鑑賞記録(2022.4.5)ギレルモ・デル・トロ監督『ナイトメア・アリー』2021 @ OSシネマズ・ミント神戸

鑑賞記録(2022.4.5)

ギレルモ・デル・トロ監督

『ナイトメア・アリー』2021

@OSシネマズ・ミント神戸

 

『ナイトメア・アリー』2021/150分/アメリカ/カラー

監督は、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)でアカデミー監督賞、作品賞を受賞しているギレルモ・デル・トロ監督。

ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を原作とし、1947年の『悪魔の往く町』に続く2度目の映画化作品である。

(中略)デル・トロは1947年に初めて『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を映像化したタイロン・パワー主演の『悪魔の往く町』のリメイクではなく、原作の再映画化を目指しており、「この本はタイロン・パワーの映画を鑑賞する前の1992年にロン・パールマンからもらったのですが、私はこの本が大好きだったのです。キム・モーガンと手掛けた脚本は、必ずしも本全体がサーガになっているわけではありません。ですが、本の中にはダークな要素があり、短編映画でノワールものをやりたいと思っていた私にとっては初めてのチャンスでした。それはホラーであり、ノワールでもあったのです。そして、今は社会の暗部を描くような映画を作る最初のチャンスでもあるのです。超自然的フィクションの要素はなく、ストレートに暗いストーリーなんです」とコメント(中略)

(ウィキペディアより)

 

原題

Nightmare Alley

 

一言あらすじ

ある過去を持ち、行く当てを探す一人の男・スタン(ブラッドリー・クーパー)が、ある見世物の興行を見物したことから、そこで働くことに。そこで読心術を習い、スタンは持ち前の洞察力やカリスマ性で成功を収めていくが・・・

 

感想

夜の鑑賞だったから、

 

なんだか薄気味悪かった・・・ww

 

 

ビビりでホラーが苦手な私には

ちょっと不気味で・・・

 

 

 

特に、

 

いかにも作りものなのだが、、、

 

 

あの奇妙な見世物小屋に保管された

ホルマリン漬けの物々。

 

 

 

 

うーん、不気味でした。ww

 

 

 

 

 

以下、ネタばれ。

 

 

 

 

 

 

 

結末は、、、

 

 

 

 

あぁ、やっぱりそうなるか・・・

 

 

 

 

あらゆる人々の忠告を聞かず、

 

自身の成功と

慢心によって

 

身を滅ぼしてしまう主人公・・・

 

 

 

 

本作は

 

もう冒頭から落ちていて、

 

 

一時浮上したように見えたものの、

 

 

結局また落ちていく・・・

 

 

 

むしろ最初より落ちる・・・・

 

 

 

 

まぁある意味、

 

人を殺めておいて、

(後半の二人の生死は不明、殺人未遂の可能性あり)

 

 

逃げ延びているので、

 

そこは悪運の強さなのだろうか。

 

 

 

それが必ずしも

ラッキーとはいえない状況まで

 

落ちて行ってしまうが・・・

 

 

 

 

でも、この結末は

 

やっぱりちょっと

予想通りかもしれませんね。

 

 

 

 

それまでに

暗示が何度も示されるので、

 

 

 

その通りになったと。

 

 

 

 

 

スタン自身も

 

「こうなる宿命だった」

 

みたいなことを言います・・・

 

 

 

 

 

しかし、

 

本当にそうなのでしょうか・・・??

 

 

 

 

私には、

違う道もあったように思いますが、

 

どうでしょうかね。

 

 

 

人は、

小さな選択の積み重ねで

その先を決定していくが

 

 

 

ほんの些細なことでも

積み重ねれば

 

大きな崩壊を招く要因となる。

 

 

 

 

 

始まりは、

ほんの親切心からだったとしても

 

 

こに欲望が絡んでくると

 

まったく違った方向へ動き出してしまう。

 

 

 

 

怖いですね・・・・

 

 

 

 

人間とは欲深い生き物。

 

 

 

その欲が

何に対してかは

人それぞれだと思いますが

 

 

 

無欲に生きていくには

かなりの精進が必要でしょうし、

 

悟りの境地でしょうね。ww

 

 

 

 

人の内側に潜み、巣食う闇。

 

 

 

 

人の振り見て、我が振り直せ

 

 

の心境です。ww

 

 

 

あと、

追記ですが、、

 

スタンが煙草を

ずーーーーーーーーーっと

吸ってるのが気になった・・・

 

 

 

彼の中毒性質?を

(何かに執着する?)

示しているのでしょうか?

 

 

真意はわかりませんが、

気になるほど吸ってました。w

 

 

鑑賞中

ずっと気になってたのに

書くの忘れてたので

追記しました。

 

 

(2022年4月6本目。本年度116本目)

 

スタッフ

監督:ギレルモ・デル・トロ

脚本:ギレルモ・デル・トロ、キム・モーガン

原作:ウィリアム・リンゼイ・グレシャム『ナイトメア・アリー 悪夢小路』

製作:J・マイルズ・デイル、ギレルモ・デル・トロ、ブラッドリー・クーパー

音楽:ネイサン・ジョンソン

撮影:ダン・ローストセン

編集:キャメロン・マクラクリン

製作会社:サーチライト・ピクチャーズ、TSGエンターテインメント

配給:サーチライト・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

キャスト

スタントン・“スタン”・カーライル:ブラッドリー・クーパー

リリス・リッター博士:ケイト・ブランシェット

メアリー・エリザベス・“モリー”・ケイヒル:ルーニー・マーラ

ジーナ・クルンバイン:トニ・コレット

クレメント・“クレム”・ホートリー:ウィレム・デフォー

エズラ・グリンドル:リチャード・ジェンキンス

ブルーノ:ロン・パールマン

ピーター・“ピート”・クルンバイン:デヴィッド・ストラザーン

フェリシア・キンボール:メアリー・スティーンバージェン

キンボール判事:ピーター・マクニール

アンダーソン:ホルト・マッキャラニー

獣人(ギーク): ポール・アンダーソン