鑑賞記録(2022.9.11)
アルフレッド・ヒッチコック監督
『泥棒成金』1955
『泥棒成金』1955/106分/アメリカ/テクニカラー/ビスタヴィジョン
アメリカの作家デイヴィッド・ドッジの1952年発表の小説を元に脚色、映画化した作品である。
ヒッチコック監督初のワイドスクリーン作品であり、パラマウントが新開発したビスタビジョンで撮影された。
(↑ウィキペディアより)
フランセス役のグレイス・ケリーは、「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」に続いて3作連続でヒッチコック作品のヒロインを務めた。(映画.comより)
U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞。(ただし、復活する可能性あり)
ビスタビジョン(VistaVision)
画面アスペクト比が1.66:1程度の横長の画面サイズのこと。1950年代にアメリカのパラマウント・ピクチャーズ社が20世紀フォックス社のシネマスコープに対抗して開発した。 (ウィキペディアより)
受賞
アカデミー賞(第28回、1956年開催)
撮影賞(カラー):ロバート・バークス
原題
To Catch a Thief
(直訳:泥棒を捕まえる)
あらすじ
南仏リビエラに優雅に暮らす、元世界一の宝石泥棒で”キャット”と呼ばれたジョン・ロビー(ケーリー・グラント)。泥棒稼業から足を洗って久しいが、最近”キャット”と同じ手口で宝石の盗難が相次ぐ。それは濡れ衣だったが、警察や周囲は”キャット”の犯行と疑ってジョンを追う。そんな中、ジョンは真犯人を自ら捕らえるべく、動き出すが・・・
感想
まだまだヒッチコック監督作
有名作の鑑賞を残していますが、
今のところ、
本作、かなり好きな作品です!!
ヒッチコック初のワイドスクリーン
(ビスタヴィジョン)
ということですが
その迫力の画面と
美しい景観と色使い。
自然、建物、衣装など
どれも華やかで美しい。
そして、
素晴らしい空撮からの
カーチェイスの映像!!
痺れますね〜〜!!!
めちゃくちゃカッコいいです!
グレース・ケリー演じる
フランシーのドライブシーンも
かなり
エキサイティングでしたが!
黒猫ちゃん&
”キャット”という愛称や
余裕がありながら、
隙を見せず、
話の途中で女に落ちたりしないw
カッコいいケーリー・グラント。
このふたりだけでも
超ゴージャス!!
お話も推理小説のように
犯人を追いつつ、
アクション的、お祭り的
エンタメ要素あり、
もちろんロマンスありで
楽しめました!!
ツッコミどころも比較的少なく、ww
お話を追いながらも
色々と楽しめました。
ラストの展開の
サクサク感はいつもの如く
とも言え、
分かりやすく、
そして潔い終わり方!!
とても好きな作品ですね。
(2022年9月16本目。本年度330本目)
ネタバレMEMO
お馴染み、ヒッチコック監督のカメオ出演は、前半登場のバス車内で、ジョン(ケーリー・グラント)の隣に座る乗客として登場。しっかり分かりやすい。笑
ジョン(ケーリー・グラント)とダニエル(ブリジット・オーベール)が、ヨットでカンヌに向かっている時の、ボーダーの衣装が色違いでそっくりの衣装だった!!
スタッフ
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
原作:デビッド・ダッジ
撮影:ロバート・バークス
美術:ハル・ペレイラ、ジョセフ・マクミラン・ジョンソン
衣装:エディス・ヘッド
編集:ジョージ・トマシーニ
音楽:リン・マーレイ
製作会社・配給:パラマウント映画
他
キャスト
ジョン・ロビー:ケーリー・グラント
フランシー・スティーヴンス:グレース・ケリー
ジェシー・スティーヴンス:ジェシー・ロイス・ランディス
ヒューソン(ロイズ保険):ジョン・ウィリアムズ
ベルタニ:シャルル・ヴァネル
ダニエル・フッサール:ブリジット・オーベール
フッサール(ダニエルの父):ジャン・マルティネッリ
ジェルメーヌ(家政婦):ジョルジェット・アニス