鑑賞記録(2022.3.29)
ルネ・クレール監督
『ル・ミリオン』1931
『ル・ミリオン』1931/81分/フランス/モノクロ・スタンダード
フランスの巨匠ルネ・クレールのトーキー第二作目のミュージカルコメディ。
(一作目は『巴里の屋根の下』1930)
原題
Le Million
一言あらすじ
貧しき芸術家に宝くじが当たった!しかし、肝心の当たりくじの行方が・・・ドタバタミュージカルコメディ!
感想
個人的には
以前観た同監督の
『巴里の屋根の下』(1930)より
こちらの方が好き!!ww
おとぎ話の様なセットから始まり、
途中でも大いに美しく素敵な場面が!
コメディ的な部分も多数あり。
以下、ネタバレあり。
人物としては、
貧しい芸術家2人が
私に言わせると、、、
どちらもありえない性格~~!!ww
2人とも人格に難ありだと思うが、、爆
コメディなんでまぁ
そこはネタの範囲内です。ww
人格はともあれ
ドタバタコメディなんで
次はどうなる!?
というのと、
あぁ~~!!
やっぱそうは問屋が卸さないよね!
といった感じで
お話は進んでいく。
目を引く印象的な場面は
劇中のオペラ劇の
舞台上でのシーン。
最高に美しく、
本当におとぎ話を実写したような
素敵な場面。
総じて全体的に
演出が私の好みでした!
ベタなコメディ感など含め
好きです!笑
ラストーーーー
♪この世はお金がすべてじゃないけれど
お金はやっぱり ありがたい
百万長者になれて
悪い気はしないはず
お金がすべてじゃないと
インテリは貧乏人に言う
でも その言葉よりも
お金の方がありがたい♪
そ、その通りだぁーーー!!!!www
愉快なお話でした。
1930年代初頭に
このクオリティ。
さすが巨匠です!!!
(2022年3月38本目。本年度109本目)
スタッフ
監督・脚本:ルネ・クレール
原作戯曲:ジョルジュ・ベル、マルセル・ギュモー
撮影:ジョルジュ・ペリナール 美術:ラザール・メールソン
音楽:アルマン・ベルナール、フィリップ・バレス、ジョルジュ・バン・パリス
他
キャスト
ベアトリス:アナベラ
ミシェル・ブフレット:ルネ・ルフェーブル
プロスペール:ルイ・アリベール
チューリップおやじ(Crochard):ポール・オリビエ
ヴァンダ:ヴァンダ・グレヴィル
他