鑑賞記録(2022.1.5)アルフレッド・ヒッチコック監督『三十九夜』1935 U-NEXT/ フランク・キャプラ監督『オペラハット』1936 U-NEXT

鑑賞記録(2022.1.5)

『三十九夜』U-NEXT

『オペラハット』U-NEXT

 

 

『三十九夜』1935/86分(U-NEXT版)/イギリス/モノクロ

 

イギリス時代のヒッチコック作品。

(祖国イギリス時代と、その後のアメリカ時代の、大きく二つに分けられる。)

 

イギリス時代の最高峰にして、集大成とも呼ばれる作品。

ヒッチコックが得意とする”巻き込まれ型サスペンス”の手法を本作で確立させ、『北北東に進路をとれ』の原型になったとも言われている。

 

原題

The 39 Steps (三十九階段)

 

一言あらすじ

偶然居合わせた女性にかくまってくれと頼まれたハネイ(ロバート・ドーナット)。翌朝、女性はダイイングメッセージを残して殺されてしまった。無実の自分が殺人犯となり追われるハネイ。メッセージをもとに、真相を知ろうと試みる・・・・

 

感想

鑑賞しだしたら、

実は以前にも見たことがすぐに判明!!

 

しかし、もう一度観たいと思い

そのまま鑑賞。

 

テンポよく進んでいくサスペンス。

 

パンパンと切り替えがあり

スピーディーであっという間に進んでいく。

 

確か、初見の時は

ちょっと思考回路が付いていけなかった気がする・・・

(私が理解するのに時間が掛かるタイプかも)

 

 

さすがに二回目で、

大体展開がわかっていたから

答え合わせのように

すんなり観れたが。

 

 

今では、多くの監督たちが

真似る手法となっているんだろうが

 

次々展開する、

サスペンスのハラハラ&ドキドキ感は

この辺の作品から出来ているんでしょうか??

 

影や手だけのショットを見せて

観客に想像させるのは、

映画の創成初期(1910年代)からありますが

 

本当にモノクロ映画の偉大さったらない。

 

すごいな~!

 

とりあえず、ヒッチコック作品

毎回、模型と動物のショットが出てくる。ww

 

まだまだ観ていないヒッチコック作品が

たくさんあるので

今後も観ていきたい。

 

(2022年動画鑑賞6本目)

 

 

 

スタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

脚本:チャールズ・ベネット、アルマ・レヴィル(撮影用台本)、イアン・ヘイ(台詞)

原作:ジョン・バカン『The 39 Steps(三十九階段)』

撮影:バーナード・ノウルズ 音楽:ルイス・レヴィ(音楽監督)、ハバート・バス、ジャック・ピーヴァー、チャールズ・ウィリアムズ 編集:D・N・トゥイスト 製作:マイケル・バルコン、イヴォール・モンタギュー 

製作会社:ゴーモン・ブリティッシュ 配給:ゴーモン・ブリティッシュ(イギリス)、東和商事(日本)、日本ヘラルド(日本・リバイバル)

 

キャスト

ロバート・ドーナット、マデリーン・キャロル、ルーシー・マンハイム、ゴッドフリー・タール、ペギー・アシュクロフト、ジョン・ローリー、ヘレン・ヘイ、ワイリー・ワトソン、他


 

 

『オペラハット』1936/115分/アメリカ/モノクロ

1935年に発表されたクラレンス・パディントン・ケランドの物語『オペラ・ハット』の映画化。

 

受賞

アカデミー賞(監督賞)

ニューヨーク映画批評家協会賞(作品賞)

ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(作品賞)

 

原題

Mr. Deeds Goes to Town (「ディーズ氏、街へ行く」の意)

 

一言あらすじ

伯父の大富豪が交通事故で突然死去し、莫大な遺産を相続することになったディーズ(ゲイリー・クーパー)。故郷で幸せに暮らしていたが、ニューヨークに出ていくことになる。一変するディーズの生活。そんな彼の前に、ひとりの女性が現れて・・・・

 

 

感想

ストーリーとユーモア!!

 

キャプラ作品は、笑って泣ける

エンタテインメント作品ばかり!!

 

とにかく私は

キャプラ監督のユーモアセンスが大好き!

 

大抵アメリカのギャグセンスって

私には、”???”

ってなることが多いけど

 

キャプラは解りやすくて茶目っ気たっぷり!

 

きっと子供も笑えるんじゃないだろうか??

 

 

国境を越えた笑いって

見てわかるものになってきやすいと思うけど

 

おそらく世界共通で笑えるセンス

最高に素晴らしい!!

 

お見事!

 

 

小気味いいストーリーと

クスッと(いや、かなり!)

笑えるユーモアを満載にしつつ

 

全体はザッツ・アメリカ的な展開!

 

個人的に、

笑いがあるからこそ、

ホロリと来るものがある!

 

と、常々思っているので

 

まさにそれを体現するのが

フランク・キャプラ作品。

 

いつも爆笑&涙!してます。w

 

 

ゲイリー・クーパー演じるディーズが

すぐパンチを食らわすのが

ちょっと年代を感じるが、、w

 

ここ最近観ている1930年代の

主人公たちは皆、魅力的な人ばかり。

 

これもモノクロ映画の魅力のひとつですね。

 

(2022年動画鑑賞7本目)

 

 

スタッフ

監督・製作:フランク・キャプラ

脚本:ロバート・リスキン

原案:クラレンス・パディントン・ケラード

撮影:ジョゼフ・ウォーカー 音楽:ハワード・ジャクソン(クレジットなし) 編集:ジーン・ヘイリック 美術:スティーブン・グーソン 衣裳:サミュエル・ラング 配給:コロンビア・ピクチャーズ

 

キャスト

ゲイリー・クーパー、ジーン・アーサー、ジョージ・バンクロフト、ライオネル・スタンダー、ダグラス・ダンブリル、レイモンド・ウォルバーン、H・B・ワーナー、他