鑑賞記録(2022.6.5)
アカデミー【撮影賞】受賞作!
ウィリアム・ワイラー監督
『嵐が丘』1939
『嵐が丘』1939/103分/アメリカ/モノクロ
監督は『ローマの休日』(1953)『ベン・ハー』(1959)など数々の傑作を生んだ名匠ウィリアム・ワイラー。英国が誇る名優ローレンス・オリヴィエの本格的ハリウッド・デビュー作でもある。(U-NEXT本作見どころより)
原作はエミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』(ウィキペディアより)
受賞
アカデミー賞(第12回、1940年開催)
撮影賞 (白黒部門):グレッグ・トーランド
原題
Wuthering Heights
一言あらすじ
『嵐が丘』の当主が孤児を引き取り自宅へ連れてきた。その孤児はヒースクリフ(ローレンス・オリヴィエ)と名付けられ、2人の兄妹と共に育てられ、成長し、妹キャシー(マール・オベロン)と愛し合う様になる。ふたりは愛し合うも、当主の死後ヒースクリフは馬丁として扱われ、キャシーは上流階級に憧れもあった所に、裕福な紳士エドガー・リンドン(デヴィッド・ニーヴン)から見染められ・・・
感想
これは
好き好き分かれそうな作品。
悲劇の話か、
ハッピーエンドか、
ラブストーリーか
復讐劇か、、、、
観る観客の捉え方によって
幾通りもの話になりそうなお話。
目の前にある
苦労のない幸せか、
辛さを伴うかもしれないが
心からの情熱か・・・・
人は選択を迫られる時がある・・・
そこで何を選ぶのか。
その時の状況もあると思うし、
不安もあると思うし、
キャシーの気持ちも
分からんでもないが・・・
個人的には
キャシーを愛するエドガーと
ヒースクリフを愛するイザベラが
(エドガーとイザベラは兄妹)
不憫で仕方ない!!!w
人の想いとは、
必ずしも
伝わるとは限らない現実・・・
今回の主人公は
キャシーとヒースクリフですが
ぶっちゃけ
エドガーやイザベラからの目線でも
お話はできると思っちゃいますね!!
スピンオフが出来そう!!ww
なんならそっちの方が
感情移入してしまいそうに思う私ですが
これは完全に好みでしょうね。ww
1939年は大作が多く、
アカデミー賞受賞(ノミネート)作品を
ザッと上げると
『風と共に去りぬ』(ヴィクター・フレミング監督)
『スミス都へ行く』(フランク・キャプラ監督)
『邂逅』(めぐりあい:レオ・マッケリー監督)
『チップス先生さようなら』(サム・ウッド監督)
『ニノチカ』(エルンスト・ルビッチ監督)
『駅馬車』(ジョン・フォード監督)
『オズの魔法使』(ヴィクター・フレミング監督)
など、といった名作揃い。
私もまだ上記の半分は
観ていない作品で
近いうちに観たいと思います。
個人的には、
ウィリアム・ワイラー監督は
今のところやっぱり
『ローマの休日』
(1953)
が好きですが、
他にも有名作多数なので
観ていきたいと思います。
(2022年6月7本目。本年度193本目)
スタッフ
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:チャールズ・マッカーサー、ベン・ヘクト
原作:エミリー・ブロンテ
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:アルフレッド・ニューマン
編集:ダニエル・マンデル
製作:サミュエル・ゴールドウィン
他
キャスト
ヒースクリフ:ローレンス・オリヴィエ
キャシー:マール・オベロン
エドガー・リントン:デヴィッド・ニーヴン
エレン・ディーン:フローラ・ロブソン
イザベラ・リントン:ジェラルディン・フィッツジェラルド
ロックウッド:マイルズ・マンダー
他