2023年12月の映画鑑賞記録まとめ
【作品名 製作年/上映時間/製作国/監督/鑑賞方法】
【原題、使用言語、etc】ピンク→今年日本公開、レッド→旧作
1.『陽炎座 4Kデジタル完全修復版』1981/139分/日本/鈴木清順監督/元町映画館
(日本語)カラー
キャスト:松田優作、大楠道代、中村嘉葎雄、楠田枝里子、他
My MEMO:原作は泉鏡花の小説。やはり独特の世界観!!後半、陽炎座のセットに描かれた日本画がすごいインパクト&素晴らしいシーンが!!
前年の『ツィゴイネルワイゼン』の成功を受けて製作され、独特な映像美と難解な物語の進行が見るものを困惑させる作風は前作同様である。鈴木清順監督の代表作の一つで、「フィルム歌舞伎」と呼ばれた傑作。(中略)『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『夢二』(1991年)と合わせて「(大正)浪漫三部作」と呼ばれる。(ウィキペディアより一部抜粋)
2.『フジコ・ヘミングの時間』2018/115分/日本/小松壮一郎監督・企画・構成・撮影・編集/朝日ホール
(日本語)カラー/ドキュメンタリー
キャスト:フジコ・ヘミング、三浦透子(ナレーション)、他
My MEMO:素晴らしいカメラワークだった!特に、冒頭とエンディングのショットは好きな感じで、ポートレート?的な映し、構図なども好み。エンドロールで確認するとカメラマンは複数いた様ですが、基本的に撮影監督として青木正さん、そして監督自身も撮影されている。説明の必要がもちろん要らないと思いますが、音楽がやはり素晴らしく、フジコ・ヘミングさんの生き様の様なものも垣間見ることができる。
3.『ザ・キラー』2023/118分/フランス・アメリカ/デヴィッド・フィンチャー監督/NETFLIX
原題:The Killer(英語)カラー
キャスト:マイケル・ファスベンダー、ティルダ・スウィントン、チャールズ・パーネル、他
My MEMO:ストイックに任務遂行に向けて精進する様は、マーティン・スコセッシ監督の『タクシー・ドライバー』(1976)を思い出した。タンパク質を摂り、糖質(主にグルテンか?)を控え、身体をしなやかに鍛え、深呼吸して精神を整える。この辺は、相当自分が理想とするところw。マイケル・ファスベンダーが特に良かったです。デヴィッド・フィンチャー監督作品は、中学生の時に観て、衝撃を受けた『セブン』(1995)が好き。
4.『ナポレオン』2023/158分/アメリカ/リドリー・スコット監督/OSシネマズ・ミント神戸
原題:Napoleon(英語)カラー
キャスト:ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービー、タハール・ラヒム、他
My MEMO:”英雄か、悪魔か”というキャッチコピー(日本版だけっぽい)が付けられた本作だが、”人”としての、ナポレオンが描かれていると私は感じた。人間臭くて、ちょっと親しみすら感じるw。本当はIMAXで観たかったけど、時間の都合上、普通の映画館で。それでも楽しめました。ここ最近のリドリー・スコット監督作品は、ライティング(明り)が暗め(照明を極力使っていない?様に見えるけど、どうだろう?)で面白い。1804年12月にノートル・ダム大聖堂で行なわれた戴冠式の様子を描いた、ジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠』の場面は、劇中にも再現される。西洋絵画美術館(バーチャル美術館)公式サイトに参考あり。
撮影カメラ11台!8000人を超えるエキストラ!多額な製作費をかけ、ヨーロッパロケを敢行!
巨匠リドリー・スコット監督と『ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。アカデミー賞作品賞受賞の「グラディエーター」以来 23年ぶりの夢の再ダッグが実現!(本作公式サイトより)
5.『霧笛』1934/94分/日本/村田實監督/神戸映画資料館
(日本語字幕)サイレント/モノクロ/35mm上映
キャスト:中野英治、菅井一郎、志賀曉子、村田宏壽、小坂信夫、ジョー・オハラ、大泉浩二
My MEMO:前日は、鳥飼りょうさん、私が鑑賞した日は、天宮遥さんがピアノ伴奏でした。
村田實の貴重な現存作品。明治時代の横浜を舞台に、スリの千代吉(中野英治)、イギリス人クウパー(菅井一郎)、その愛人お花(志賀暁子)の三角関係を描く。本作のファムファタル役が高く評価された志賀暁子は、翌年、堕胎の罪で逮捕される。(神戸映画資料館公式サイトより)
6.『ドリー・ベルを覚えているかい?』1981/109分/ユーゴスラビア/エミール・クストリッツァ監督/Cinema KOBE
原題:Sjecas li se, Dolly Bell (英題:Do You Remember Dolly Bell?)カラー
キャスト:スラヴコ・スティマチ、スロボダン・アリグルディチ、ミラ・バニャッツ、リリャナ・ブラゴイェヴィッチ、他
My MEMO:長編デビュー作にして、同年(1981)のヴェネチア国際映画祭で新人監督賞、国際批評家連盟賞を受賞。今回日本初公開。
7.TOCKA[タスカー]2022/119分/日本/鎌田義孝監督/プラネット・プラスワン
(日本語)カラー/ヨーロピアンビスタ/35mm
キャスト:金子清文、菜葉菜、佐野弘樹、他
My MEMO:この作品の前に、いまおかしんじ監督の『天国か、ここ?』を再鑑賞(ノーカウント)して、いまおか監督、鎌田監督、大江崇允監督のトークを挟んで、本作を鑑賞。実に鎌田監督17年ぶりの長編映画。ずっしり骨太な印象の作品!
8.『適切な距離』2011/92分/日本/大江崇允監督/プラネット・プラスワン
(日本語)カラー (英題:Nice to Meet You)
キャスト:内村遥、辰寿広美、 時光陸、佐々木麻由子、他
My MEMO:2年ぶり2回目の劇場鑑賞。今回は、英語字幕が入ったバージョンだった。やはり面白い。
第7回CO2(シネアスト・オーガニゼイション大阪)で最高賞であるシネアスト大阪市長賞(グランプリ)を受賞。また、主演男優賞も内村遥に授与された。(ウィキペディアより)
2023年 鑑賞本数合計
12月合計8本。
(内訳:映画館鑑賞7本←新作1本、旧作6本。動画配信鑑賞1本←字幕なし鑑賞なし:今年合計22本字幕なし鑑賞)
2023年度合計235本。
(内訳:映画館鑑賞170本。動画配信鑑賞65本)
感想
今年の映画鑑賞の総数は
235本となりました。
2022年が451本だったので、
216本少なく、
去年の約半分の鑑賞になりましたが、
他にも色々と時間を使ったので
致し方なし・・・
来年は、同じく
200本くらいは観たいと思いますが、
さて、どうなることやら〜〜