鑑賞記録(2022.1.24)
オシャレ度&話途中のイライラ度高め !?
『死刑台のエレベーター』1957 U-NEXT
『死刑台のエレベーター』1957/91分(U-NEXT版)/フランス/モノクロ
ノエル・カレフのサスペンス小説を映画化した、弱冠25歳(製作当時)だったルイ・マル監督のデビュー作。
音楽は、アメリカのジャズミュージシャンのマイルス・デイヴィス。映像を見ながら即興で映画音楽を作ったらしい。
原題
仏:Ascenseur pour l’echafaud (フランス語記号使えていません)
英:Elevator to the Gallows
受賞
ルイ・デリュック賞(フランスの映画賞)
一言あらすじ
不倫中の、カララ社長夫人(ジャンヌ・モロー)とタヴェルニエ(モーリス・ロネ)は、夫で社長のカララ(ジャン・ウォール)の殺害を計画。タヴェルニエは密かに計画を実行に移すが、思わぬアクシデントに見舞われて、別の殺人事件の容疑者になってしまう・・・
感想
オープニングのオシャレ感!!
かっこいい~~!!
まさにフランス映画って感じです。
カララ夫人演じる
ジャンヌ・モローのアップに
きらりと光る瞳の艶めき・・
渋カッコいい音楽と、
モノクロの画がオシャレ度具合に
拍車をかけます!
素敵です!!
お話は、
途中まで良い感じに観ていたんですが・・・
アクシデント的に
タヴェルニエがエレベーターに
閉じ込められたところあたりから
雲行きが怪しくなり・・・
正直、最初は、
用意周到で頭脳明晰、
キレ者って感じで観ていた
タヴェルニエだが、
途中からの彼の行動に、
え!?なんでこうしないの!??
って思う様になり、
(まぁわからなくもないんだけど・・)
それと同時進行的に
若者カップルが出てくるのだが、
その青年の考えなしの行動にも
段々イライラしてきて・・・ww
(やんちゃな若者ってそんなもん!?)
あと、
ツッコミどころもいくつかあって、
どしゃ降りの雨の中を
歩いていたはずのカララ夫人、
店に入ると、全然濡れてないぜ!!w
(私が細かすぎる!?)
など、少々気になったが
まぁそれくらいは、
ご愛敬ですかね。w
ラストは個人的に、
一応ホッと一息つけたので
途中のイライラは解消されたかな。w
よかった。笑
しかし、
そう考えると、
このラストに持っていくための
途中のイライラだったのかなと思うと、
その辺もうちょい他に方法なかったのかな~
なんて考えてみたり・・・
そうは言いつつ、
これがデビュー作とは凄い!!
前半のサスペンス的な部分の描写は
お見事!!
ぜひご覧になってみてください。
(2022年動画鑑賞28本目)
スタッフ
監督:ルイ・マル
脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル
原作:ノエル・カレフ
音楽:マイルス・デイヴィス 撮影:アンリ・ドカエ 編集:レオニード・アザー 製作:ジャン・スイリエール
製作会社:ヌーヴェル・エディティオン・ド・フィルム 配給:Lux Compaghie Cinematographique de France(フランス)、映配(日本)
キャスト
フロランス・カララ夫人:ジャンヌ・モロー
ジュリアン・タヴェルニエ:モーリス・ロネ
ルイ:ジョルジュ・プージュリイ
ヴェロニク:ヨリ・ベルタン
シェリエ警部:リノ・ヴァンチュラ
シモン・カララ:ジャン・ウォール
フリーダ・ベンカー:ヘルガ・アンデルセン
シャルル・デネ、ユベール・デシャン、フェリックス・マルテン、ジャン=クロード・ブリアリ、他