鑑賞記録(2022.2.17)
ルネ・クレマン監督
アラン・ドロン出世作の大ヒット映画
『太陽がいっぱい』
1960 U-NEXT
ルネ・クレマン監督(主な国際的な映画祭での受賞)
1946年:『鉄路の闘い』 – カンヌ国際映画祭・国際審査員賞、監督賞
1947年:『海の牙』 – カンヌ国際映画祭・冒険探偵映画賞
1949年:『鉄格子の彼方』 – カンヌ国際映画祭・監督賞
1952年:『禁じられた遊び』 – ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞
1954年:『しのび逢い』 – カンヌ国際映画祭・審査員特別賞
1956年:『居酒屋』 – ヴェネツィア国際映画祭・国際映画評論家連盟賞
1983年:セザール賞・名誉賞
(ウィキペディアより)
『太陽がいっぱい』1960/117分/フランス・イタリア/カラー
パトリシア・ハイスミスの小説『The Talented Mr. Ripley(才人リプリー君)』(邦題は『太陽がいっぱい』または『リプリー』)が原作。ルネ・クレマン監督の代表作と言われる。
ロケ地は、オールイタリアロケ。
ラストは映画オリジナル。
1999年にマット・デイモン主演で、映画『リプリー』が公開。これは『太陽がいっぱい』の再映画化だが、原作により忠実に映画化されている。しかし後半の展開が微妙に違っている。
(ウィキペディアより)
原題
Plein Soleil
一言あらすじ
貧しい青年トム(アラン・ドロン)は、大富豪の放蕩息子フィリップ(モーリス・ロネ)をアメリカに連れ戻すため雇われたが、彼はイタリアから離れようとしない。フィリップが帰らないのでトムはクビになり、金もないのでそのままフィリップに付いて遊びまわる。そんな中、フィリップの恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)と3人でフィリップの船で出かけるが・・・
感想
『危険がいっぱい』(1964)を
先に観てしまったので、
これは『太陽がいっぱい』も
観なければと思い、鑑賞。
同じくサスペンスだが、
先に作られた本作がカラーで
後の作品がモノクロ。
どちらもアラン・ドロンは
役どころとして
全然、好青年とかじゃない!!ww
アラン・ドロンの作品を
ちゃんと見たことがなかったので
意外だったが、
面白かった。
原作を読んでいないが、
ラストは原作と違うようだ。
続編を作った原作と、
続編を作らない映画と考えると、
それぞれのラストは納得。
昨日観た『危険がいっぱい』は
あまり有名ではないようだが、
こちらも中々面白いラストだったし、
今回の作品も、
どちらともとれるラストだっただけに、
そっちか~~!と、なった。
あと、
フィリップの放蕩息子っぷりが
わかりやすく描かれていると思います。
だいぶ、やんちゃwww
(更に、ただやんちゃなだけじゃないし・・)
以下、ちょいとネタばれたが・・・
船に絡むオチは、
え~!そうなったらさすがに気付くんじゃないの!?
とツッコミ入るところなのと、
これは御愛嬌として見れるが、
途中も全部素手だし・・・ww
よく考えられているとは思うが、
色々、現在の刑事ものなんかを見てるから
丸くまとまらない方が、
リアルではあるかなと・・・・
好みの問題ですかね??
基本、先がどうなるのかと
気になりながら観られた。
しかし、
基本主要キャストは
特に美男美女です。
だいぶ前に
『禁じられた遊び』(1952)を観たけど、
それとはだいぶ雰囲気が違い、
商業映画的に楽しめる本作となっています。
(2022年2月18本目。本年度55本目)
スタッフ
監督:ルネ・クレマン
脚本:ポール・ジェコブ、ルネ・クレマン
原作:パトリシア・ハイスミス
音楽:ニーノ・ロータ 撮影:アンリ・ドカエ 編集:フランソワーズ・ジャヴェ 製作:ロベール・アキム、レイモン・アキム
他
キャスト
トム・リプレー:アラン・ドロン
マルジュ・デュヴァル:マリー・ラフォレ
フィリップ・グリーンリーフ:モーリス・ロネ
リコルディ:エルノ・クリサ
フレディ・マイルズ:ビル・カーンズ
オブライエン:フランク・ラティモア
ジャンナ:アヴェ・ニンチ
ベルギーの女性:ヴィヴィアーヌ・シャンテル