鑑賞記録(2022.2.23)濱口竜介監督 特集上映~言葉と乗り物~『親密さ』2012 @元町映画館

鑑賞記録(2022.2.23)

濱口竜介監督

特集上映 ~言葉と乗り物~

『親密さ』2012

@元町映画館

 

『親密さ』2012/255分/日本/カラー

ENBUゼミナールの映像俳優コースの修了作品としてスタートした企画。

以前に”short version”を観たけれど、今回は全部とのことで再度鑑賞。

「親密さ」という演劇を作り上げていく過程をフィクションとして演じる前半と、実際の上演を記録し映画として構成した後半の二部構成で描かれる傑作青春群像劇。現実と虚構が複雑に交錯し続け、虚実の彼岸にあるリアリティーの核心が胸を揺さぶる。(「言葉と乗り物」チラシより)

 

一言あらすじ

鈴(平野鈴)が演出、亮(佐藤亮)が脚本を書き、二人は演劇舞台「親密さ」の発表のため、ぶつかり合い、試行錯誤し、演者たちと、もがきながら作品作りをしていく。(第一部)公演当日の舞台本番が映される(第二部)そして・・・

 

感想

以前に

ショートバージョンを観たのだが

 

全部観たかったので、

今回、全部鑑賞。

 

 

 

ショートバージョンは

第二部の部分だけの上映でした。

 

 

 

いや~!!

 

 

4時間超えて長いけど、

(一部と二部の間で休憩あり)

 

 

それでも私は

全部観た方がいいと思う!!!

 

 

 

 

第一部でのやりとりを見ての

第二部と、

 

 

第一部を見ないでの

第二部だと、

 

 

 

言葉の理解や、

それぞれの役者の言葉の伝わり方が

違ってくると思う。

 

 

 

第二部だけ見ても楽しめるけど、

 

やはりそこは濱口作品。

 

 

やっぱり全部が面白いんです。笑

 

 

 

一部の終わりに

超絶長~~~い

超長回しの

シーンがあったり、

 

 

 

二部は舞台本番だけど、

映画としてのショットになっているなど

 

 

面白いところも沢山ある。

 

 

 

そして、

ラストにキュンっとなった!!ww

 

 

 

終わり方も最高です。

 

 

 

個人的には、

『PASSION』観たところだからか

(『PASSION』だけでなく他の作品でもだが)

 

 

”言葉” ”暴力” ”手相”

 

 

という同じキーワードに反応。

(”言葉”と”乗り物”は今回のキーワードだが)

 

 

 

 

 

その”言葉”たちを

より深く味わえた気がする。

 

 

 

私の勝手な感覚では、

 

濱口監督は、

それぞれの作品を通じて

 

 

それぞれの世界や感覚が

共有されているように思う。

 

 

 

意図しているのか、いないのか、

 

その辺は何にも知らないが

 

濱口監督の作品を

多く観るにつれ、

 

 

より好きになっていく・・・ww

 

 

完全に

濱口竜介監督ワールドの

沼にハマっています。

 

 

 

それは

 

 

幸せということです。www

 

 

(2022年2月27本目。本年度64本目、映画館21本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:濱口竜介

舞台演出:平野鈴 撮影:北川喜雄 編集:鈴木宏 整音:黄永昌 劇中歌:岡本英之

 

キャスト

平野鈴、佐藤亮、田山幹雄、伊藤綾子、手塚加奈子、新井徹、菅井義久、香取あき