鑑賞記録（2022.6.15）
ウィリアム・ワイラー監督
『噂の二人』1961
『噂の二人』1961/107分/アメリカ/モノクロ
U-NEXT
の視聴期限の為、鑑賞
原作は1934年のリリアン・ヘルマンの戯曲『子供の時間』
監督のウィリアム・ワイラーは1936年に同じ原作を映画化している（邦題：『この三人』）。前作は時代的な制約で、レズビアンを表に出すことは検閲当局に禁止され、同性愛の部分をカットして三角関係のドラマになっていた。
製作中に配給会社のユナイテッド・アーティスツからレズビアンの要素を控えるように圧力がかかり、ワイラーがマーサのキャラクターが良くわかる短いシーンをカットして以降、シャーリー・マクレーンはワイラーに対して不満を抱くようになった。
（↑ウィキペディアより）
原題
The Children’s Hour
一言あらすじ
カレン（オードリー・ヘプバーン）とマーサ（シャーリー・マクレーン）は高校からの親友で、共同で寄宿学校を経営していた。カレンは恋人との結婚をやっと決意し、マーサに告げる。そんな中、学校の問題児が・・・
感想
いつもの如く、
事前情報はなしで鑑賞。
オードリー・ヘプバーンと
シャーリー・マクレーン！！
大好きなお二人の共演です。
上記に記した
ウィキペディアからの参考が既に、
ネタばれしていますが・・・
すみません・・・
（↓更なるネタばれです・・・）
昨日観た
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
に続いて、
元々は罪なき人が、
罪をかぶせられ罰せられるっていう・・・
なんとも
理不尽な状況です。
しかも本作は、
子どもの嘘から有罪って・・・
結果、
そこから思わぬ結末に向かいますが、
前半の
ほんの短いシーンでも
マーサの振る舞いは
カレンに対する
特別な感情があるように
十分見えましたけどね。
マーサはその時、
本人自身、自覚しておらず、
法廷で負けて
晒しものになった後、
皮肉にも
自分の愛を自覚することになるのですが・・・
先に記したウィキペディアの解説で
マーサのキャラクターを表す
短いシーンがカットされた
とありますが
個人的には、
結婚を聞いた時や
その他の反応で
結構分かったけどな～って感じです。
しかしまぁ、
マジで悪ガキが・・・爆
おばあちゃまも
最初は孫（悪ガキ）を疑いつつも、
話を信じ出したら、
全然大して検証せず
決めつけもいいとこで・・・
ううううーーーーん、、、
本人（おばあちゃま）後悔してますが・・・・
時すでに遅し・・・・
更には、
最初は否定していた、
元はなかった事実が
新たに出てきてしまい、
当初の根拠が
崩れ去ってしまう・・・
この辺りは
脚本が秀逸だなと思いました。
そして最後、
背筋を伸ばし、
ひとりスタスタと
風を切るように歩くカレンが
印象的でした。
理不尽な思いにヤキモキしますが
美しいふたりのお芝居と
そして
おばあちゃまも
素晴らしかったです。
悪ガキ演じた少女も
ハマり役でちょっと不憫な位でした。ｗ
こんな役演じたら、
実生活、
大丈夫だったかな？？
とか思っちゃいますね。ｗ
いじめられたりしなかったかな・・・汗
それくらいバッチリやってました。ｗ
（2022年6月19本目。本年度205本目）
キャスト
監督・製作：ウィリアム・ワイラー
脚本：ジョン・マイケル・ヘイズ
原作：リリアン・ヘルマン
撮影：フランツ・プラナー
編集：ロバート・スウィンク
美術：フェルナンド・カレーレ
セット・デコレーター：エドワード・G・ボイル
音楽：アレックス・ノース
衣装：ドロシー・ジーキンス
製作補：ロバート・ワイラー
他
キャスト
カレン・ライト：オードリー・ヘプバーン
マーサ・ドビー：シャーリー・マクレーン
ジョー・カーディン：ジェームズ・ガーナー
リリー・モーター：ミリアム・ホプキンス
アメリア・ティルフォード：フェイ・ベインター
メアリー・ティルフォード：カレン・バルキン
ロザリー・ウェルズ：ヴェロニカ・カートライト
他
