鑑賞記録(2022.4.30)フェデリコ・フェリーニ監督『フェリーニのアマルコルド』1974 U-NEXT

鑑賞記録(2022.4.30)

フェデリコ・フェリーニ監督

『フェリーニのアマルコルド』

【4Kレストア版 ※配信は2K】

1974 U-NEXT

 

『フェリーニのアマルコルド』【4Kレストア版※U-NEXT配信は2K】1974/125分/イタリア・フランス/カラー

U-NEXTの視聴期限のため、あわてて鑑賞・・・

巨匠フェデリコ・フェリーニが故郷であるイタリア北部の港町リミニを舞台に撮りあげた半自伝的作品(映画.comより)

2015年、製作国であるイタリアの映画保存機関チネテカ・ボローニャの主導、ジュゼッペ・ロトゥンノ監修の下4K修復が行われた。U-NEXT本作「ここがポイント!」より)

 

受賞

アカデミー賞(第47回、1975)

外国語映画賞

 

原題

Amarcord

(※「私は覚えている」の意味)

 

一言あらすじ

春が訪れた北イタリアの小さな港町・リミニ。にぎやかな大家族に暮らす少年・チッタは、友達といたずら三昧の生活を送っていた。世間ではムッソリーニによるファシズム旋風が吹き荒れていたこの年、チッタは生涯忘れ得ぬさまざまな別れを経験する。U-NEXT本作「ストーリー」より)

 

ベニート・アミルカレ・アンドレーア・ムッソリーニ(Benito Amilcare Andrea Mussolini

イタリアの政治家、教師、軍人。(1883年7月29日 – 1945年4月28日)

イタリア社会党で活躍した後に新たな政治思想ファシズムを独自に構築し、国家ファシスト党による一党独裁制を確立した。

【概要より】王政後期のイタリア政界でイタリア社会党(PSI)の政治家として活躍、第一次世界大戦従軍後に同じ退役兵を集めてイタリア戦闘者ファッシ及び国家ファシスト党(PNF)を結党し、そのドゥーチェ(統領)となる。イタリアの政治学者ジョヴァンニ・アメンドラの全体主義、フランスの哲学者ジョルジュ・ソレルの革命的サンディカリスムなど複数の政治思想を習合させ、新たな政治理論としてファシズム(結束主義)を構築した。(中略)

国家ファシスト党によるローマ進軍によって首相に任命され、1925年1月3日の議会演説で実質的に独裁体制を宣言し、同年12月24日に従来の首相職より権限の強い「首席宰相及び国務大臣」(イタリア語: Capo del governo primo ministro segretario di Stato)を新設し、同時に複数の大臣職を恒久的に兼務することで独裁体制を確立した。(中略)

(中略)1945年4月25日、連合軍に援助されたパルチザンに拘束され、法的裏付けを持たない略式裁判によりメッツェグラ市で銃殺された。生存説を退けるために遺体はミラノ市のロレート広場に吊されたのち、無記名の墓に埋葬された。

終戦後にネオファシストや保守派による正式な埋葬を求める動きが起き、カトリック教会によって故郷のプレダッピオに改葬された。(中略)

(↑ウィキペディアより)

ファシズムとは、ファシズムの意味

ファシズムとは、イタリアのベニート・ムッソリーニと彼が率いた政党のファシスト党が提唱した思想、および1922年から1943年にかけてのイタリアで実践された政治体制のこと。転じて第二次世界大戦の枢軸国陣営に属するイタリアやドイツなどで実践されていた独裁的な権力、反対勢力への徹底的な弾圧、産業と商取引の制御といった思想・政体・運動を指す意味として用いられることもある。第二次世界大戦中やそれ以降では、全体主義や軍国主義を包括して指す言葉としても使用されるようになった。日本語では「結束主義」とも呼ばれる。

ファシズムの語源は、「束」や「集団」、「結束」を意味するイタリア語の「ファッショ(fascio)」である。

(↑Weblio辞書より)

 

感想

こちらもU-NEXT視聴期限

ギリギリで鑑賞。

 

うっかり忘れていたことで

あわてて鑑賞しなくてはならなくなった・・・

 

 

視聴期限となっていたら

早めに観ておくべし・・・

 

 

まだ時間に余裕あるから~と

夏休みの宿題バリに

放っておいたら

痛い目をみた・・・爆

 

 

いや~~!

ゴダール監督からフェリーニ監督!!

 

 

ただでさえ

超独特な2人の監督の

イッキ観は

 

できれば避けたいところでしたが、

 

うっかり忘れていた

私が悪い・・・

 

 

 

本作のお話は

綿毛が舞う、春から始まります。

 

 

フェリーニ監督も

独特のセンスがありますが

 

 

今回は

少年時代の半自伝的作品ということで

 

昔話的にみれば

観やすいかもしれません。

 

 

若い少年がメインだからか、

フェリーニだからか?ww

 

 

こちらも性に対する

エピソードが結構あり。

 

まぁかなりコメディですが。ww

 

 

綿毛の春から

大雪の冬を越え、

 

様々な出来事が起こりながら

1年が経ち、

 

また綿毛の春が巡ってくる。

 

 

コメディーを随所に織り込み

こちらもまた独特作品でした。

 

 

 

しかし

政治色は強くないし、

 

独特な表現は

好き好きあるかもしれませんが

 

 

基本的には

娯楽的作品として

鑑賞できるかなと思います。

 

 

 

ちょっと睡眠不足が続き

本作も、

途中巻き戻しながら観ましたが・・・笑

 

 

個人的には、以前観た、

同じくフェリーニ監督の

 

超評価の高い

『8 1/2』(1963) よりも

 

分かりやすかったかなと思いますが

 

 

分かりやすい=良い映画

分かりにくい=良くない(つまらない)映画

 

というわけではないと思いますから

 

またまたとりあえず

再鑑賞が必要だ~!!w

 

 

きっと良い映画ほど

何度も観ることで

 

スルメのように

噛めば噛むほど

味わい深くなるのでしょうね。ww

 

 

(2022年4月34本目。本年度144本目)

 

 

スタッフ

監督:フェデリコ・フェリーニ

原案・脚本:フェデリコ・フェリーニ、トニーノ・グエッラ

撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ

編集:ルッジェーロ・マストロヤンニ

音楽:ニーノ・ロータ

美術・衣装:ダニロ・ドナティ

製作:フランコ・クリスタルディ

 

キャスト

チッタ:ブルーノ・ザニン

チッタの母:プペラ・マッジオ

チッタの父:アルマンド・ブランチャ

グラディスカ:マガリ・ノエル