鑑賞記録(2022.6.1)
アカデミー賞2部門受賞作!
アルフレッド・ヒッチコック監督
『レベッカ』1940
『レベッカ』1940/130分/アメリカ/モノクロ
英国で活動していたヒッチコックの渡米第一作。(ウィキペディアより)
鬼才アルフレッド・ヒッチコックが「風と共に去りぬ」で知られる名プロデューサー、デビッド・O・セルズニックに招かれ製作した。(映画.comより)
原作は、ダフニ・デュ・モーリエの小説『レベッカ』(ウィキペディアより引用抜粋)
受賞
アカデミー賞(第13回・1941年開催)
最優秀作品賞:デヴィッド・O・セルズニック
撮影賞(白黒部門):ジョージ・バーンズ
上記、2部門受賞
原題
Rebecca
一言あらすじ
南仏のリゾート・モンテカルロで“わたし”(ジョーン・フォンテイン)は、前妻を亡くしたイギリス人の富豪マキシム・ド・ウィンター(ローレンス・オリヴィエ)と出会い結婚し、マキシムの邸宅のあるイギリスへ共に戻ることに。新たな生活を始めたが、そこには前妻の面影が未だ強く残っていて・・・
感想
ヒッチコック監督の
渡米1作目にして
アカデミー賞受賞作。
さすが、
全体通して
とてもよく出来ている。
私の想像では追いつかない
展開が待ち受けていた。
いつもの如く
前情報なしで鑑賞したが、
始まりのシーンは
ちょっと
『市民ケーン』(1941)を思い出したが
本作の方が1年早く製作されている。
『レベッカ』という題名から
人名だとは承知の上だったが、
そういうことか!と。
しかも、
題名になるだけあって
お話における存在感。
これはぜひ
ご覧になって確かめて頂きたいですね。
心理面を巧妙に操るように
演出や撮影方法も
工夫されています。
個人的には
そこで終わるのか~!
と、思いつつ、
はた、と、
それも題名が
『レベッカ』だからかな!?
と、勝手に
なるほど納得の結末です。
そして、
脱線しますが、
ローレンス・オリヴィエが
男前で!!ww
ジョーン・フォンテインも
美しい!!
役では、
垢ぬけない田舎娘っぽく扱われますが
十分お綺麗ですけど~!!ww
と、言いたくなりますが、
それ以上の見えない存在が・・・ですね
個人的には
ヒッチコック監督作は
『バルカン超特急』(1938)が
結構お気に入りです。
(観た時、まだ鑑賞記録を付けていませんでした。)
ツッコミどころはありつつも
茶目っ気たっぷりな
ユーモアを織り交ぜた感じが
なんとも好きな理由です。
お話含め全体の完成度は、
本作の方が良く出来ていると思いますが、
完全に好みの問題ですね。ww
ヒッチコック監督、
シリアスなバシッと決まったサスペンスに
どんどんなっていくイメージがありますが
個人的には、
『バルカン超特急』位に
もうちょっとふざけてくれないかな~!?ww
(え!?ふざけてない!?)
と、まだ観ぬ作品に
淡い期待を抱きつつ・・・
名作を次々に生み出した
巨匠の作品
まだまだ未鑑賞のものも多いので
これから徐々に観ていきたいと思います。
(2022年6月1本目。本年度187本目)
スタッフ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ロバート・E・シャーウッド、ジョーン・ハリソン
原案:フィリップ・マクドナルド、マイケル・ホーガン
原作:ダフネ・デュ・モーリア
製作:デビッド・O・セルズニック
撮影:ジョージ・バーンズ
美術:ライル・ウィーラー
音楽:フランツ・ワックスマン
編集:W・ドン・ヘイズ
製作会社:セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ
配給:ユナイテッド・アーティスツ
他
キャスト
マキシム・ド・ウィンター:ローレンス・オリヴィエ
マリアン(私):ジョーン・フォンテイン
ダンヴァース夫人(マンダレイの家政婦長):ジュディス・アンダーソン
ジャック・ファヴェル(レベッカの従妹):ジョージ・サンダース
ベアトリス・レイシー(マキシムの姉): グラディス・クーパー
ジャイルズ・レイシー少佐(ベアトリスの夫): ナイジェル・ブルース
フリス(マンダレイの最も古い執事): エドワード・フィールディング
他