鑑賞記録(2022.9.11)WKW 4K上映  ウォン・カーウァイ監督『2046 レストア版』2004@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.9.11)

WKW 4K上映

 

ウォン・カーウァイ監督

2046』2004

@シネ・リーブル神戸

 

 

現在、各都市で行われている

WKW(Wong Kar Wai)4K 上映

 

 

(↓パンフレット購入しました!

詳細は映画鑑賞後に読みますw)

 

第53回カンヌ国際映画祭にてトニー・レオンが主演男優賞を獲得し、ウォン・カーウァイ監督の代表作となった『花様年華』(00)。その制作20周年を記念し、監督自らの手により過去作を4Kレストアするプロジェクトが実施。その中より、珠玉の5作がスクリーンに帰ってくる。

ウォン・カーウァイ監督は、新たな上映素材について「『恋する惑星』と『花様年華』は私のお気に入りのアスペクト比1.66:1で撮影され劇場公開されましたが、ビデオ化の際に1.85:1に修正されました。そこで今回のレストアでは元のアスペクト比に戻しました。『天使の涙』は、元々意図していたスコープサイズに変更しています。当時はスタンダード画面で撮影したものをワイド画面に編集することは不可能でしたが、今回のレストアで実現することができました。また、『恋する惑星』は公開当時5.1chが存在しなかったため、今回5.1ch音声を再構成『花様年華』もリミックスしています」と、画面サイズや音声の修復についてこだわりを明かしている。

ウォン・カーウァイ監督×撮影監督クリストファー・ドイルの名コンビが生み出す映像は、それまでのアジア映画のイメージを一新。90年代に日本で巻き起こったミニシアターブームを牽引する存在となり、そのスタイリッシュな映像と世界観は今もなお多くのクリエイターに影響を与え続けている。

そして今、ウォン・カーウァイ監督作が《時》を真空に閉じ込めたまま、さらなる吸引力を以って蘇る。恋は鮮やかに目の前を彩り、ふたたび心奪うだろう。

(WWK公式サイトIntroductionより。下線は付け足し)

 

 

2022年9月現在の神戸では

9月9日(金)より、

 

シネ・リーブル神戸さんで上映開始。

(2K上映)

 

上映5作品(4Kレストア版)+1作品

恋する惑星1994年/102分/香港/1.66:1/広東語/5.1ch

天使の涙 1995年/99分/香港/2.39:1/広東語/5.1ch

ブエノスアイレス1997年/96分/香港/1.85:1/広東語・中国語・スペイン語/5.1ch

花様年華 2000年/98分/香港/1.66:1/広東語/5.1ch

『2046』 2004年/129分/香港/2.35:1/広東語・中国語・日本語/5.1ch/R15+

 

欲望の翼【デジタルリマスター版】1990年/95分/香港 (※本作のみ2022年9月16,18,22日の3日間限定上映)

(※2022年9月現在、U-NEXTでレストア版が鑑賞できます!)

 

『2046』2004/129分/香港(広東語・中国語・日本語)/カラー/2.35:1/5.1ch

『欲望の翼』『花様年華』に次ぐウォン・カーウァイの1960年代シリーズの3作目。また、この作品は『花様年華』の続編であり、一部『欲望の翼』の続編でもある。『花様年華』とほぼ同時期に撮影が開始されたが、予定通りに進まないカーウァイ監督のスタイルにキャストのスケジュール調整が難航、それにSARSによる渡航制限やレスリー・チャンの自殺などを受けて、完成までに5年の歳月が費やされた。脚本が流動的で知られるカーウァイは、レスリーへのオマージュと『欲望の翼』のエピソードを予定以上にちりばめることに決定した。

劇中の現実世界の主人公をトニー・レオン、劇中劇の主人公を木村拓哉が演じている。この物語の主軸となる2人の男性と1人の女性フェイ・ウォンの周囲をとりまくのが、トニーとの恋に溺れる娼婦チャン・ツィイー、トニーと愛を交わしながらも別れを選ぶ賭博師コン・リー、死んだ婚約者との思い出に生きる踊り子カリーナ・ラウなどである。役名や設定はかなりの割合で『欲望の翼』『花様年華』からそのまま流用されている。

 

あらすじ

1960年代後半の香港。記者で作家のチャウ(トニー・レオン)はかつてひとりの女を心の底から愛したが結ばれることはなかった。過去の思い出から逃れるように自堕落な生活を送っていた彼は、ある日ジンウェン(フェイ・ウォン)と出会う。彼女には日本人の恋人タク(木村拓哉)がいたが、父親の反対でタクは日本に帰ってしまった。チャウはふたりに触発され近未来小説を書き始める。(公式サイトより ※役者名は追記した)

 

感想

『欲望の翼』を

U-NEXTで観始めて、

 

冒頭3分くらいで、

停止!!

 

 

こ、これはもう・・・

 

映画館でやってるなら

 

やっぱり・・・

 

映画館で観たいぞ!!!

 

 

ということで、

 

慌ててシネ・リーブル神戸さんの

スケージュールをチェック!!!

 

(↑シネ・リーブル神戸、公式サイトより)

 

 

どう考えても

製作年度順に観ることが不可能な上に、

 

全部観ることが非常に厳しい・・・

 

 

特に

一番映画館で見たいと思っていた

『花様年華』は、

 

スケジュール的にほぼ絶望的・・・

 

残念すぎる・・・

 

 

ということで、

 

今回の上映の中で、

一番後の作品ですが、

 

 

本作『2046』を

観ることに。

 

 

順を追って観たかったですが、

そんなことは言っていられない状況!!

 

 

観れる時に、観れるものを

観ることになりそうです。

 

 

 

以下、ちょいとネタバレあり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストアされた

美しい映像と音声

 

大画面での鑑賞。

 

 

すごく独特の構図!!

(人物が左右に振ってあることが多い)

 

 

 

しかし、これが

シネスコのワイドスクリーンに

完璧にハマっている!!

 

 

 

今もこれを書きながら、

 

U-NEXTで本作を流しているが、

 

(映画館で観た後に、

再度確認できるっていう!

何とも至福。ww)

 

 

あまり観ることのない

独特かつ美しい構図で

 

惚れ惚れしますね!

 

 

そして

音楽もとても雰囲気に合っていて

素敵です。

 

 

音楽の存在がプラスされ

よりアーティステックな仕上がりに。

 

 

 

フェイ・ウォンさんの

可愛い日本語を聞くと、

 

当時、

日本のドラマやCMでも活躍してたな〜!

 

なんて思い出しますね!

(詳細は忘れてるけど・・)

 

 

 

木村拓哉さんもお若い!!

 

この時すでにもうキムタクですね!?ww

 

あのキザな台詞は

外国語ならまだしも、

 

日本語なら彼くらいしか

言えそうにありませんww

 

 

「俺と一緒に行かないか?」

この台詞、

 

そういや聞いたことあるな。w

 

 

 

 

トニー・レオンさんは、

やはり圧巻のスターですね。

 

 

セクシーでカッコよくて

もう何も言う事ありません!ww

 

 

 

チャン・ツィイーさんが

また美しく!!

 

 

初恋のきた道』(1999)で

あんなに可憐なおさげ姿の娘さんが

 

タバコ片手に

妖艶で魅惑の女性に〜〜!!w

(そりゃ、みんな大人になるのよ〜w)

 

 

でもやっぱり

可愛いところもあってww

 

 

 

60年代の現在と、少し過去、

 

そして小説で描かれる

未来の世界を描きながら

 

 

クラシカルな映像と

ハイテクな映像が共存し、

 

 

男女の想いが交錯する。

 

 

 

そしてまた訪れる

クリスマス・イヴ・・・

 

 

 

本作は、

 

『花様年華』の続編であり、

一部『欲望の翼』の続編ということで

 

 

どちらもまだ鑑賞していない

私なので、

 

そちらを観てから観ると

 

また違った印象を

受けるかもしれない。

 

 

 

しかし、

本作だけ観ても

十分楽しめたが。

 

 

残り、

どれだけ映画館で観れるか

分かりませんが、

 

観れる限りは

映画館に行って観たいと思います!

 

(観れない分はU-NEXTで観ます!)

 

 

(2022年9月17本目。本年度331本目、映画館175本目)

 

 

ネタバレMEMO

タクがジンウェンに向けて書く手紙のなかで引用するのは、太宰の『斜陽』の一節だ。(パンフレットより)

 

スタッフ

監督・脚本:ウォン・カーウァイ

撮影:クリストファー・ドイル、ライ・イウファイ、クワン・プンリョン

美術・編集:ウィリアム・チョン

美術:アルフレッド・ヤウ

音楽:ペール・ラーベン、梅林茂

サウンドデザイン:クロード・ルテシエ、ドゥ・ドゥージー

ビジュアル・エフェクト:BUF

挿入曲:ザビア・クガート「Siboney」「Perfidia」、コニー・フランシス「Siboney」、ディーン・マーティン「Sway」、「清らかな女神よ」(歌劇『ノルマ』第1幕より)、ナット・キング・コール「ザ・クリスマス・ソング」、シークレット・ガーデン「Adagio」他

製作:ウォン・カーウァイ、エリック・ウーマン、レン・チョンルン、チョウ・ヨントゥ

製作総指揮:チャン・イーチェン 、レン・チョンルン

製作補:ジャッキー・パン、ツゥオ・ウー

アソシエイト・プロデューサー:チョン・チャン、フー・ウェンシア、リ・シャオシュン

製作会社:Arte France Cinema,France 3 Cinema,ZDF ARTE

 

キャスト

チャウ・モウワン:トニー・レオン

タク:木村拓哉

スー・リーチェン:コン・リー

ワン・ジンウェン/WJW1967:フェイ・ウォン

バイ・リン:チャン・ツィイー

ルル/ミミ:カリーナ・ラウ

cc1966:チャン・チェン

バード:トンチャイ・メーキンタイ

ワン・ジェウェン:ドン・ジェ

ミスター・ワン/車掌:ワン・シュン

ピン:スー・ピンラン

slz1960:マギー・チャン