鑑賞記録(2022.1.21)アカデミー賞受賞の感動作!キング・ヴィダー監督『チャンプ』1931年 U-NEXT

鑑賞記録(2022.1.21)

アカデミー賞受賞の感動作!!

『チャンプ』1931年 U-NEXT

『チャンプ』1931/86分(U-NEXT版)/アメリカ/モノクロ・スタンダード

原題

The Champ

受賞

アカデミー賞(第5回、1932年)

原案賞:フランシス・マリオン

主演男優賞:ウォーレス・ビアリー

 

一言あらすじ

元ボクシングチャンピオンの父・アンディ(ウォーレス・ビアリー)と、その息子・ディンク(ジャッキー・クーパー)の物語。かつてはボクシングチャンピオンだったが、今は落ちぶれ酒やギャンブルに溺れるアンディ。そんな父を息子は”チャンプ”と呼び支え続け、貧しくも楽しく暮らしていた。そんな中、生みの母と再会し、さらに次の試合が決まるが・・・

 

感想

笑いあり、

涙ありの感動作!!

 

笑って、泣いて

大いに楽しめた作品でした。

 

まぁなんと言っても

子役のディンクを演じる

ジャッキー・クーパーでしょう!!

 

アカデミー賞は、

元チャンプの父、

アンディ役のウォーレス・ビアリーが

主演男優賞を受賞していますが、

 

これは、

ディンクの働きなくしてあり得ません。

 

当時、弱冠9歳の堂々たる演技。

 

私は、子供が準主役的なお話、

結構好きなことが多いと思う。

 

 

ちょっと思うのは、

この時代のアメリカ映画の子役って

ザッツ・アメリカン!!

な演技が多い気がするけど・・・笑

 

 

しかし、

父親を”チャンプ”と呼び続け、

甲斐甲斐しくお世話する様は

なんともほほえましく、

とても面白い画。

 

 

着替えのシーンも最高!笑

 

オヤジのダメっぷりたるや!!ww

 

 

先日観た、

『魚影の群れ』

(相米慎二監督作)の中で

 

娘の夏目雅子さんが、

父の緒方拳さんを

かなり同じように着替えさせるが、

(設定は違うが、状況は近いものがある)

 

年頃の娘と、幼い息子だと

 

やっぱり結構、

印象が違う。

 

これは機会があれば、

見比べて頂きたいですね。

 

 

わりと短いながらに

お話も充実。

 

ストーリー展開も飽きさせず、

観客を最後まで

惹きつけることができる作品だと思う。

 

 

これは名作ですね!!

 

ぜひ、ご覧くださいまし。

 

(2022年動画鑑賞25本目)

 

スタッフ

監督:キング・ヴィダー

原作・脚本:フランセス・マリオン

台詞:レナード・ブラキスンス

音楽:アーヴィング・バーリン 撮影:ゴードン・アヴィル 

配給:MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)

 

キャスト

チャンプ(アンディ):ウォーレス・ビアリー

ディンク:ジャッキー・クーパー

リンダ:アイリーン・リッチ

スポンジ:ロスコー・エイツ

ティム:エドワード・ブロフィ

トニー:ヘイル・ハミルトン

マーシャ・メイ・ジョーンズ、他