2023年7月の映画鑑賞記録まとめ
【作品名 製作年/上映時間/製作国/監督/鑑賞方法】
【原題、使用言語、etc】
1.『小説家の映画』2023/92分/韓国/ホン・サンス監督・脚本・撮影・編集・音楽・製作/シネ・リーブル神戸
原題:『소설가의 영화』(韓国語)(英題:『The Novelist’s Film』)モノクロ&カラー/1.78:1/モノラル
出演:イ・ヘヨン、キム・ミニ、ソ・ヨンファ、パク・ミソ、クォン・へヒョ、チョ・ユニ、キ・ジュボン、他
My MEMO:第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を3年連続で受賞。(2020年監督賞『逃げた女』、2021年脚本賞『イントロダクション』)モノクロの映像は、パンフレットをチラ見したところによると、あえてカラー撮影して、それを白黒にすることによって、わざと荒い画像を作り出しているとのこと。通りで!フィルムじゃなさそうなのに、なんかフィルムのようなザラつきが所々にあって、なんだろう〜〜??と思っていたので、納得です。
2.『遺灰は語る』2022/90分/イタリア/パオロ・タヴィアーニ監督・脚本/シネ・リーブル神戸
原題:『レオノーラ・アディオ』英語題:『Leonora Addio』(←チラシ記載の通り)(イタリア語、英語)モノクロ/カラー/撮影:パオロ・カルネーラ
出演:ファブリツィオ・フェッラカーネ、マッテオ・ピッティルーティロベルト・エルリツカ、他
My MEMO:モノクロの映像が美しく、構図も美しく絵画的。光と影のコントラストが美しい。特にモノクロのシーンは、ほぼ撮影監督に任せたというような旨を、またチラ見したパンフレットに書いてあった、と思う・・・。短編の『釘』の原作を読みたくなった。
2018年4月、兄ヴィットリオが88歳で死去。本作が、兄の死後初めて、パオロが一人の名前で発表した作品となる。(公式サイトより)
3.『劇場版 呪術廻戦0』2021/105分/日本/朴 性厚監督/Disney+
(日本語)カラー/アニメーション/
声の出演:緒方恵美、花澤香菜、小松未可子、内山昂輝、関 智一、中村悠一、櫻井孝宏、他
My MEMO:第2シーズンが始まったので、そちらを観て見えたら、やはり本作を観ておかないとダメか〜と思い、観たら、やはり繋がる点多数。
4.『ソウルフル・ワールド』2020/101分/アメリカ/ピート・ドクター監督/Disney+
原題:『Soul』(英語)カラー/アニメーション
声の出演:ジェイミー・フォックス、ティナ・フェイ、グレアム・ノートン、他
My MEMO:字幕なし鑑賞今月1本目。アカデミー賞を筆頭に数々の受賞をしている。字幕なしなので、どこまで理解できているかということ自体が理解できていないが、グッときて、ホロリとしました。
5.『スターフィッシュ』2018/99分/イギリス・アメリカ/A.T.ホワイト監督・脚本・作曲/Cinema KOBE
原題:『Starfish』(英語)カラー(一部モノクロ、アニメーション)/スコープサイズ/5.1ch/撮影:アルベルト・バナレス
出演:ヴァージニア・ガードナー、クリスティーナ・マスターソン、エリック・ビークロフト、他
My MEMO:予告編で観て、映像が美しく、まるでフィルムで撮っているような質感だが、その記載はなく、加工してこうなっているのかな??だとすれば技術すごいなぁ。お話は、え、そっち系だった!?と、まさかの展開に、私には??となる部分が結構あったけど、映像と演出により、先が気になりながら観られた。わざわざ映画館で観てよかった。
6.『ニューヨークの中国女』1968/41分/アメリカ/D・A・ペネベイカー、リチャード・リーコック監督/Cinema KOBE
原題:『Two American Audiences』(英語)モノクロ
出演:ジャン=リュック・ゴダール、他
My MEMO:日本初公開。ジャン=リュック・ゴダールが自身の監督作『中国女』についてアメリカの若者たちと議論を交わす姿を記録したドキュメンタリー。私はまだ『中国女』を観ていなかったので、先にこれを観ておく必要があったな・・・
7.『1PMーワン・アメリカン・ムービー』1971/90分/アメリカ/D・A・ペネベイカー、リチャード・リーコック監督/Cinema KOBE
原題:『One American Movie』(英語)カラー
出演:ジャン゠リュック・ゴダール、リップ・トーン、ルロイ・ジョーンズ、エルドリッジ・クリーヴァー、トム・ヘイドン、ジェファーソン・エアプレイン、他
My MEMO:日本初公開。
激動の1968年の秋、ゴダールは『1AM』(『ワン・アメリカン・ムービー』)なる企画のため、アメリカ合衆国の反体制的な政治と文化の状況に目を向ける。カメラを回すのは、ダイレクト・シネマの旗手リーコックとペネベイカーである。だが、ヌーヴェル・ヴァーグを牽引した末にいまや商業映画と訣別するに至ったゴダールと、ドキュメンタリー映画界の革命児たちの夢の共同作業は編集段階で頓挫してしまう。『1PM』は、ゴダールが放棄したフッテージをペネベイカーが繋ぎ合わせて作った映画である。
ここでは、現実と虚構を掛け合わせようとするゴダールの目論見と、現実を未加工のまま提示しようとするダイレクト・シネマの手法がせめぎ合っている。黒豹(ブラックパンサー)党のエルドリッジ・クリーヴァーの談話や、ジェファーソン・エアプレインの印象的なパフォーマンスを捉えた記録映像を通じて、ありえたかもしれないゴダール映画を透かし見るのも一興だろう。堀 潤之(映画研究者)(本作チラシより)
8.『ぼくたちの哲学教室』2021/102分/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス/ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ監督/元町映画館
原題:『Young Plato』(英語)カラー/16:9/5.1ch/ドキュメンタリー
出演:ケヴィン・マカリーヴィー(校長)とホーリークロス男子小学校の子どもたち
My MEMO:ケネス・ブラナー監督作『ベルファスト』を去年観ていたので、なんとなくではあるが、この地域で紛争が起こっていたことなどは知っていた。その街に暮らす子どもたち。子どもの教育って、本当に大切だなぁと、つくづく思う。「やられたら、やり返す?それでいいの?」という問いかけ、ハッとしますね。本当の強さや優しさとは何か?考えさせられます。そして、、、水曜サービスデーということもあってか、映画館超満員でした!!
9.『レザボア・ドッグス』1992/100分/アメリカ/クエンティン・タランティーノ監督・脚本/U-NEXT
原題:『Reservoir Dogs』(英語)カラー
出演:ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリス・ペン、スティーヴ・ブシェミ、ローレンス・ティアニー、クエンティン・タランティーノ、他
My MEMO:来月公開予定の、タラ・ウッド監督作『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』(2019)というドキュメンタリー映画を観ようと思って、タランティーノ作品を遡り鑑賞。タランティーノが脚本家・映画監督としてデビューした本作。とても面白かった!カッコいいし、物語の運び方が上手い!!
10.『君たちはどう生きるか』2023/124分/日本/宮崎駿監督・脚本・原作/109シネマズ大阪エキスポシティ(IMAX)
(日本語)カラー/アニメーション
声の出演:山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉(特別出演)、他
My MEMO:原作が宮崎駿監督ということで、吉野源三郎さん著書の本とは、またちょっと別で、宮崎駿監督のオリジナルストーリーとなっている。感想は、鑑賞記録にて。
11.『喜劇 汗』1930/76分/日本/内田吐夢監督/神戸映画資料館
(日本語)活弁・伴奏録音版(弁士:大森くみこ、伴奏:天宮遥)モノクロ/16mmフィルム/日活
出演:島耕二(北山平左エ門)、吉井康(源兵衛/家老)、土井平太郎、赤星黙、村田宏壽(仙太/親方)、田村邦男(チョロ竹)、沖悦二(金造)、滝花久子(お静/金造娘)、田中春男(運転手)、他
My MEMO:今回は録音された活弁と伴奏入りのものを鑑賞。弁士と伴奏が変われば、また雰囲気が変わりそう!額に汗して働く!!わかりやすいお話で、面白かったです!
(中略)政治的な主題を持った傾向映画で、搾取する側のブルジョワをアイロニカルに描く。多数の朝鮮人労働者が登場する映画としても知られ、後に巨匠として知られる内田吐夢監督が若き日の才能を開花させた喜劇映画の一篇。(神戸映画資料館公式サイトより一部抜粋)
12.『トゥ・レスリー』2022/119分/アメリカ/マイケル・モリス監督/シネ・リーブル神戸
原題:『To Leslie』(英語)カラー/シネスコ/5.1ch/35mmフィルム撮影
出演:アンドレア・ライズボロー、マーク・マロン、オーウェン・ティーグ、アリソン・ジャネイ、他
My MEMO:始まって、あれ!これはフィルム撮影だよな!?と思う。粒子状のやや粗めの画面が、世界観とマッチしている。役者の皆さんもとても素敵で引き込まれました!!最終日の最終回だったため、ゆっくりしている時間がなく、思わずパンフレットを購入。
13.『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』2023/163分/アメリカ/クリストファー・マッカリー監督・脚本/109シネマズ大阪エキスポシティ(IMAX)
原題:『Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One』(英語)カラー
出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ヴァネッサ・カービー、他
My MEMO:シリーズ第7作目。感想は、鑑賞記録にて。
14.『惑星ソラリス』1972/165分/ソ連/アンドレイ・タルコフスキー監督/シネマ・ブルースタジオ(東京・北千住)
原題:Солярис(ロシア語:サリャーリス)、Solaris(英語)カラー/Blu-ray上映/脚本:アンドレイ・タルコフスキー、フリードリッヒ・ガレンシュテイン
出演:ドナタス・バニオニス、ナタリヤ・ボンダルチュク、ユーリー・ヤルヴェト、他
My MEMO:1972年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。タルコフスキーの名前を世界に知らしめた記念碑的作品とのことで鑑賞したけれど、連日の寝不足と披露、お昼を食べた直後ということもあり、ガッツリ爆睡!!もはや鑑賞したうちに入らないレベルですが・・・いずれ再鑑賞必須・・・
15.『百年の夢 デジタル・リマスター版』1972/67分/スロヴァキア/ドゥシャン・ハナック監督・脚本/下高井戸シネマ(東京)
原題: Obrazy starého sveta (英題:Pictures of the Old World)モノクロ
出演:スロヴァキアの山岳地帯に暮らす老人たち
My MEMO:16年の長きに渡り国外輸出禁止となっていた幻のドキュメンタリー作品!!写真集的ショットの数々と、味のある老人の皆さんの顔がたくさん!!皆さん個性と味があって、面白い。生きること、暮らすこと、欲や娯楽に満ちた世界からちょっとトリップ・・・
16.『キングダム 運命の炎』2023/129分/日本/佐藤信介監督/109シネマズ大阪エキスポシティ(IMAX)
(日本語)カラー
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、大沢たかお、他
My MEMO:シリーズ第3弾。感想は、鑑賞記録にて。
2023年 鑑賞本数合計
7月合計16本。(内訳:映画館鑑賞13本。動画配信鑑賞3本←内1本字幕なし鑑賞:今年合計22本字幕なし鑑賞)
2023年度合計156本。(内訳:映画館鑑賞102本。動画配信鑑賞54本)
感想
今月は
16本の鑑賞に留まりました。
自宅での鑑賞は3本のみ。
(他は全部、映画館鑑賞)
もはや動画配信サービスが
必要かを疑いたくなりますが、
とりあえずはもう少し
様子を見ようかな、と・・・
今は、
バンバン映画を観ることよりも
ちょっと他にやる事が増えているので
中々時間が取れませんで・・・
映画1本観るのに
2〜3時間は必要ですからね。
中々な贅沢だと
改めて思いますね。w w