鑑賞記録(2022.10.27)名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 リチャード・ブルックス監督『熱いトタン屋根の猫』1958@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.10.27)

名優ポール・ニューマン特集

碧い瞳の反逆児

 

リチャード・ブルックス監督

熱いトタン屋根の猫

1958

シネ・リーブル神戸

 

 

現在、各都市で行われている

 

『名優ポール・ニューマン特集

碧い瞳の反逆児』

 

 

神戸では、

シネ・リーブル神戸さんで

 

2022.10.21(金)〜11/3(木)

まで上映中!

 

(↓入場特典でポストカード貰いました)

 

 

テアトル・クラシックス 名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 上映4作品

熱いトタン屋根の猫

1958/108分/リチャード・ブルックス監督

ハスラー

1961/135分/ロバート・ロッセン監督

暴力脱獄

1967/127分/スチュアート・ローゼンバーグ監督

明日に向かって撃て

1969/110分/ジョージ・ロイ・ヒル監督

 

(※2022年10月現在『ハスラー』以外は、すべてU-NEXTで視聴可能。ポイント必要鑑賞あり)

 

『熱いトタン屋根の猫』1958/108分/アメリカ/カラー/アメリカンビスタ

メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作でテネシー・ウィリアムズの同名の戯曲を映画化した作品。

(原作の戯曲は)ニューヨークにおいて1955年に初演された。演出はエリア・カザン。同じ年、同作品はピューリッツァー賞を受賞した。

(↑ウィキペディアより)

原題

Cat on a Hot Tin Roof

あらすじ

夫・ブリック(ポール・ニューマン)との愛のない生活に悩むマギー(エリザベス・テーラー)。ある日、大農園主である義父ががんに冒されているとの知らせが入る。当の本人は病気のことを知らないまま、遺産目当てで長男夫婦が帰省。彼らが異常なまでに義父を歓待するなか、ブリックは酒に溺れる始末で…。U-NEXT本作”ストーリー”より)

感想

ポール・ニューマンの作品も

全然観たことありませんが、

 

(ジョージ・ロイ・ヒル監督の

『スティング』(1973)くらいしか

観たことない・・・)

 

 

今回の特集上映で興味を持ち、

映画館鑑賞しようと思っています!

 

 

本作はU-NEXTでも

観ることが出来ますが

 

 

是非、劇場鑑賞したい!

と思っています。

(帰宅後、U-NEXTで確認したり出来ますw)

 

 

 

相変わらず

何も知らずに鑑賞開始。

 

 

オープニングクレジットで

テネシー・ウィリアムズの名前を見つけて

 

原作が彼の作品だと知るww

 

 

 

テネシー・ウィリアムズの戯曲では

『ガラスの動物園』

『欲望という名の電車』

が特に有名ですね。

 

 

私は過去に、

 

エリア・カザン監督作

『欲望という名の電車』(1951)しか

観ていませんが、

 

 

本作の冒頭からすぐに、

 

 

人間の内面の

葛藤や痛みなどを

 

炙り出すような作品であろうことは

すぐに読み取れます。

 

 

原作が戯曲

ということもあり

 

シチュエーションとしては

ミシシッピー州の大農園の

お屋敷を主な舞台とし

 

 

ビッグ・ダディのお誕生日の1日の

お話となっています。

 

 

一代で帝国を作り上げた

バール・アイヴス演じる

ビッグ・ダディ。

 

 

大金持ちの

何不自由ない一家ですが、

 

家庭内は

かなり複雑な様子・・・

 

 

どこかよそよそしいというか

取り繕っているというか

 

何やら皆

思惑がありそうです・・・

 

 

しかし、

それには様々な原因が・・・

 

 

映画の本作と

戯曲とでは

多少違いがあるようですが、

 

原作も一度読んでみたいですね。

 

 

 

次男ブリック演じる

今回の特集ポール・ニューマン、

 

本当に綺麗なブルーの瞳!

 

 

そして

ブリックの妻・マギー演じる

エリザベス・テーラー(テイラー)

やっぱりお美しい!!

 

 

美男美女カップル!!

(設定上、関係は・・・ですが)

 

 

しかし

兄夫婦の子供に対し

(いたずらっ子たちw)

 

何度もマギーが

「no neck monster!」

(首なし怪物 ※訳では、首なし)

 

と叫んでいるのには、

 

会場でも笑い声が・・・ww

 

 

 

人間の様々な

欲望、欲求、疑いなどが

見え隠れする中、

 

 

この家族と、

こじらせ夫婦の行く末は・・・

 

 

お金、愛情、健康・・・

 

 

大切なものとは何か?

 

 

複雑に絡んでしまい、

葛藤する

人間模様をご覧あれ。

 

 

(2022年10月34本目。本年度387本目、映画館211本目)

 

 

スタッフ

監督:リチャード・ブルックス

製作:ローレンス・ウェインガーテン

原作:テネシー・ウィリアムズ

脚本:リチャード・ブルックス、ジェームズ・ポー

撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ

美術:ウィリアム・A・ホーニング、ウーリー・マックリアリー

編集:フェリス・ウェブスター

製作:MGM

キャスト

マギー:エリザベス・テイラー

ブリック:ポール・ニューマン

ビッグ・ダディ:バール・アイヴス

ビッグ・ママ:ジュディス・アンダーソン

グーパー:ジャック・カーソン

メイ:マドレーヌ・シャーウッド

ボー医師:ラリー・ゲイツ

デイヴィス助祭:ボーン・テイラー

ネタバレMEMO

マッカーシズムが吹き荒れ、同性愛者への偏見が強かった時代にホモセクシュアルと推察されるキャラクターを堂々と演じたニューマンの演者としてのチャレンジ魂とリベラルな人間性にも感動するはず。人間のエゴイズムと愛憎を描き、ピュリッツァー賞にも輝いたテネシー・ウィリアムズの名戯曲が、ニューマンと大女優“リズ”の競演で見事に映画化され大ヒットとなった。(テアトル・クラシックス 名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 公式サイトより)

タイトルの 『熱いトタン屋根の猫』 とは、愛する夫が同性愛に走り、久しく夫婦関係がない欲求不満のマギーのことを指す。映画化に際し、原作戯曲のブリックとスキッパーのホモセクシュアルな関係は匂わす程度で留まり、隠された演出となっている。この脚色に原作者のウィリアムズは大変失望したと言われている。(ウィキペディアより)

(テネシー)ウィリアムズの家庭には問題が多かった。彼の姉ローズは恐らく彼に対する最も大きな影響を与えた。彼女は精神障害で精神病院の中で生涯のほとんどを過ごし、両親は結局彼女に対するロボトミー手術を許可した。ウィリアムズはこのことで両親を許さなかったし、愛する姉を救えなかった自分自身の罪の意識にも苦しんだ。彼の作品の登場人物はしばしば家族に対する直接の抗議であると見られる。(テネシー・ウィリアムズについてのウィキペディアより)

彼はゲイだったことで知られている。(テネシー・ウィリアムズについてのウィキペディアより)