鑑賞記録(2022.6.21)
岸善幸監督
『前科者』2022
Amazon Prime Video
『前科者』2022/134分/日本/カラー
罪を犯した前科者たちの更生、社会復帰を目指して奮闘する保護司の姿を描いた同名漫画(原作・香川まさひと/作画・月島冬二)を、「あゝ、荒野」の岸善幸監督のメガホン、有村架純と森田剛の共演で映画化。(中略)
主人公・佳代が新人保護司として奮闘し、成長する姿を描く連続ドラマ版「前科者 新米保護司・阿川佳代」(全6話)が2021年11月にWOWOWで放送。その後の公開となる映画版は、原作にないオリジナルストーリーで描かれる。(映画.comより一部抜粋)
一言あらすじ
コンビニ勤めをしながら、ボランティアで保護司として活動する阿川佳代(有村架純)。数人の前科者を担当し、日々奔走している。その中の一人、工藤誠(森田剛)は順調に生活を続けていたが・・・
感想
保護司という
民間人によるボランティアでの活動。
そういう活動のこと自体
初めて知った。
こんな活動をするには、
ものすごい意志と覚悟が必要だろう。
生半可に手が出せるものではない。
本当に頭が下がります。
やはり映画として、
知らないお仕事で特殊なものを扱うと
興味深く面白いです。
実際どこまでどうかはわかりませんが、
本作のように
次々と小さなトラブルがあると
正直、常勤の仕事はかなり大変でしょうね。
有村架純さん演じる阿川佳代が
理解あるコンビニ店主・松山のもとで
(宇野祥平さん演じる松山が最高です!ww)
働いている状況も頷けます。
コンビニ店員をやりながら
保護司・・・・
そんな生活を送るにも
やはり彼女の過去が関係します・・・
犯罪と隣り合わせな環境、
人それぞれの過去、
その後の生き方、
人とのつながり、
など、最後まで退屈せず
楽しめました。
本作は、
原作にはない
オリジナルストーリーとのことですが、
原作では
どのように描かれているのか
興味が沸きます。
あと、映画にするには、
オリジナルストーリーというのも
良いと思いますね。
基本、2~3時間という
時間の制約上、
原作をそのまま持ってくるのは
厳しいものもあるので。
岸善幸監督作品は
過去に『ニ重生活』(2016)を観て、
面白かったと記憶しています。
『あゝ荒野』(前後篇/2017)も
観よう観ようと思って
未だ観ておらず・・・
・・・近々観ようと思います!!ww
リリー・フランキーさんも
こういう役似合いますねww
他の皆さんも
素晴らしかったです。
佳代が時々、
キレ気味に叫ぶのも
ちょっと面白い。
そりゃそうだわ、と。ww
ドラマシリーズの方を知らなかったので
観ていませんが、
もし先のシリーズを観てから観たら
より一層人物が分かって
さらに面白かったかもしれませんね。
ラストも良かったです。
最近観た犯罪に絡むお話が、
本当にあり得ないくらい
悲しいお話ばかりだったので・・・ww
映画で垣間見る、
知らないお仕事や世界。
楽しみながら
知らない存在を知ることができて
これも映画の素晴らしい点ですね。
(2022年6月26本目。本年度212本目)
スタッフ
監督・脚本・編集:岸善幸
原作:香川まさひと、月島冬二
撮影:夏海光造 照明:高坂俊秀 DIT:鈴木裕 録音:森英司
美術:林チナ 衣装:宮本まさ江、村田野恵、加藤愛美
装飾:佐原敦史 小道具:守塚美穂 ヘアメイク:楮山理恵
特殊メイク:百武朋 ヘアメイクアドバイザー:小沼みどり
音響効果:大塚智子 音楽:岩代太郎 助監督:松尾崇
キャスティング:おおずさわこ 制作担当:宮森隆介
製作:石垣裕之、鳥羽乾二郎、藤本鈴子、富田朋子、久保雅一、鈴木貴幸
エグゼクティブプロデューサー:白戸洋行、福家康孝
プロデューサー:加茂義隆、西村信次郎、杉田浩光、菅原康洋、渡辺誠
共同プロデューサー:岡本順哉、井口正俊
ラインプロデューサー:塚村悦郎
他
キャスト
阿川佳代:有村架純
滝本真司:磯村勇斗
実:若葉竜也
鈴木充:マキタスポーツ
斉藤みどり:石橋静河
高松直治:北村有起哉
松山:宇野祥平
遠山史雄:リリー・フランキー
宮口エマ:木村多江
工藤誠:森田剛
他