鑑賞記録(2022.6.2)ヌーヴェル・ヴァーグの金字塔的作品!ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ 4Kレストア版』1960@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.6.2)

ヌーヴェル・ヴァーグの金字塔的作品!

ジャン=リュック・ゴダール監督

勝手にしやがれ 4Kレストア版

1960@シネ・リーブル神戸

 

『勝手にしやがれ 4Kレストア版』1960/90分/フランス/モノクロ

ヌーベルバーグの記念碑的作品であり、フランソワ・トリュフォーが原案、クロード・シャブロルが監修、ジャン=リュック・ゴダールが監督・脚本を務めた。ゴダールにとっては初の長編映画である。

原題の「À bout de souffle」は、「息せき切って」という程度の意味である。邦題は、初公開時の配給元である新外映に当時勤務していた秦早穂子が当作の買い付けを決定すると共に命名したとされている一方で、公開前年に川内康範が発表した小説の題を新外映が使用許可を買い取り流用したとの説もある。沢田研二の代表曲である同名楽曲は、当作の題が元になっている。(ウィキペディアより)

即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品(映画.comより)

公開60周年を記念してつくられた4Kレストア版

28歳のジャン=リュック・ゴダール、26歳のジャン=ポール・ベルモンド、20歳のジーン・セバーグが、映画に革命を起こした『勝手にしやがれ』。

クエンティン・タランティーノ、トニー・スコット、リチャード・リンクレイター、ラース・フォン・トリアー、テレンス・マリック、ウディ・アレン、ウォン・カーウァイ・・・全世代の映画人に圧倒的な影響を及ぼし続けるヌーヴェル・ヴァーグ不滅の金字塔!

4Kレストア版は、可能な限り素材と技術を結集して制作された。使用された2種類のフィルムの特性を考慮し、オリジナルネガから徹底的なレストアが行われた。色味は撮影の故ラウル・クタールが監修した2009年のレストア版を模範とし、サウンドもオリジナルネガから起こしてレストアの最終的な決定版を作り上げた。(本作チラシより)

 

レストア(リストア)とは  

 

受賞

ベルリン国際映画祭(第10回、1960年)

銀熊賞 (監督賞):ジャン・リュック・ゴダール

 

原題

À bout de souffle

 

一言あらすじ

常習的に飄々と自動車泥棒や盗みを働くミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)は、またも自動車を盗みマルセイユからパリに向かっている途中、警官に追われ・・・逃げるミシェルはかつて南仏で共に過ごし、忘れられないアメリカ人留学生のパトリシア(ジーン・セバーグ)の元へ逃げ込むが・・・

 

感想

本作は初鑑賞。

 

ここ最近観た

ゴダール監督作品の中で

一番好きかもしれない。

 

 

 

随分昔に

現在同じく上映されている

『気狂いピエロ』(1965)を観た時は

 

あまりに斬新で

印象的な色遣いや

演出などに

 

当時大きな衝撃を受けたのを覚えているが、

(なんか凄いぞ!?と思った)

 

 

本作も

かなり個性的な作り方。

 

 

 

ヌーヴェル・ヴァーグの

金字塔的作品と言われるだけあって

 

手持ちカメラのロケ撮影や長回し、

 

斬新な編集カット、演出

 

劇的な音楽、

 

 

そして

ちょっとユーモアもあったりして

 

 

独特な世界観。

 

 

 

個人的には、

 

ジーン・セバーグの

ベリーショートの髪が

 

とっても似合っていて

超キュート!!!

 

 

素敵過ぎる!!

 

こんなにベリーショートが似合う人いるかね!?

 

って感じです。

 

 

 

実は、一昨日観て、

中々に興味を引かれながらも

 

途中で寝てしまい、、、爆

今回2回目の鑑賞だが、

 

やっぱり後半ちょいちょい記憶がなかった。

(観返してよかった・・・w)

 

 

 

いつもは、ぶっちゃけ

ちょっとくらい寝ても

大体映画館での鑑賞は2回とかしないけど、

 

(動画配信なら観返すけど)

 

 

 

本作は、

絶対観たいと思い、

再鑑賞に挑んだ。

 

 

 

修復されたモノクロームも美しく

オシャレ感が一層際立つ。

 

 

 

ハンフリー・ボガートのポスターが

なぜか妙に可笑しくて

笑えた私です。ww

 

 

他にも、個人的には

結構笑えた箇所あり。ww

 

 

ラストも印象的。

 

 

 

ちなみに

 

ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ 

ゴダールとトリュフォー

(2010年 監督:エマニュエル・ローラン)

 

というドキュメンタリー映画の中で、

 

チラッとだけ本作の

製作についてのお話がありました。

 

 

気になる方は、

そちらもどうぞご覧ください。

 

 

 

 

もし、

ゴダール監督や

ヌーヴェル・ヴァーグが苦手でも、

 

 

本作は結構

観やすい方ではないでしょうか?

 

 

 

私は、原案の

フランソワ・トリュフォーが好きな感じなので

 

トリュフォー監督作品も

できれば観たい!!!

 

 

 

東京では近々上映されるようで

関西(できれば神戸)でも

やってほしいですね!!!

 

(どっかでやりますよね、きっとww)

 

 

 

2022年6月2本目。本年度188本目、映画館78本目)

 

 

 

スタッフ

監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール

原案:フランソワ・トリュフォー

撮影:ラウール・クタール 音楽:マルシャル・ソラル

編集:セシル・ドキュジス 監修:クロード・シャブロル

製作:ジョルジュ・ド・ボールガール

 

キャスト

ミシェル・ポワカール/ラズロ・コバクス:ジャン=ポール・ベルモンド

パトリシア・フランキーニ:ジーン・セバーグ

ヴィタル刑事:ダニエル・ブーランジェ

パルベレスコ(作家):ジャン=ピエール・メルヴィル

アントニオ:アンリ=ジャック・ユエ

密告者:ジャン=リュック・ゴダール