鑑賞記録(2022.7.23)ジェームズ・ホエール監督『フランケンシュタイン』1931 U-NEXT

鑑賞記録(2022.7.23)

ジェームズ・ホエール監督

フランケンシュタイン』1931

U-NEXT

 

『フランケンシュタイン』1931/70分/アメリカ/モノクロ

アメリカのユニバーサル映画が製作したホラー映画。メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』の映画化作品。

1931年に『魔人ドラキュラ』を大ヒットさせたユニバーサル映画は、ホラー映画第2弾としてメアリー・シェリーによるゴシック小説の名作『フランケンシュタイン』の映画化を企画する。同作は1910年にエジソン社によって映画化された事があった。ユニバーサルはドラキュラを演じて怪奇スターとなっていたベラ・ルゴシをフランケンシュタイン・モンスター役にキャスティングしようとした。しかしルゴシが台詞のない厚いメイクの怪物役を拒否した為、コリン・クライブをモンスターの創造者である科学者ヘンリー・フランケンシュタインとして主演に起用、モンスター役は脇役俳優だったボリス・カーロフに配役された。

完成・公開された映画は、スローテンポが特徴だった『魔人ドラキュラ』とは対称的に、スリリングな展開を持つ傑作との評価を受け、前作を上回る世界的大ヒットを記録した。そして、オープニングでモンスター役の俳優名を「?」とクレジットされたカーロフ(エンディングでは「ボリス・カーロフ」とクレジットされている)もまた、世界に知られる怪奇スターとなった。

原作ではモンスターの容貌について、大男で極めて醜い事が強調されるが具体的描写は乏しい。現在「フランケンシュタインの怪物(Frankenstein’s monster)」として一般的にイメージされる「面長で平らな頭部に広くせり出した額、首から突き出した(首に刺さった)ボルト」といった容貌は、本作においてメイクアップ師のジャック・P・ピアースが造形し、カーロフに施したものである。このピアースの技量に加えて、カーロフによる怪物の恐怖と、人造人間の哀感を表現した演技により、モンスターのデザインは世界的スタンダードとなった。モンスターの印象が強すぎた為、創造者の名である「フランケンシュタイン」が、本来名前のないモンスターの名と誤解されて広まってしまった程であった。

『魔人ドラキュラ』に次ぐ本作の大ヒットにより、ユニバーサルは1940年代半ばまでホラーのヒットメーカーとして多くの作品を製作する。フランケンシュタイン・モンスターの登場する映画も、本作を含め8本作られた。

(↑ウィキペディアより)

 

原題

Frankenstein

 

一言あらすじ

フランケンシュタイン家の若き科学者ヘンリー(コリン・クライヴ)は、ある研究に没頭していた。その研究とは、生命創造。ヘンリーは墓地から盗み出した死体を接合し、嵐の雷光を利用して高圧電流を浴びせ、ついに死体は動き出す。ヘンリーは狂喜するが・・・

 

感想

複数の映画作品内で

 

何度も劇中劇として

見かけていた本作。

 

(どの作品に出てきたかは忘れたが・・・)

 

 

そのうち観なければな〜

 

と思いながら

ずっと後回しになっていましたが、

 

 

 

先日鑑賞した

こちらあみ子』(2022)で

 

またまたチラッと

ワンシーン登場!!!

 

 

もうこれはさすがに観るっきゃない!

 

ということで鑑賞。笑

 

 

 

お話は超有名ですね。

 

 

私は数年前に

BBCのアプリ(オンライン)で

 

無料の英語レッスンで載せている

”フランケンシュタイン”を

 

英語でなんとか読んで

(音声でも聞ける)

 

お話の流れは知っていました。

 

 

 

子供の頃に見ていた

アニメ『怪物くん』とかで

 

確かフランケンという

怪物キャラがいたと思うけど、

 

フランケンは、本来、

博士の名前だったんですよね。

 

 

 

それまでずっと

怪物の名前がフランケンシュタインだと

思ってましたが・・・

 

 

 

その後、

ナショナル・シアター・ライブ(NTL)でも

 

ベネディクト・カンバーバッチと

ジョニー・リー・ミラーのW主演で

舞台化されているものを映像で観ました。

 

(主演2人、博士と怪物が入れ替わる、2バージョン

アカデミー賞監督ダニー・ボイル演出

 

 

両バージョン観ましたが

こちらも大変素晴らしい作品となっています。

 

 

 

 

話が逸れましたが・・・

 

 

 

 

お話自体、

とても面白いですが、

 

怖く、悲しく、切ない作品です。

 

 

 

人間のエゴで、創造し、壊す・・・

 

 

 

なんとも大きなテーマです。

 

 

 

私はホラー映画は大の苦手なので

 

基本、ほぼ観ないのですが

 

本作はホラーと言っても

現代のいわゆるホラーからすれば、

 

全然大丈夫です!w

 

ホラーが苦手な方でも

問題なく観られると思います。ww

 

 

 

70分ほどと短いので

 

原作のストーリーとは

また少し違いますが、

 

十分不気味で恐ろしいけど、

 

やはり悲しく切ない

気持ちになりますね・・・

 

 

 

火を扱うシーンがありますが

リアルに煙モクモクで凄い!!

 

 

 

あと

ヘンリーの熱狂っぷりが

素晴らしかったです!

 

 

 

お話の流れとして

ちょっとツッコミどころはありますがw

 

 

特殊メイクなど含め

その後の映画史に影響を与えた作品です。

 

 

 

古典映画として

ぜひ押さえておきたい作品ですね。

 

 

(2022年7月34本目。本年度260本目)

 

 

スタッフ

監督:ジェームズ・ホエール

脚本:ギャレット・フォート、ロバート・フローリー、フランシス・エドワード・ファラゴー

原作:メアリー・シェリー

撮影:アーサー・エジソン

音楽:バーンハルド・カウン

編集:クラレンス・コルスター、モーリス・ピーヴァー

特撮:ジョン・P・フルトン

メイキャップ:ジャック・P・ピアース

製作:カール・レムリ・Jr

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

 

キャスト

ヘンリー・フランケンシュタイン(Henry Frankenstein) :コリン・クライヴ

エリザベス(Elizabeth) :メイ・クラーク

ヴィクター・モーリッツ(Victor Moritz) :ジョン・ボリス

フランケンシュタインの怪物(The Monster):ボリス・カーロフ

ウォルドマン教授(Doctor Woldman) :エドワード・ヴァン・スローン

フランケンシュタイン男爵(Baron Frankenstein) :フレデリック・カー

フリッツ(Fritz) :ドワイト・フライ

市長(The Burgomaster) :ライオネル・ベルモア

マリア(Little Maria) :マリリン・ハリス

ルドヴィク :マイケル・マーク