鑑賞記録(2022.4.1)
ハワード・ホークス監督
『リオ・ブラボー』1959
『リオ・ブラボー』1959/135分/アメリカ/カラー
2021年11月23日に札幌で行われた、濱口竜介監督が特別講演ゲストで『映画へと導く映画』というイベントがあり、私は現地に行き、参加した。その際に、『濱口竜介監督が語りたい!傑作映画リスト』を配布して下さったのだが、選びに選ばれたであろう、20作品のうちのひとつが本作。(もちろんオススメはこれだけにとどまらないだろうが、今回はこの20本を載せたようだった)
多くの傑作を残す名コンビ、ハワード・ホークスとジョン・ウェインの代表作。(U-NEXT見どころより)
原作はB・H・マッキャンベルの短編小説(ウィキペディアより)
本作はフレッド・ジンネマンの『真昼の決闘』に描かれた保安官の姿に不満を持ったハワード・ホークスとジョン・ウェインが『真昼の決闘』へのアンチ・テーゼとして制作したといわれている。 力強い保安官と彼を助ける仲間たちを描いた、歌あり、恋ありの痛快西部劇である。(ウィキペディアより)
歌手としても有名なディーン・マーティンとロックンロール歌手であるリッキー・ネルソンが二人で『ライフルと愛馬』を歌うシーンがある。 『ライフルと愛馬』は本作と同じくハワード・ホークス監督、ディミトリ・ティオムキン音楽、ジョン・ウェイン主演、ウォルター・ブレナン助演の1948年の映画『赤い河』で使用された曲である。(ウィキペディアより)
原題
Rio Bravo
一言あらすじ
保安官のチャンス(ジョン・ウェイン)は、札付きの悪で殺人犯のジョー(クロード・エイキンス)を現行犯逮捕したが、一帯を牛耳る富豪でジョーの兄、バーデット(ジョン・ラッセル)が手下に周囲を囲ませ、殺し屋を何人も雇い奪還を図ってくる。司法執行官が到着するまでの間、チャンスは少ない仲間と守りきることができるか・・・
感想
ハワード・ホークス監督の
『赤い河』(1948)も
濱口竜介監督がオススメする映画として
札幌『映画へと導く映画で』で上映され
鑑賞したが、
それに引き続き
オススメの本作。
まさに
エンタテインメント西部劇!
笑いあり、アクションあり、
人物のドラマあり、
ロマンス、音楽など
全てがそろった
痛快西部劇。
特に素晴らしいと思うのは、
キャラクターそれぞれに
なにかしらの
影となるような過去があり
人物に対する愛着というか
親近感のようなものを
私は覚えた。
人生生きてりゃ色々ある。
それをじわっと感じながら
お話は進む。
冒頭、一瞬意味不明で
??っとなったが
その理由も明らかとなる。
そして
歌手でもある二人が、
上手いんだな~、歌。
(歌手だからそうだろうけども)
特に、
デュード演じる
ディーン・マーティン!
歌声に惚れ惚れしますね。
あと、
スタンピー演じる
ウォルター・ブレナンが最高!!ww
いちいち、ウケちゃいました!笑
すごい良いキャラ。
全体的にしっかりまとまっていて
ラストも良いですね。
王道的です。
すんごい遠くの敵を
銃一発で一撃!!!!
というイリュージョンみたいな
ところを除けば
特に変なツッコミどころはなく。
(もはやその一撃も全然ありです)
個人的には、
結構色々笑えて、
微笑ましいところも
ハラハラもありで
面白かったです。
また改めて
再鑑賞したいところですね。
(2022.4月1本目。本年度112本目)
スタッフ
監督:ハワード・ホークス
脚本:ジュールス・ファースマン、リイ・ブラケット
原作:B・H・マッキャンベル
音楽:ディミトリ・ティオムキン 撮影:ラッセル・ハーラン 編集:フォーマー・ブラングステッド
製作:ハワード・ホークス 配給:ワーナー・ブラザース
他
キャスト
ジョン・T・チャンス:ジョン・ウェイン
デュード:ディーン・マーティン
コロラド:リッキー・ネルソン
フェザーズ:アンジー・ディキンソン
スタンピー:ウォルター・ブレナン
パット・ホイーラー:ウォード・ボンド
ネイサン・バーデット:ジョン・ラッセル
ジョー・バーデット:クロード・エイキンス
ハロルド:ハリー・ケリー・Jr
カルロス:ペドロ・ゴンザレス=ゴンザレス
他