2023年3月の映画鑑賞記録まとめ
【作品名 製作年/上映時間/製作国/監督/鑑賞方法】
【原題、使用言語、etc】
1.『大菩薩峠』1960/105分/日本/三隅研次/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/原作:中里介山/脚本:衣笠貞之助/撮影:今井ひろし/出演:市川雷蔵、他
My MEMO:大映映画祭にて。市川雷蔵さん、こんな役柄も演じてたんですね!っていう。ダークヒーロー的な!?三部作の第一作目。ガッツリ途中で終わるw。
2.『大菩薩峠 竜神の巻』1960/90分/日本/三隅研次/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/原作:中里介山/脚本:衣笠貞之助/撮影:今井ひろし/出演:市川雷蔵、他
My MEMO:大映映画祭にて。↑に、引き続き鑑賞。三部作の第二作目。前作のラストから、んん??ちょっと辻褄が合わないくない?という始まり方だけど、まぁサラッとそこは流しますw。中村玉緒さんが二役演じます。
3.『大菩薩峠 完結編』1961/98分/日本/森一生/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/原作:中里介山/脚本:衣笠貞之助/撮影:本多省三/出演:市川雷蔵、他
My MEMO:大映映画祭にて。↑に、引き続き3本連続鑑賞。監督が、三隅監督から森一生監督に。三部作の完結編。結構お話が最初から入り組んでいて、龍之介(雷蔵さん)以外のお話、そんないるかな??とちょっと思うところあるけれど、微妙に繋がりはあるので、一概には言えないが。なんとまさかの中村玉緒さんが三役目で登場した時には、ビビったw。冒頭に全二作の振り返りがあって、お優しいw。しかし、まさかの終わり方・・・w
4.『ちひろさん』2023/131分/日本/今泉力哉/NETFLIX
(日本語)カラー/出演:有村架純、他/監督過去作『愛がなんだ』(2018)『街の上で』(2019)『猫は逃げた』(2021)『窓辺にて』(2022)
My MEMO:監督の、ゆっくり丁寧に呼吸するようなテンポ感、というような辺りが好きな感じでした。キャラクターたちも愛らしい。
5.『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』2023/140分/アメリカ/ダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)/OSシネマズ・ミント神戸
原題:『Everything Everywhere All At Once』(英語)カラー/ビスタ/5.1chデジタル/出演:ミシェル・ヨー(エブリン)、他
My MEMO:初日鑑賞!予想通りに面白かった!!!オリジナリティ溢れる演出が素敵!型にハマらない感じがいい。ふざけてる!?のに、泣かされた!MCU的マルチバースの世界観と、身近な世界観の物語を見事に融合させ、超アクションエンタメとなっている!!翌日、パンフレット購入。
6.『フェイブルマンズ』2023/151分/アメリカ/スティーブン・スピルバーグ/OSシネマズ・ミント神戸
原題:『The Fabelmans』(英語)カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル/出演:ガブリエル・ラベル(サミー)、他
My MEMO:公開2日目に鑑賞。巨匠スピルバーグ監督作ですが、面白いだろうけど、実はそこまで期待していなかった本作でしたが・・・やはり、巨匠はやってくれます!!!フィルムに興味津々の私としては、面白い場面多数で、それだけでも眉唾物ですが、そんな点に興味がなくても、お話としてもしっかりと人を惹きつける力がある作品だと思いました!色々と、グッと来ました!!!『エブ・エブ』と共に、パンフレット購入。
7.『剣鬼』1965/83分/日本/三隅研次/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/脚本:星川清司/原作:柴田錬三郎/撮影:牧浦地志/主演:市川雷蔵、他
My MEMO:冒頭の”画”、なるほどです!毎度、センスが光ります。スコープサイズの時代劇で、ここまで上手く”画”をキメてくる監督、他にいたら教えてほしいと思いますね(完全に好みの問題かもしれませんが)。今のところ、日本映画界で一番好きな構図(と演出)を見せてくれる監督です。ただ、連日の睡眠不足により、途中、一瞬記憶が・・・汗
8.『斬る』1962/71分/日本/三隅研次/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/脚本:新藤兼人/原作:柴田錬三郎/撮影:本多省三/出演:市川雷蔵、他
My MEMO:コーヒー飲んだら眠気もスッ飛び、バッチリ鑑賞(↑前作鑑賞前から飲んでおけば良かった)。またしても冒頭が超カッコいい!!!いつ観ても惚れ惚れする”画”でキメてくれる三隅研次監督!!個人的には、前半が特に面白かったですね。
9.『無法松の一生』1943/80分/日本/稲垣浩/シネ・ヌーヴォ
(日本語)モノクロ/スタンダード/脚本:伊丹万作/原作:岩下俊作/撮影:宮川一夫/出演:阪東妻三郎、他
My MEMO:1週間ぶりの映画鑑賞になってしまった!戦時下の大ヒットとあり、興味があってやっと鑑賞することが出来た。平和なお話。併映の短編ドキュメンタリー『ウィール・オブ・フェイト〜映画「無法松の一生」をめぐる数奇な運命』も上映され、より一層、本作の当時の重要性や色々大変なことがわかって良かった。
10.『薄桜記』1959/110分/日本/森一生/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/脚本:伊藤大輔/原作:五味康祐/撮影:本多省三/出演:市川雷蔵、勝新太郎、他
My MEMO:カツライス!共演作品。
11.『トスカーナの小さな修道院』1988/57分/フランス/オタール・イオセリーニ/シネ・リーブル神戸
原題:『Un Petit Monastere en Toscane』字幕なし。カラー/ドキュメンタリー
My MEMO:オタール・イオセリーニ映画祭〜ジョージア、そしてパリ〜にて。トスカーナ地方にある修道院と、村の人々の暮らしが描かれる。
同時上映『ある映画作家の手紙。白黒映画のための七つの断片』1982/21分/フランス/モノクロ/原題『Lettre d`un Cineaste.Sept Pieces pour Cinema Noir et Blanc』パリに拠点を移し製作された初めての作品だそうで、イオセリーニ自身も演じている。
12.『ブローニュの森の貴婦人たち』1944/86分/フランス/ロベール・ブレッソン/Cinema KOBE
原題:『Les Dames du Bois de Boulogne』(フランス語)モノクロ/デジタルリマスター版/原作:ドゥニ・ディドロ/台詞監修:ジャン・コクトー
出演:ポール・ベルナール、マリア・カザレス、エリナ・ラブルデット、他
My MEMO:没後60年、ジャン・コクトー映画祭にて。本作は監督・脚本・脚色はロベール・ブレッソンだが、台詞監修がジャン・コクトー。男女の仲とは、ややこしい・・・
13.『詩人の血』1932/50分/フランス/ジャン・コクトー/Cinema KOBE
原題:『Le Sang d’un poète 』(フランス語)モノクロ/デジタルリマスター版/衣装:ココ・シャネル
出演:エンリケ・リベロ、エリザベス・リー・ミラー、他
My MEMO:かなりの実験的映画。意味やら、何やらを考えることが無意味に思える・・・w
14.『小さき麦の花』2022/133分/中国/リー・ルイジュン/シネ・リーブル神戸
原題:『隠入塵煙 』英題:『Return to Dust』(中国語)カラー
出演:ウー・レンリン、ハイ・チン、他
My MEMO:生きること、生活、お金、幸せ・・・それらについて多くを考えさせられる。大切なものとは、何なのか・・・静かだけど、とても力強さを感じましたね。
15.『コンペティション』2021/スペイン・アルゼンチン/ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン/シネ・リーブル神戸
原題:『Competencia oficial』(スペイン語)カラー/スコープ/5.1ch
出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス、他
My MEMO:天才監督と、真逆のタイプの、二人の大物俳優。映画の撮影までのリハーサル現場で繰り広げられる驚きのエクササイズやメソッド!個人的には、ちょっとリアルで笑えました。ペネロペ演じる映画監督の心情もなんか、わかる!w
16.『そして光ありき』1989/106分/フランス・イタリア・ドイツ/オタール・イオセリアーニ/シネ・リーブル神戸
原題:『Et la Lumiere Fut』(言語)カラー/1989年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞。全編アフリカで撮影された異色作。
My MEMO:一見、最初はドキュメンタリー風だけど、フィクション。ちょいちょいシュールなコメディみたいな状況にw。森林伐採により、村に住めなくなる模様は、実際にありそうなお話。ややおとぎ話のような所もあり。ここにも監督がチラッと出演しているようですね。
17.『アイアンマン3』2013/131分/アメリカ/シェーン・ブラック/Disney+
原題『Iron Man 3』(英語)カラー/出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロウ、他
My MEMO:MCU作品としては『アベンジャーズ』に続いて第7作品目。また、「フェーズ2(第2シーズン)」の第1作目。段々と、トニー・スタークの感じにも慣れてきたw。そして結構笑えますね。久しぶりに、英語の映画でした。もうちょい英語の映画を観る頻度を増やそうかと思うけど、劇場公開映画で観たい作品がなぜか英語以外の言語の作品が続く・・・
18.『捜索者』1956/118分/アメリカ/ジョン・フォード/U-NEXT
原題:『The Searchers』(英語)カラー/出演:ジョン・ウェイン、ジェフリー・ハンター、ナタリー・ウッド、他
My MEMO:舞台は南北戦争が終わって3年後の1868年のテキサス。フォードは本作について「家族の一員になることの出来なかった一匹狼の悲劇」と評している。 (以上、ウィキペディアより)先日の『フェイブルマンズ』を鑑賞したので、ジョン・フォード作品を観てみようと鑑賞。馬の撮り方、抜群です。
19.『逆転のトライアングル』2022/147分/スウェーデン、ドイツ、フランス、イギリス/リューベン・オストルンド/シネ・リーブル神戸
原題:『Triangle of Sadness』(英語)カラー/シネスコ/5.1chデジタル/出演:ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン・クリーク、他
My MEMO:第75回(2022)カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』に引き続き、セレブのカオスが!w
20.『赤線地帯』1956/86分/日本/溝口健二/シネ・ヌーヴォ
(日本語)モノクロ/スタンダード/撮影:宮川一夫/出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、町田博子、他
My MEMO:大映映画祭にて(立て続け1本目)。さすがは世界の溝口!!全てが最高です。ストーリー、構図、キャラクター、展開、今まで観た溝口作品の中で、今のところ一番好きです!!
21.『刺青』1966/86分/日本/増村保造/シネ・ヌーヴォ
(日本語)カラー/スコープ/撮影:宮川一夫/出演:若尾文子、長谷川明男、他
My MEMO:大映映画祭にて(立て続け2本目)。もちらも素晴らしいショット!見事な構図で、完璧です!若尾文子さんが美しい〜〜!
22.『シン・仮面ライダー』2023/121分/日本/庵野秀明/OSシネマズ・ミント神戸
(日本語)カラー/スコープ/出演:池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、塚本晋也、他
My MEMO:庵野(エヴァ?)イズムです!CG系はやはり日本製作だと劣りますが、庵野監督のショットが好きですね。面白いです。入場特典でカード(2枚入り)もらいました。
23.『オットーという男』2022/126分/スウェーデン・アメリカ/マーク・フォースター/OSシネマズ・ミント神戸
原題:『A Man Called Otto』(英語)カラー/出演:トム・ハンクス、他
My MEMO:スウェーデンの映画『幸せなひとりぼっち』のリメイク版。トム・ハンクスはやっぱりキメてきますw。他のキャラも良い。
24.『赦し』2022/98分/日本/アンシュル・チョウハン/シネ・リーブル神戸
(日本語)カラー/出演:尚玄、MEGUMI、松浦りょう、藤森慎吾、他
My MEMO:加害者と被害者、その遺族。何気に美しいショットがちょくちょくあり。
25.『ダンケルク』2017/106分/イギリス、オランダ、フランス、アメリカ/クリストファー・ノーラン/U-NEXT
原題:『Dunkirk』カラー/出演:フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ローデン、ハリー・スタイルズ、他
My MEMO:クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2017年の戦争映画。第二次世界大戦のダンケルク大撤退が描かれている。第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞の8部門にノミネートされ、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞した。(ウィキペディアより)これはぜひ、IMAXで観たかったな〜〜!!
26.『マイティー・ソー:ダーク・ワールド』2013/115分/アメリカ/アラン・テイラー/Disney+
原題:『Thor: The Dark World』カラー/出演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、他
My MEMO:『マイティ・ソー』(2011)の続編となるシリーズ第2作。MCU作品としては『アイアンマン3』に続き、第8作品目。MCU作品、量子の話が面白い!よくわかってないけど!w。ソーのキャラも好き。頭悪くないけど、筋肉バカみたいに見えるところが好きですw。ちょいちょい笑えるシーンも。
2023年 鑑賞本数合計
3月合計26本。(内訳:映画館鑑賞21本。動画配信鑑賞5本)
2023年度合計74本。(内訳:映画館鑑賞52本。動画配信鑑賞22本)
感想
3月は大阪・九条にある
シネ・ヌーヴォさんで
大映映画祭があったため、
回数券を購入したこともあり、
日本映画を結構観ましたかね。
このところあまり時間が取れず
毎日の鑑賞は
もう出来ませんね・・・
そして、
Filmarksも退会したので
完全に自由気ままに、
このブログだけで
記入していこうと思います。
そして4月は
今度こそ、
なるべく英語の映画鑑賞に
しようと思っています。
(もちろん時と場合によりますが・・・w)