鑑賞記録(2022.11.23)廣木隆一監督『母性』2022@OSシネマズ・ミント神戸

鑑賞記録(2022.11.23)

廣木隆一監督

母性』2022

OSシネマズ・ミント神戸

『母性』2022/115分/日本/カラー

映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』の原作者・湊かなえが作家を辞す覚悟で執筆し、累計発行部数100万部を突破した衝撃的問題作『母性』(新潮文庫刊)がついに映画化。ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。事件はなぜ起きたのか?真相を紐解くキーワードは「母性」。母と娘の食い違う証言に、観客=あなたは大いに揺さぶられる事でしょう。(公式サイト&本作チラシ”INTRODUCTION”より)

撮影は神戸市、桐生市で行われた。(ウィキペディアより)

一言あらすじ

女子高生が遺体で発見された。その真相は不明。事件はなぜ起きたのか?愛せない母と、愛されたい娘。同じ時、同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく・・・(本作チラシ”STORY”より一部抜粋)

感想

本作を鑑賞すると決めてから

U-NEXTの電子書籍で

原作をポイント購入したが

 

結局途中までしか読めないまま、

(まだ半分も読めていない)

 

公開初日を迎えた為、

鑑賞を優先した。

 

 

先に映画で結末を観たので

そういうことだったのか・・・と。

(原作がどうなっているか、まだ不明だが)

 

 

美しい映像が

 

自然体である部分と

作られた虚像である部分を

 

同時に共存させ

 

二面的なイメージを

抱かせる。

 

 

さらには、

 

母と娘の二人の視点から

当時の様子が語られると

 

同じものでも

全く別のものに感じる不思議さ。

 

 

人の目を介することで

真実が変わる・・・

 

 

きっと

現実世界の証言なんかも

 

こんな風になっているんではないか?

と、思えて仕方ない。

 

 

 

個人的には

 

永野芽郁さん演じる娘

清佳(さやか)の

 

ぶった斬り発言があまりに真っ当で

ちょっと笑ってしまうぐらいだった。

 

素晴らしい存在感で

とても好きでした。

 

 

高畑淳子さんの怪演と、

大地真央さんの

異常なまでの美しさ・・・ww

 

 

対照的すぎる祖母2人に

どことなくホラーを感じてしまう私ww

 

 

戸田恵梨香さん演じる

ルミ子のやつれた姿・・・

凄まじいです・・・!

 

 

他、脇を固める皆さんも

魅力的でした。

 

 

愛情と執着

無関心と依存・・・

 

愛とは何か?

 

母性とは何か?

 

 

原作も

ちゃんと最後まで読みたい!!

 

 

テーマが大きく

誰しもが感じ考えられる作品だと思うので

 

 

何度か観れば、

もっと深い点で

理解できるかもしれない・・・

 

 

私の初見の理解力では、

まだ浅い気がする・・・

(映画鑑賞あるあるですが)

 

 

原作を最後まで読み、

また改めて再鑑賞したいな

と思いますね。

 

 

ぜひ、ご覧下さい!!

 

(2022年11月26本目。本年度421本目、映画館238本目)

 

スタッフ

監督:廣木隆一

原作:湊かなえ

脚本:堀泉杏

製作:高橋雅美、池田宏之、勝股英夫、名倉健司、田中祐介

エグゼクティブプロデューサー:関口大輔

プロデュース:谷口達彦

プロデューサー:古賀俊輔、湊谷恭史

ラインプロデューサー:金森保

キャスティングプロデューサー:楠本直樹

音楽プロデューサー:安井輝

ポスプロスーパーバイザー:佐藤正晃

撮影:鍋島淳裕

撮影(Bカメラ):堀部道将

照明:北岡孝文

録音:深田晃

美術:丸尾知行

装飾:藤田徹

スタイリスト:高橋さやか

ヘアメイク:永江三千子

大地真央専属メイク:持丸あかね

編集:野木稔

音響効果:佐藤祥子

音楽:コトリンゴ

主題歌:JUJU

助監督:藤江儀全

スクリプター:菅谷雪乃

制作担当:小沼秀剛

キャスト

田所ルミ子:戸田恵梨香

清佳:永野芽郁

露木華恵(ルミ子の実母):大地真央

田所哲史(ルミ子の夫):三浦誠己

佐々木仁美(ルミ子の親友):中村ゆり

田所律子(ルミ子の義妹):山下リオ

ルミ子の義母:高畑淳子

ルミ子の義父:加藤満

神父:吹越満

中谷亨:高橋侃

清佳(幼少時):落井実結子