花を飾る
先月末、母の月命日に
久しぶりに、花を飾った
以前、ちょっと片付けをしていたら
母の花瓶を見つけた
群青色の切子ガラスの花瓶
それを思い出して
その花瓶に
買ってきた切り花を飾る
花はもう日が経つので
枯れてしまったものは取り除きつつ
少なくなりつつも
なんとか頑張って咲いている花達を残している
もうそろそろ
終わりに近づいているようだけれど
人も花も
生命はみな
いつかは終わる
今のところは、みな等しく
必ず終わりがやって来る
枯れてしまうのは寂しいけれど
今、こうして咲いてくれて
美しい癒しを与えてくれる
小さな生命を感じながら
感謝して
そしてまた
新たな花を迎えよう
花のある空間は
いつだって美しい