鑑賞記録(2022.6.30)アカデミー賞【撮影賞】受賞!イングマール・ベルイマン監督『叫びとささやき』1973 U-NEXT

鑑賞記録(2022.6.30)

アカデミー賞【撮影賞】受賞!

 

イングマール・ベルイマン監督

叫びとささやき』1973

U-NEXT

 

『叫びとささやき』1973/91分/スウェーデン/カラー/ビスタ

U-NEXTで視聴期限の為、鑑賞

19世紀末のスウェーデンの大邸宅。優雅な生活を送る上流階級の3人姉妹と召使。4人の女性のそれぞれの愛と孤独、生と性の断片を強烈な赤のイメージで抉り出し、まさにベルイマン芸術のエッセンスが花開いた名作。トリュフォーが絶賛し、アメリカでのベルイマンの最大のヒット作となった。(ベルイマン生誕100年映画祭公式HP 作品紹介より)

 

受賞

アカデミー賞(第46回、1974年開催)

撮影賞:スヴェン・ニクヴィスト

カンヌ国際映画祭(第26回、1973年開催)

フランス映画高等技術委員会賞:イングマール・ベルイマン

 

他、多数

 

原題

Viskninger Och Rop,

(英題:Cries and Whispers)

 

一言あらすじ

19世紀末のスウェーデンの大邸宅を舞台に、4人の女性の愛と孤独、生と性を強烈な色彩で描いた人間ドラマ。(映画.comより)

 

感想

強烈で見事な赤と白。

 

 

真っ赤な部屋に

白い衣装。

 

 

目も眩むほどの色調に

驚きつつ、

 

 

これまでに観たことのない

美しさ。

 

 

 

三人の姉妹と、

一人の召使。

 

 

彼女たちのそれぞれの

 

過去の記憶の一部と

現在の一部を映し出す。

 

 

 

個人的には

病の次女が

 

私の亡き母のように見えて

正直、観ていて辛かったが、

 

 

その点や

痛い描写が怖いかった点を除けば

 

(といっても痛いのは1か所だけ。

しかもそんなの描写はキツクないが、

私がビビりで痛いのエグイの超苦手なので)

 

 

映像美、演出など

 

素晴らしい作品だと思う。

 

 

 

個人的な感情により

もうあまり観るのはしんどいが

 

 

名だたる巨匠が敬愛するのも

頷ける独創性。

 

 

私も監督のファンになりました!!

 

 

 

ングマール・ベルイマン監督、

また映画館でやってほしいです!

 

 

『野いちご』が観たい!!

 

 

(2022年6月39本目。本年度225本目)

 

スタッフ

監督・脚本・製作:イングマール・ベルイマン

撮影:スヴェン・ニクヴィスト

編集:シブ・ラングレン

美術:マリク・ボス

音楽:シャーリ・ラレテイ(ショパン作曲「マズルカ イ短調 作品17-4」)、ピエール・フルニエ(バッハ作曲「組曲第5番ハ短調 より サラバンド」)

 

キャスト

カーリン(長女):イングリッド・チューリン

アグネス(次女):ハリエット・アンデルセン

マリア(三女):リヴ・ウルマン

アンナ(アグネスの召使):カリ・シルヴァン

フレドリック(カーリンの夫):ヨールイ・オーリン

ヨアキム(マリアの夫):ヘニング・モリッツェン

医師:エルランド・ヨセフソン

牧師アンデルス・エク