鑑賞記録(2022.4.11)~そしてキアロスタミはつづく~ 元町映画館にて特集上映中! アッバス・キアロスタミ監督『ホームワーク』1989 U-NEXT

鑑賞記録(2022.4.11)

~そしてキアロスタミはつづく~

元町映画館にて特集上映中!

 

アッバス・キアロスタミ監督

『ホームワーク』1989

U-NEXT

 

『ホームワーク』1989/77分/イラン/カラー

キアロスタミ監督自身が感じた、子供の宿題に対して他の家庭はどのようにしているのか?と疑問を持ったことから、子供たちにインタビューしていく宿題をテーマにしたドキュメンタリー

 

原題

Mashgh-e shab

(英題:Homework)

 

一言あらすじ

キアロスタミ監督が、子供たちに宿題をテーマにインタビューしていく様子を納めた、ドキュメンタリー

 

感想

1989年当時のことだが

イランの子供たちを通してみる、

 

イランという国の一部分。

 

 

子供たちは

毎日宿題が沢山ある様で、

 

宿題をするのに

親や兄弟の手助けがいるらしい。

 

 

分からないところを

教えてもらったり、

 

”書き取り”をするのために

”読み上げ”をしてもらったり。

 

 

子供だけじゃなく

家族も大変。

 

 

大抵みんな仕事や家事で

忙しいし、

 

勉強の方も

今と昔でやり方が変わっていたりして、

 

親兄弟も分からない。

 

 

字が読めない親もいる。

 

(2020年ユネスコ調べで2004~2018年の

イランの識字率は80-89%らしい)

 

 

 

そしてイランの慣習なのか

 

悪さをしたり言うことを聞かないと

 

ベルトでぶたれるらしい!

 

 

ベルトを鞭代わりに利用する様だ・・・

 

 

ひとりやふたりじゃなく

 

結構みんなベルトだという。汗

 

 

イランではそうなのかな・・・?

(私も子供の頃叩かれたけど、ベルトはないわ。痛そう・・)

 

 

 

そしてイランは

ほぼイスラム教シーア派ということで

(宗教全然知識が足りないのでなんだが)

 

 

校庭で子供たちが

歌を歌っているのだが

 

 

途中の歌詞に

 

「フセイン地獄に堕ちろ」

って叫ぶ・・・!!爆

 

 

敵対する

憎い相手だったのはわかるが

 

教育でこうやって歌まで・・・

(実際、身内が酷い目にあった人もいるかもしれないが)

 

 

日本では正直考えられない・・・

(先進国くらいなんだろうか)

 

 

 

宗教問題は

どちらも言い分があるだけに

大変難しいですね。。。

 

 

 

 

劇中、

保護者の方で

仕事で外国に色々住んだことのある

お父さんが

 

一言言いたいと意見を述べていましたが

 

本当に仰る通りと思いました。

 

 

それは、

 

アメリカやカナダは宿題なんてない。

 

子供はもっと遊ぶ方がいい。

 

イギリスは創造性を高める宿題が出る

 

日本も厳しいが方向転換を図っている

 

など。

 

暗記や量をこなす勉強方法は改めて、

創造性を高める教育が必要だと。

 

 

同感です。

 

 

自分が子供の頃、

嫌いだったもんな~宿題。

 

てか勉強ww

(話がちょっと違うがww)

 

 

テストのために覚えたことなど、

(学生時代、一夜漬けの丸暗記方式の私・・・)

 

キレイにすべて吹っ飛んで

全く何も残っていません・・・

 

 

もっと自分の頭で考えることを

やってくれば良かったと思う・・・

(私の周りにそんなこと言う大人はいなかった・・・)

 

 

 

さらに、

イランの子供たちは

「アニメと宿題どっちが好き?」

って聞かれて

 

ほぼみんな

「宿題」って答えます。

 

 

まさか!!?

 

本音とは思えません。。。

(本音の子も中にはいるかもしれませんが、、)

 

 

そう言わないと

怒られると思って言ってる気がする・・・

 

 

本音が言えない子供たち・・・

 

カメラに撮られているからかもしれませんが・・・

 

(若干その質問の仕方もおかしくない??と思いますがww)

 

 

 

家族や先生など

 

目上の人の言うことは従いなさい!!

(これは宗教観もあるかもしれませんが)

 

いい子でいなさい!!

(これは多くの親はそうかなと)

 

みたいなのが

 

今までの作品観てても

色濃くありますね。

 

 

 

 

そしてラスト・・・

 

 

 

 

衝撃だったのだが

最後に出てくる少年。

 

 

悪さばかりしていて

先生に何度かぶたれてから

 

 

友だちがいないと

不安がるようになったと

友だちの証言。

 

 

 

たしかにこのインタビューが

 

大人の男の人に囲まれて

部屋に連れて来られて

 

一人ずつインタビューを受けるのは

緊張しちゃうとは思いますが・・・

 

(平気な子、ちょっとオドオドする子、様々)

 

 

彼は尋常じゃないレベルで

怖がります。。。

 

 

トラウマになっているような感じ・・・

 

 

彼はどうなったのだろうか・・・

 

 

その後はわかりません・・・

 

 

 

しかし

 

こうしてイランの小学校の

日常の一部を

 

垣間見ることができたのは

世界を少しでも知る上で

 

大変貴重です。

 

 

本当に、良い勉強になります。

 

 

 

当時のイランの教育の仕方、

家庭環境など

様々な部分を

感じることができると思います。

 

 

 

宗教や他国に関する

知識は

私にとって大きな宿題ですね。

 

 

(2022年4月13本目。本年度123本目)

 

 

スタッフ

監督・編集:アッバス・キアロスタミ

撮影:イラジ・サファヴィ 録音:アハマッド・アスカリ 音楽:モハマッド=レザ・アリゴリ

 

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