鑑賞記録(2022.12.31)
横浜聡子監督
『いとみち』2020
『いとみち』2020/116分/日本/カラー
「陽だまりの彼女」の原作者である越谷オサムによ小説「いとみち」が原作。
監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』などの青森出身・横浜聡子。
主演2作目の駒井蓮は青森県出身、未経験の津軽三味線を約1年掛けて猛特訓し、劇中で演奏に挑んだ。
2020年9月16日から10月6日まで全編津軽地方でロケ撮影が行われた。
(↑公式サイト、ウィキペディアより引用抜粋)
U-NEXT視聴期限のため、ポイント購入にて鑑賞
あらすじ
青森県弘前市の高校。相馬いとは激しい津軽弁をみんなから笑われる。得意だったはずの津軽三味線も気乗りせず、弾かないままずっとしまい込んでいた。そんなもやもやした日々を過ごすいとが意を決して始めたアルバイト先は、なんとメイドカフェだった。(U-NEXT本作”ストーリー”より)
感想
気にはなっていながら、
見逃していた本作が、
ポイント鑑賞できるとのことで
マイリストに入れていたところ、
視聴期限が近くなってきたので鑑賞。
東北の特にシニアの方々の
話し言葉って
なかなか聞き取れないですが、
とっても味があって
特徴的でいいですね。
津軽弁なんか特に
わからないところも多いけど・・・
「所さんの笑ってコラえて」
だっけな・・??
あれを思い出しますね。ww
ドキュメンタリーではありますが、
酒井耕&濱口竜介監督作の
東北三部作と言われる
東日本大震災の後のインタビュー
『なみのおと』(2011)
『なみのこえ 気仙沼』(2013)
『なみのこえ 新地町』(2013)
『うたうひと』(2013)
を観た時に、
東北地方の言葉には
どこか愛らしさがあるなぁ
と思いながら
話を聞いていました。
(時々、聞き取れないけど・・w)
地方独自の文化や言葉って
素敵ですね。
そして
自然も美しいです。
お話は
津軽弁のシャイな女子高生
&三味線
&メイドカフェ
という掛け合わせ。
原作を読んでいないですが、
原作から変更している点も
あるようです。
主人公の女子高生と、
父と、祖母の
3人の関係性も面白く
(原作とは少し違うらしい)
個人的には
そこも良かったです。
思春期の娘と父、
家族の在り方、
音楽、将来のこと、
大切なもの・・・
何が特別かって
そういうのではないんだけど、
特別じゃないことが
愛おしいと感じられ、
どこがどうって言われると
漠然とですが、
なんだがス〜っと
心に入ってきて
いつの間にか
ちょっと涙が込み上げる・・・
ようなところがあって
不思議な感覚でいて
ちょっとずつ
グッとくるところあり・・・
人は皆それぞれに
いろんな状況と思いを抱えて
生きている・・・
キャストの皆さんも素敵でした!!
ぜひ、ご覧ください!!
(2022年12月25本目。本年度451本目)
スタッフ
監督・脚本:横浜聡子
原作:越谷オサム
エグゼクティブプロデューサー:川村英己
プロデューサー:松村龍一
撮影:柳島克己
照明:根本伸一
録音:岩丸恒
美術:布部雅人、塚本周作
スタイリスト:藪野麻矢
ヘアメイク:澤田久美子
編集:普嶋信一
音楽:渡邊琢磨
音響効果:渋谷圭介
助監督:松尾崇
制作担当:大川哲史
他
キャスト
相馬いと:駒井蓮
葛西幸子: 黒川芽以
福士智美:横田真悠
工藤優一郎:中島歩
成田太郎:古坂大魔王
青木: 宇野祥平
相馬ハツヱ:西川洋子
相馬耕一:豊川悦司
伊丸岡早苗:ジョナゴールド(りんご娘)
他