが
当時34歳のロバート・ドーナットが
演じている。
ヒョロッとした出立ちは
本当におじいちゃんみたい!
ちょっと残念なのは、
イケメン姿が
ほとんど見られないという!!笑
教師という生き方に
人生を捧げた
一人の老人の物語。
以下、ネタバレ含みます・・・
特に
素敵な場面は、
真面目で堅物なチッピングが
キャシーと出会い、結婚して
素敵な奥さんキャシーのおかげで
チッピングが大きく変化していくところは
とっても素敵で
なんだかほっこりします。
良妻がそばに居てくれると
良い影響が生まれますね。
もちろん真面目で素直な
チッピングの性格もあってのことですが。
ちなみに
チップスとは、
キャシーがつけた愛称です!
この出会いのおかげで
グッと愛される教師に変貌していくチップス。
キャシーあってのチップス先生です。
ただ、、、
とあることが起こりますが・・・
教師を続けていく中で
祖父や父、息子など
何世代にも渡り
教師として関わっていきます。
かなり長い期間のお話なので
一つ一つのお話は深掘りされていませんが
戦争なども勃発し、
色んな出来事が起こります。
生徒たちを自分の子供のように愛した
チップス先生。
素敵で優しく
ユーモラスな先生のお話です。
(2022年7月7本目。本年度233本目)
スタッフ
監督:サム・ウッド
脚本:ロバート・C・シェリフ、クローディン・ウェスト、エリック・マシュウィッツ
原作:ジェームズ・ヒルトン
撮影:フレディ・ヤング
音楽:リチャード・アディンセル
編集:チャールズ・フレンド
製作:ヴィクター・サヴィル
配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)
他
キャスト
チャールズ・E・チッピング(チップス先生):ロバート・ドーナット
キャサリン・M・エリス(キャシー):グリア・ガースン
ジョン・コリー/ピーター・コリー1世/ピーター・コリー2世/ピーター・コリー3世(ブルックフィールド・スクールの生徒、コリー家4世代の少年時代):テリー・キルバーン
青年期のピーター・コリー2世:ジョン・ミルズ
ステュフェル:ポール・ヘンリード
フローラ(キャサリンのオーストリア旅行に同行する女性):ジュディス・ファース
ウェザビー(1870年時のスクールの校長先生):リン・ハーディング
チャタリス(1890年代のスクールの校長先生):ミルトン・ロスメル
マーシャム(1928-33年時のスクールの校長先生):フレデリック・レイスター
ウィケット夫人:ルイーズ・ハンプトン
ラルストン(1909-14年時のスクールの校長先生):オースティン・トレヴァー
ジャクソン(1928年に着任するスクールの教師):デビッド・ツリー
モーガン大佐(チップスに校長就任を要請する軍人):エドモンド・ブレオン
ヘレン・コリー(ピーター・コリー2世の妻):ジル・ファース
ジョン・コリー卿(1909-14年時のスクールの理事長):スコット・サンダーランド
他