鑑賞記録(2022.11.12)岨手由貴子監督『あのこは貴族』2021 U-NEXT

鑑賞記録(2022.11.12)

岨手由貴子監督

あのこは貴族』2021

U-NEXT

『あのこは貴族』2021/125分/日本/カラー

(原作は)山内マリコによる同名小説。2015年に小説すばるにて連載された後、2016年に集英社文庫から刊行された。(ウィキペディアより一部抜粋引用)

あらすじ

東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、“結婚=幸せ”と信じて疑わない華子(門脇麦)。一方、東京で働く富山生まれの美紀(水原希子)は、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。華子と幸一郎(高良健吾)との結婚が決まり、幸一郎と大学の同期生であった美紀は華子と出会い…。(U-NEXT本作”ストーリー”より)

感想

貴族的な

日本の階級社会って

実際にあるんだろうけど、

(もちろん世界でも)

 

 

自分は今まで

全然接点なく生きてきたので

あまりピンとこないが、

 

 

政治とか経済の

一部のトップの方々には

あるあるなんでしょうね。w

 

 

本作の中で登場する

 

慶應義塾大学でいう

外部生と内部生という

 

庶民と貴族みたいな

隔たりが実際にあるんだろう。

 

 

正直、子供は、

どの親に生まれるかで

 

その後の人生が

大きく左右されるが、

 

ある程度年齢を重ねれば、

自分で選択することも

 

本来なら

できるようになっていくはず。

 

 

お家柄が

由緒正しい一族は

 

自分の自由が利かないことも

多いのかもしれないが、

 

何も出来ないと思えば

出来ないだろうし、

 

何に変えても自由になりたければ、

強行的選択も出来るだろう。

(実際どうだかは知りませんがw)

 

 

 

主人公の

門脇麦さん演じる華子は

 

何不自由なく、

そして疑問を抱くこともなく

 

言われるがままに

30歳手前まで生きてきた様子。

 

 

しかし、

水原希子さん演じる

いわゆる庶民の美紀と出会い、

 

自分とは

全く違う世界を生きてきた

彼女との出会いをきっかけに、

 

 

お人形のようだった彼女に

 

人としての本来の感覚が

呼び起こされていく・・・

 

 

自分にとっての

 

幸せとは、何か?

 

大切なものは、何か?

 

 

それを手に入れるには、

 

時に犠牲を払う必要がある

場合もある。

 

 

自分にとって

本当に大切なものは

 

自分の手で掴まなければ、

 

 

代わりに誰かが

与えてくれるものではない。

 

 

20代から30代、

30代から40代と、

 

特に年代が変わる手前に

 

結婚を焦る女性は

きっと多いと思いますが

 

 

若い時の方が、

より年齢を

気にしがちかもしれませんね。w

 

 

華子の場合は

一般庶民とは違うかもしれませんが、

 

 

彼女が下した決断自体には

貴族や庶民関係なく

 

自分にとって

どうすることがより大切か

という事を

 

改めて考えたくなるもの

だと思います。

 

ぜひ、ご覧下さい!!

 

(2022年11月14本目。本年度409本目)

 

スタッフ

監督・脚本:岨手由貴子

原作:山内マリコ『あのこは貴族』(集英社文庫刊)

撮影:佐々木靖之

音楽:渡邊琢磨

照明:後閑健太

録音:近藤崇生

美術:安宅紀史

装飾:佐藤桃子

スタイリスト:丸山晃

衣装:大森茂雄

ヘアメイク:橋本申二

編集:堀善介

録音仕上げ:高田伸也

助監督:張元香織

制作担当:柴野淳、刈屋真

キャスティング:西宮由貴

プロデューサー:西ヶ谷寿一、西川朝子、宮本綾

ラインプロデューサー:金森保

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会)

配給:東京テアトル、バンダイナムコアーツ

制作:東京テアトル

制作協力:キリシマ1945

製作:「あのこは貴族」製作委員会(バンダイナムコアーツ、東京テアトル、集英社、カラーバード)

キャスト

榛原華子:門脇麦

時岡美紀:水原希子

青木幸一郎:高良健吾

相良逸子:石橋静河

平田里英:山下リオ

榛原宗郎:佐戸井けん太

榛原麻友子:篠原ゆき子

岡上香津子:石橋けい

岡上真:山中崇

岡上晃太:南出凌嘉

青木知子:高橋ひとみ

青木謙次郎:奥瀬繁

青木幸太郎:津嘉山正種

榛原京子:銀粉蝶