鑑賞記録(2022.12.23)ヴィンセント・ギャロ監督『バッファロー’66』1998@パルシネマしんこうえん

鑑賞記録(2022.12.23)

ヴィンセント・ギャロ監督

バッファロー’66

1998

@パルシネマしんこうえん

パルシネマしんこうえんでの上映期間

2022.12.22(木)〜12.24(土):朝パル(9:30~11:30)

2022.12.25(日)〜12.30(金):夜パル(19:50~21:50)

【一本立て一律】1000円/学生700円

『バッファロー’66』1998/113分/アメリカ/ヴィスタサイズ/ステレオ

ヴィンセント・ギャロが監督、脚本、音楽、主演の4役をこなし話題となった作品。独特のビジュアルやスロー描写など、他に類を見ないエキセントリックな作風に注目。(U-NEXT本作”見どころ”より)

冬にギャロの故郷であるニューヨーク州バッファローとその周辺で撮影された。この映画は、サウンドトラックで英国のプログレッシブ ロックミュージック、特にキング クリムゾンとイエスを使用しています。(ウィキペディアより)

原題

Buffalo’66

あらすじ

5年ぶりに刑務所を出て故郷・バッファローへ帰ろうとするビリーは、両親に嫁を連れて帰るとうそをついてしまう。後に引けなくなったビリーは、ダンススクールでレッスン中だった少女・レイラを拉致。両親の前で妻のふりをするよう彼女を脅迫するが…。(U-NEXT本作”ストーリー”より)

感想

パルシネマさんで

本作の上映があると聞き、

 

楽しみにしていました!!

 

 

公開当時

高校生だった私は、

 

もちろん話題になっていた

本作を知っていたし、

 

観たい観たいと思いながら

 

結局見逃し続けて

何十年・・・

 

 

一瞬、タイミングを逃すと

ことごとく観ない私・・・

 

 

しかもそれが

 

話題になればなるほど

天邪鬼全開で

 

一度見逃してしまうと

観ない傾向が・・・

 

(このパターン何度目だろうか・・・

そして、まだまだある・・・)

 

 

しかし、

 

やっぱり観たいと思ったものは

すぐに観ておくべきだった・・・

 

 

今更ながらに初鑑賞で、

 

本作を何十年も

知りながら、気になりながら

 

観なかったことを後悔するほど

 

とても面白かった!!!

 

 

しかも、

映画館で観れたことを

本当に感謝しています!!

 

 

パルシネマさん、

上映ありがとうございます!!

 

 

私の友人は、

本作をベスト映画に入れている。

 

 

私も、これはベスト級!!

 

 

すべてが最高だった。

 

 

オープニング、

色褪せないオシャレセンス、

撮影方法、演出、

ストーリー、

 

 

そして何と言っても

愛すべきキャラクター!!

 

 

ヴィンセント・ギャロ演じる

ビリーと、

 

クリスティーナ・リッチ演じる

レイラが

 

最高のコンビネーション!!

 

 

カッコいいけど

欠点ありまくりのヤバ目な男ビリーと

 

セクシー&キュートで

機転も効きつつ、

 

寛大さと優しさで包み込む

レイラ!!

 

 

ビリーがヤバ目な理由も

観ていけば、なるほどです・・・

 

 

個人的には

笑えるシーンも結構あって、

(レイラの一瞬見せる真顔とか絶妙w)

 

 

だからこそ、

グッとくるところもあって。

 

 

あぁ、長年知らなかったのが

勿体無い!!!

 

と、思えるほど

 

今更ながら

大好きな映画の一つになりました。

 

 

ウィキペディアによると、

実際の撮影では、

 

ギャロと

リッチ含めキャストやスタッフは

 

あまり上手くいっていなかった

とか・・・??

 

 

そうなんだ〜〜〜、、、

 

上手くいかなくっても

 

こんなに素晴らしい映画が

出来上がるんだ〜〜〜

 

(撮影裏がうまくいってない名作って

結構あるようですが)

 

ある意味、凄いですねww

 

 

とにかく、

 

ビリーをずっと観ていると

 

だんだんこちらも

彼の感じがわかってきて、

 

愛おしく感じてきます!!

 

 

ラストもそうきたか〜〜!!!

 

というラストでした。

 

 

素晴らしかったです!!

 

 

個人的には

自分が超絶ブラックなのか

 

最悪のラストがよぎり・・・ww

 

考えた自分がブラックすぎますが

(ちなみにビリーの考えとは違うもの。

それはご想像にお任せw)

 

 

果たして、

彼らの運命や如何に!?

 

 

私の人生ベストに入る

素晴らしい映画でした!!

 

 

帰ってきて、すぐに

もう一回観たいところが!と、

 

U-NEXTでチラッと

見直し鑑賞したほど!!

 

 

でも、やっぱり映画館で観て

大正解でした!!

 

 

映画の本来の力量は

 

やはり映画館で観ないと

味わい尽くせないものがあります。

 

映画館で観られる機会は

少ないと思いますので

 

ぜひ、この機会に

映画館でご覧ください!!

 

(2022年12月22本目。本年度448本目、映画館254本目)

スタッフ

監督・原案・音楽:ヴィンセント・ギャロ

脚本:ヴィンセント・ギャロ、アリソン・バグノール

撮影:ランス・アコード

編集:カーティス・クレイトン

製作:クリス・ハンレイ

製作総指揮:マイケル・パセオネック、ジェフ・サックマン

キャスト

ビリー・ブラウン:ヴィンセント・ギャロ

レイラ:クリスティーナ・リッチ

ジミー (ビリーの父):ベン・ギャザラ

ジャン(ビリーの母):アンジェリカ・ヒューストン

ウェンディ・バルサム:ロザンナ・アークエット

ブッキー( フットボール賭博のノミ屋):ミッキー・ローク

ソニー:ジャン=マイケル・ヴィンセント

スコット・ウッズ:ボブ・ウォール

グーン:ケヴィン・コリガン(クレジットなし)

ネタバレMEMO

最初はミニシアターで公開され、カルト的なプログレ中心の選曲、個性派揃いの豪華なキャスティング、グレーを基調とした色彩感覚や小津安二郎の影響を受けたという固定カメラ中心の独特の映像で、低予算ながら一部の映画ファンにカルト的な人気を誇っている。

(※プログレ→プログレッシブ・ロック(英: progressive rock)は、1960年代後半のイギリスに登場したロックのジャンルの1つ。進歩的、革新的なロックを意味する。世界ではプログ・ロック(「prog」または「prog rock」)、日本での一般的な略称は「プログレ」。代表的なグループには、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエスなどがある。)

(↑ウィキペディアより)

個人的に色々印象に残るシーンがありますが、大きく映る看板の文字にもご注目!(U-NEXTだと1時間8分44秒辺り)『share your life share your decision /Organ&Tissue DONATION』(日本語訳:人生を分かち合い、決断を分かち合う/臓器と組織の寄付)