鑑賞記録(2022.9.2)カンタン・デュピュー監督『地下室のヘンな穴』2022@kino cinema神戸国際

鑑賞記録(2022.9.2)

カンタン・デュピュー監督

地下室のヘンな穴』2022

@kino cinema神戸国際

 

『地下室のヘンな穴』2022/74分/フランス・ベルギー/カラー/シネスコ/5.1ch

まさかの!?フランス映画NO.1大ヒット!(2022/6/15~19公開のフランス映画 BOX OFFICE MOJO調べ)(本作チラシより)

1974年4月14日、フランス、パリ出身。18歳から映画制作を始め2007年、監督、撮影、編集、音楽を務めた『Steak』で長編デビュー。その後も殺人タイヤのコメディホラー『ラバー』(10)やジャン・デュジャルダン、アデル・エネル出演で鹿革男の狂気を描く『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』(19)など精力的に作品を発表。奇想天外な設定の物語をフランスの一流役者を用いて映像化する個性的な作品の数々で世界の映画祭を魅了し、同国で唯一無二の地位を確立している。主な監督作に『Wrong Cops』(13)、『リアリティ』(14)、『Mandibles』(20)、最新作に2022年のカンヌ国際映画祭でお披露目された戦隊モノコメディ『Smoking Causes Coughing』などがある。また、DJミスター・オワゾ(Mr. Oizo)の名義でフレンチハウス/テクノ・ミュージシャンとしてヨーロッパを中心に100万枚を超えるセールスを記録し世界的に活躍している。(本作公式サイトより)

原題

Incroyable mais vrai

英題

Incredible But True

(直訳:信じられないけど真実)

 

あらすじ

緑豊かな郊外に建つモダニズム⾵⼀軒家の下⾒に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購⼊すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“⽳”に⼊ると「12 時間進んで、3 ⽇若返る」というのだ。夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すが、やがてこの⽳はふたりの⽣活を⼀変させていく……。(kino cinema公式サイト本作ページより)

感想

監督・脚本・撮影・編集

を1人でこなす

カンタン・デュピュー監督!!

 

凄いですね〜!!

 

 

お話も独創的で

個人的には面白かったです!w

 

 

やっぱり何か

独自のスタイルがある監督は

お!!っと思いますね。

 

 

 

穴とPという

中々の下ネタっぷりですが、ww

 

 

ここまで躊躇なく全開で来られると

笑ってしまいます!ww

 

 

結構ゴリ押しに弱い私!!ww

 

 

ファンタジックなお話なので

そもそも奇想天外ですが、

 

 

老いに抗い、

若くありたいと願う

中年男女。

 

同じ中年として、

気持ちは分からんでもないですが・・・

 

 

もっともっとと

欲求がどんどん止められなくなり

中毒のように行動してしまう・・・

 

 

 

ジェラールのPの手術が

なんで日本なんだ?と思いましたが、w

 

え、そういう感じなの!?ww

 

なんかタイとかのイメージだけど??

 

ってこれ、

私も完全に偏見ですが・・・ww

 

 

日本のピンク文化が採用されて!?

オカシな感じなのかな??

 

完全にアホくさい感じですが!ww

 

 

 

個人的には

 

編集の仕方が

とても好きな感じでした。

 

 

 

以下、

 

ネタバレあり・・・

(演出バレ・・・!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

短いお話だし、

難しい話ではないので

 

時系列をちょこっと入れ替えて

 

カードを切るように

小出しに出して行くことで

 

 

観客が考える時間と

成り行きをほどよく引っ張り

 

興味を引いてくれます。

 

 

 

そして、

 

ほぼBGMだけで

会話は聞こえず

展開だけを見せるところなどが

 

意外と長めに挿入されたりと

 

個人的には好きな演出。

 

 

 

全部が全部を

語り尽くさないスタイル、

 

好きです。

 

 

音楽もちょっと独特で

電子音のクラシックみたいなの?

(え、あってるかな??w)

とかも全体的に良かったです。

 

 

 

74分と短めなので

サクッと観られるのも良いですね。

 

 

ちょっとオチは

え!?終わり!?

みたいな感じでしたけど。ww

 

 

 

内側は蟻が巣食って腐り、

表面だけが新しい・・・

 

 

中々恐ろしいです。ww

 

 

 

歳取ってるのに

見た目だけ異常に若いのも

 

なんか怖い・・・

 

 

年相応ってのも

それなりに必要かなと。ww

 

(2022年9月3本目。本年度317本目、映画館166本目)

 

 

 

スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:カンタン・デュピュー

製作:トマ・ヴェルアエジュ、マチュー・ヴェルアエジュ

衣装デザイン:イザベル・パネッティエ

音楽:ジョン・サント

プロダクションデザイナー:ジョアン・ル・ボル

音響:ギョーム・ル・ブラズ

製作会社 / Atelier de Production

共同製作 / Arte France Cinéma, Versus Production and Voo & Be Tv

 

キャスト

アラン:アラン・シャバ

マリー:レア・ドリュッケール

ジェラール:ブノワ・マジメル

ジャンヌ:アナイス・ドゥムースティエ