鑑賞記録(2022.7.10)4本立て!チャップリン!ロイド!キートン!三大喜劇王とメリエス!ようこそ!ピアノ劇場へ@パルシネマしんこうえん

鑑賞記録(2022.7.10)

チャップリン!ロイド!キートン!

三大喜劇王とメリエス!

 

ようこそ!ピアノ劇場へ

(演奏:天宮遥さん)

パルシネマしんこうえん

 

今回の演目(夜の部鑑賞)

『チャップリンの放浪者』1916/26分/アメリカ/モノクロ/チャールズ・チャップリン監督

『眼が回る』                    1920/27分/アメリカ/モノクロ/ハル・ローチ監督/ハロルド・ロイド

『囚人13号』      1920/20分/アメリカ/モノクロ/エディ・クライン、バスター・キートン監督

『妖精たちの王国』   1903年/16分/アメリカ/モノクロ/ジョルジュ・メリエス監督(※夜の部のみ上映)

 

 

『チャップリンの放浪者』/1916/26分/アメリカ/モノクロ/チャールズ・チャップリン監督

ミューチュアル社における3作目のサイレント映画。

この作品は、エッサネイ社時代の『チャップリンの失恋』(The Tramp, 1915年)をより発展させ、ドラマ性の高いストーリーを持たせたものである。

(↑ウィキペディアより)

原題

The Vagabond

一言あらすじ

チャップリンは放浪する音楽家。ある日、ジプシーの居留地で虐待されている娘 (エドナ) に出会い、(『失恋』同様)チャップリンは彼女を救おうとするが・・・

感想

はちゃめちゃコメディ!

 

いつものことながら

テンヤワンヤです。w

 

 

しかし、後半

 

ロマンスも入ってきて

物語らしさが出てきます。

 

 

あぁ、他の男登場・・・

 

 

まぁ、そうなっちゃいますよね。w

 

 

いつもちょっぴり切なさが漂いますが

 

しかしラストは・・・

 

 

サイレント時代の役者さんは

男女ともに

皆さん身体張ってますw

 

 

スタッフ

監督・製作:チャールズ・チャップリン

脚本:チャールズ・チャップリン、ヴィンセント・ブライアン

撮影:ウィリアム・C・フォスター、ローランド・トザロー

配給:ミューチュアル・フィルム・コーポレーション

 

キャスト

流しのヴァイオリニスト:チャーリー・チャップリン

ジプシーに誘拐された娘:エドナ・パーヴァイアンス

ジプシーの首領:エリック・キャンベル

年老いたユダヤ人・ジプシーの老婆 (二役):レオ・ホワイト

若い芸術家:ロイド・ベーコン

娘の母:シャーロット・ミノー

その友人:フィリス・アレン

トロンボーン奏者:アルバート・オースチン

トランペット奏者・バンドリーダー (二役):ジョン・ランド

演奏家・ジプシー (二役):ジェームズ・T・ケリー、フランク・J・コールマン

 

 

『眼が回る』1920/27分/アメリカ/モノクロ/ハル・ローチ監督/ハロルド・ロイド

禁酒法が施行されていた期間

1920年1月17日 – 1933年12月5日(WEB調べ)

原題

High and Dizzy

一言あらすじ

医者になったものの暇なロイド。そんなところに、待ちに待った患者が!父に連れられてきた娘に一目惚れ!?娘は夢遊病らしいが、ロイドはそんな話は聞いちゃおらず・・・

 

感想

こちらは映像がキレイで鮮明でした。

 

修復(レストア)されたもの?

でしょうかね。

 

 

お話は、

かなりなヤブ医者っぷり全開!っw

 

 

そして

 

ヤブ医者(!笑)ロイドの隣室では

男が密造酒を作っており

2人でめちゃくちゃ飲んだくれて・・・・

 

 

 

丁度禁酒法が施行された年の上映なので

中々のブラック!!www

 

 

酔っぱらい具合が

相当続きますっw

 

 

からの、娘に再会!

 

 

しかし、

その場所は

 

ホテルの窓の外!!ww

 

 

 

見ててこちらが

足元ソワソワして!!

 

 

 

高いところホント好きですね!!ww

(天宮さんも仰ってました!)

 

 

 

驚きに、髪の毛が逆立ったり

(静電気??)

 

ヘベレケに酔っぱらったり

 

漫画みたいな絵面ですww

 

 

そして最後は娘と・・・!?

 

 

サイレント時代のお話は、

まぁもうあってないようなもの!?w

 

 

ドタバタ、おもしろコメディです。

 

 

スタッフ

監督:ハル・ローチ

脚本:フランク・テリー

 

キャスト

ハロルド・ロイド

ミルドレッド・デイヴィス

ロイ・ブルックス

ウォーレス・ハウ

 

 

『囚人13号』1920/20分/アメリカ/モノクロ/バスター・キートン監督

原題

Convict 13

一言あらすじ

ゴルフをしていたバスターは、ボールに当たり気絶してしまう。そこへ逃げ出した囚人がやってきて、気絶しているバスターと服を取り替えて去っていく。そこへ看守がやってきて・・・

感想

 

本作は、

キートン家族が出演しているそうで

 

キートン弟??が服を着せ替える囚人、

キートン父がでっかい暴れん坊囚人、

あと確か妹が出演しているらしい。

 

(天宮さんが事前に教えてくれてましたが、記憶が・・・w)

 

 

 

ゴルフボールを

魚に飲み込まれて探したり、

 

囚人に仕立て上げられてからは

テンヤワンヤ!

 

 

何度かキートンの映画で見かけた

 

大勢に追いかけられたりする

シーンもあったり。

 

 

 

刑の執行か!?と思われ、

ドキッとする場面ありつつも、

 

そこはコメディですww

 

 

そして、落ちが・・・ww

 

 

 

スタッフ

監督・脚本:バスター・キートン、エドワード・F・クライン

製作:ジョセフ・M・スケンク、

配給:メトロピクチャーズ

 

キャスト

バスター・キートン

シビル・シーリー

ジョー・ロバーツ

エドワード・F・クライン

ジョー・キートン

ルイス・キートン

 

『妖精たちの王国』1903年/16分/フランス/モノクロ/ジョルジュ・メリエス監督

(シャルル・ペローの物語)「眠れる森の美女」から、最もインスピレーションを受けたらしい。(始まる前の天宮遥さんのお話より。)

映画のほとんどは屋内で撮影されましたが、終わり近くの結婚式のコルテッジシーンは、メリエスの庭で本物の馬と一緒に屋外で撮影されました。映画の特殊効果は、舞台装置、ローリングパノラマ、ミニチュアモデル、花火、置換スプライス、スーパーインポーズ、ディゾルブで作成されました。(ウィキペディアより)

 

原題

Le Royaumedesfées

(英題:The Kingdom of the Fairies )

一言あらすじ

妖精たちの王国。ちょうど若き王子と王女の婚約の儀が行われていると、突如魔女らしき者が現れ、王女を誘拐!王子は、王女を救う旅へと出かけるが・・・

感想

本作は、

モノクロのフィルムに

色を塗ってカラーリングしてあるもの。

 

 

以前に私は

同じくメリエスの

『月世界旅行』も

 

同じカラーリングバージョンで観たから

 

冒頭なんとなく

そっくりすぎて

 

一瞬、え!?って思ったが

 

ちゃんと違うお話だった。ww

 

 

 

演劇的なセットを感じながらも

 

実際の水やら、

水中の生き物が登場!

 

それぞれ撮影し、

投影しているらしいです。

 

 

明らかに吊るされてる!けど

人が水中(っぽく見せてる所)を

泳いでみたり、

 

 

魔女が消えたり!

炎がリアルなように見せたり・・・

煙がモクモク・・・

(これらは以前も見かけましたが)

 

 

色々と工夫を凝らしていて

面白いです!

 

 

実際どうやって撮ってたのか

見てみたいものですが〜〜!

 

 

100年以上前に作られた作品たち。

 

素晴らしい。

 

 

スタッフ

監督・脚本・製作:ジョルジュ・メリエス

 

キャスト

ベルアゾール王子:ジョルジュ・メリエス

アズリン王女:マルグリット・テベナール

妖精オーロラ:ブルーエット・ベルノン

 

 

まとめ感想

100年以上前に作られた

今回鑑賞の4本。

 

 

三大喜劇王たちの作品は

はちゃめちゃですが

本当にいつも全員体張ってますね。

 

(体張るのは、今後もっとエスカレート!?)

 

 

本来ならサイレントですが

 

天宮遥さんの電子ピアノ演奏により

 

色んな音を再現して頂き、

 

音の追加により

場面転換や心情、状況などが

 

とってもわかりやすく

観られました。

 

 

上映当時も、

オーケストラや活弁なんかが入って

上映していたらしいと聞くし、

 

素敵ですね。

 

 

 

ハロルド・ロイドのワンシーンでは

 

パルシネマ支配人さんによる

”チーン!”

という効果音も!

 

 

頑張ってくださいました!ww

 

 

 

こうしてレアな作品を

映画館で観れてとても楽しかったです。

 

 

お客さんも結構たくさん

いらっしゃってました!

 

 

また次回も、

期待しています!!

 

 

(2022年7月17本目。本年度243本目、映画館113本目

※4本まとめて1作分とカウント)