2023年9月の映画鑑賞記録まとめ

2023年9月の映画鑑賞記録まとめ

【作品名 製作年/上映時間/製作国/監督/鑑賞方法】

【原題、使用言語、etc】ピンク→今年日本公開、レッド→旧作

 

1.『アステロイド・シティ』2023/104分/アメリカ/ウェス・アンダーソン監督・脚本/シネ・リーブル神戸

原題:『Asteroid City』(英語)カラー・モノクロ/スコープサイズ(一部スタンダード)

出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、他

My MEMO:『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督。日本では、2022年に『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が公開されているが、それに続く。ポップでオシャレな世界観は相変わらず。そして、豪華キャストも相変わらず。パステルカラーが美しい。

 

2.『ラヴ・ストリームス』1983/139分/アメリカ/ジョン・カサヴェテス監督・脚本/元町映画館

原題:『Love Streams』(英語)カラー

出演:ジョン・カサヴェテス、ジーナ・ローランズ、シーモア・カッセル、他

My MEMO:第34回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。結構なイカれ具合!?を発揮する、カサヴェテス夫妻の役どころw。カサヴェテス作品は、まぁまぁ長い。w

 

3.『ベイウォーク』2022/90分/日本/粂田剛監督/Cinema KOBE

原題:『at Bay walk』(日本語)カラー/ドキュメンタリー

出演:赤塚 崇さん、関谷さん、フィリピンの人々、他

My MEMO:『なれのはて』の第2弾のような本作。仕事としてフィリピンに来るも、その仕事を紹介した知人(日本人)に騙され無一文になり、ホームレスをしている日本人・赤塚さんを中心に追ったドキュメンタリー。明日は我が身かもしれないと、肝に銘じる私・・・人生の反面教師的な勉強になる。

 

4.『ロストケア』2023/114分/日本/前田哲監督・脚本(共同)/パルシネマしんこうえん(2本立て1本目)

(日本語)カラー

出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、柄本明、他

My MEMO:公開時に見逃していた本作が、早くも2本立てで上映!葉真中顕による小説「ロスト・ケア」の映画化。内容が、濃い。自分の価値観や正義というものを改めて問われる作品。

 

5.『渇水』2023/100分/日本/高橋正弥監督/パルシネマしんこうえん(2本立て2本目)

(日本語)カラー/16mm(本編のフィルムはコダックVISION3 500T 7219)/1.66:1(ヨーロピアンビスタ)

出演:生田斗真、磯村勇斗、門脇麦、他

My MEMO:2本立て2本目。本作も見逃しており、フィルムで撮られた作品とのことで劇場で観たかった作品だったので、観られてよかった。

 

6.『ローマの休日 4Kレストア版』1953/118分+淀川長治さんの解説3分付き/アメリカ/ウィリアム・ワイラー監督/kino cinema神戸国際

原題:『Roman Holiday』(英語)モノクロ/スタンダード/モノラル

出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、エディ・アルバート、他

My MEMO:もう何度観たことか・・・しかし、映画館では2回目??もしかして、初だった!??記憶がない・・・脚本、演出、役者、全てが素晴らしい。これぞ文句なしの名作ですね!!!

 

7.『ファルコン・レイク』2022/100分/カナダ・フランス/シャルロット・ル・ボン監督・脚本/大阪ステーションシティシネマ

原題: 『FALCON LAKE』(英語・フランス語)カラー/16mm/

出演:ジョゼフ・アンジェル、サラ・モンプチ、モニア・ショクリ、他

My MEMO:映像がとっても美しい!!あまりに美しい映像なので、パンフレット購入してみた。エンドクレジットで、コダックはなく、カナダのテレフィルムという社名がクレジットされていたので、そこのフィルムなのだろうか・・・??パンフレット購入したけど、そんなマニアな情報は載ってなかった・・・

 

8.『タブロイド紙が写したドリアン・グレイ』1984/151分/西ドイツ/ウルリケ・オッティンガー監督・脚本・撮影/元町映画館

原題:『Dorian Gray im Spiegel der Boulevardpresse』(ドイツ語)カラー

出演:ヴェルーシュカ・フォン・レーンドルフ、デルフィーヌ・セイリグ、他

My MEMO:伝説的スーパーモデル、ヴェルーシュカ・フォン・レーンドルフが主演。連日のタイトスケジュールにより、爆睡・・・ただ、かなり独創的で、演劇的なスタイルが多様されていることは覚えている。再鑑賞が必要。オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』は既読。

 

9.『キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る』2023/81分/日本/井上満監督・脚本/元町映画館

(日本語)ドキュメンタリー

My MEMO:関東大震災の惨事の中、カメラを回した男たち。すごい。こういった咄嗟の判断で回したカメラ(フィルム)によって、私たちは過去を一部なりとも知ることが出来る。

 

10.『ソウルに帰る』2022/119分/フランス・ドイツ・ベルギー・カンボジア・カタール/ダヴィ・シュー監督・脚本/シネ・リーブル神戸

原題:『Return to Seoul』(フランス語、韓国語、英語)カラー

出演:パク・ジミン、オ・グァンロク、キム・ソニョン、グカ・ハン、他

My MEMO:2022年アカデミー賞国際長編映画賞カンボジア代表。なんか濱口竜介監督の作品たちをちょっと思い起こした。また違うけど。

 

11.『福田村事件』2023/136分/日本/森達也監督/シネ・リーブル神戸

(日本語)カラー

出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、木竜麻生、柄本明、他

My MEMO:パンフレットが凄すぎる!(¥1500)脚本、歴史的年表、撮影記録、インタビュー等、内容がすごい。驚きのパンフです。

 

12.『6月0日 アイヒマンが処刑された日』2022/105分/イスラエル・アメリカ/ジェイク・パルトロー監督・共同脚本/シネ・リーブル神戸

原題:『June Zero』(ヘブライ語)カラー/スーパー16mm/ヨーロピアン・ビスタ

出演:ノアム・オヴァディア、ツァヒ・グラッド、他

My MEMO:個人的には、ここ最近の新作で、一番のヒット!!映像(フィルムの感じと、画面サイズアスペクト比)と世界観が、絶妙にマッチ!!!!お話は、ナチスがメインの話ではない。それに関わる庶民のお話。一般ウケはしないのかもだけど、私は好きでした!!!

 

13.『ほつれる』2023/84分/日本・フランス/加藤拓也監督・脚本/シネ・リーブル神戸

(日本語)カラー/1:1.37/DCP/5.1ch

出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華、染谷将太、古舘寛治、他

My MEMO:加藤監督、長編2作目。セリフがあまりに自然でいつも驚かされる。スタンダード(画面サイズ:アスペクト比)で撮るのも素敵です。

 

14.『ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版』1973/219分/フランス/ジャン・ユスターシュ監督・脚本/Cinema KOBE

原題:『 La Maman et la Putain』(フランス語)

出演:ベルナデッド・ラフォン、ジャン=ピエール・レオ、フランソワーズ・ルブラン、他

My MEMO:カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ受賞。200分超え。ジャン・ユスターシュ監督長編デビュー作。監督自身の自伝的作品。

 

15.『ミツバチのささやき』1973/99分/スペイン/ビクトル・エリセ監督・共同脚本/大阪ステーションシティシネマ

原題:『El espíritu de la colmena』(スペイン語)(英題: The Spirit of the Beehive)カラー

出演:フェルナンド・フェルナン・ゴメス、テレサ・ギンベラ、アナ・トレント、イザベル・テリェリア、他

My MEMO:午前十時の映画祭13にて。ずっと観たかった作品!映画内映画で、『フランケンシュタイン』(1931)が登場する。そのお話がストーリー展開に大きく影響する。

 

16.『お早よう』1959/94分/日本/小津安二郎監督・共同脚本/パルシネマしんこうえん

(日本語)カラー

出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、他

My MEMO:2本立て上映1本目。以前にUで鑑賞済み。映画館での鑑賞は初。通称”おなら映画”と呼ばれている!?ここまでおならを引っ張る映画もそうないでしょうw。小さな出来事をここまで膨らませるのが凄い。

 

17.『パリ、テキサス』1984/146分/西ドイツ・フランス・ドイツ/ヴィム・ヴェンダース監督/パルシネマしんこうえん

原題:『Paris,Texas』(英語)カラー/脚本は、サム・シェパード、L・M・キット・カーソン。

出演:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー、ディーン・ストックウェル、他

My MEMO:2本立て上映2本目。お話が中々すごくて重厚だと思った。赤のカラーの印象が強い。色が綺麗で、役者もいい。

 

18.『罠 THE TRAP』1996/106分/日本/林海象監督・共同脚本/大阪ステーションシティシネマ

(日本語)カラー

出演:永瀬正敏、夏川結衣、山口智子、杉本哲太、他

My MEMO:冒頭がいつもカッコいい!そして、林監督の独特の演出があると感じる。杉本哲太さんと佐野史郎さんの役が、前作とは違って、急に変化!?している??友人の話によると、前作を観た山口智子さんが、自ら出演したい!と言って、出演に至ったそうな・・・

 

19.『ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版』2023/123分/フランス/ジャン・ユスターシュ監督・脚本/Cinema KOBE

原題:『Mes petites amoureuses』(フランス語)カラー

出演:マルタン・ローブ、イングリット・カーフェン、ジャクリーヌ・デュフレンヌ、他

My MEMO:思春期の少年のあれやこれや。生活環境が変わったり、性に関心を持ったり・・・

 

20.『ベン・ハー』1925/141分/アメリカ/フレッド・ニブロ監督/U-NEXT

原題:『Ben-Hur: A Tale of the Christ』「ベン・ハー – キリストのお話」の意)(英語)モノクロ(一部のシーン、二色法によるカラー映像)/サイレント(音楽付きだった)

出演:ラモン・ノヴァロ、フランシス・X・ブッシュマン、メイ・マカヴォイ、ベティ・ブロンソン、他

My MEMO:やっぱり古い映画から観ていこうと思い、鑑賞。1959年のワイラー版は鑑賞済み。約100年前のド迫力!エキストラやセットの巨大さハンパない。

前年の1924年(大正13年)に3社合併で設立されたばかりのメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が、390万ドルの巨費(サイレント映画において最も高額な製作費)を投じ、フレッド・ニブロを監督に、ラモン・ノヴァロを主役に製作したスペクタクル超大作である。原作はルー・ウォーレスが1880年(明治13年)に発表した小説『ベン・ハー』で、1907年(明治40年)の15分の短篇版に次ぐ2度目の映画化である。

ウィリアム・ワイラーによる1959年の3度目のリメイクはこの2作目をほぼ完全に踏襲している。ワイラーは2作目の助監督でもあり、両作品に関わった数少ない人物である。

(↑ウィキペディアより)

 

2023年 鑑賞本数合計

9月合計20本

(内訳:映画館鑑賞19本←新作9本、旧作10本。動画配信鑑賞1本←字幕なし鑑賞なし:今年合計22本字幕なし鑑賞)

2023年度合計203本

(内訳:映画館鑑賞140本。動画配信鑑賞63本)

 

感想

9月は、

自宅鑑賞は最後の1本のみに。

(『ベン・ハー』1925)

 

10月中旬以降は、

かなり仕事が忙しくなると予想され、

 

映画鑑賞の時間が

相当少なくなると思われます。

 

やっぱりお金を稼がないと

映画館にも行けないですからね!w

 

まだ、現状、

どうなるか分かりませんが、

自宅でも映画鑑賞は

続けていきたいですね。

 

特に、昔の名作で

まだまだ観ていないものが

たくさんあるので、

地道に観ていきたいと思います!