鑑賞記録(2022.8.7)
生誕90周年上映
【フランソワ・トリュフォーの冒険】
フランソワ・トリュフォー監督
『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』
(短編)1962
(※『夜霧の恋人たち』と同時上映)
@アップリンク京都
生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険 上映作品
【4Kデジタルリマスター版】(アップリンク京都は2K上映)
(※以下、5作品は「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ)
『大人は判ってくれない』 1959/99分
『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』1962/30分(※『夜霧の恋人たち』と同時上映)
『夜霧の恋人たち』 1968/91分(※『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』と同時上映)
『家庭』 1970/97分
『逃げ去る恋』 1979/95分
【デジタルリマスター版】
『あこがれ』(短編) 1957/18分(※『私のように美しい娘』と同時上映)
『恋のエチュード』 1971/130分
『私のように美しい娘』 1972/98分(※『あこがれ』と同時上映)
『終電車』 1980/131分
『突然炎のごとく』 1961/106分
『野性の少年』 1969/85分
『アデルの恋の物語』 1975/97分
『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』(短編)1962/30分/フランス/モノクロ/フランスコープ
監督として石原慎太郎やアンジェイ・ワイダも参加した(人選にはトリュフォーの意見が反映されている)全五話からなるオムニバス映画『二十歳の恋』(62)の一挿話として製作された短編。
これまたトリュフォーの実体験に基づく物語で、「多くを求め過ぎるとすべてを失うことになりかねない」との教訓が込められている。
(↑公式サイトより)
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」ものの第二作目にあたり、前作『大人は判ってくれない』から3年後という設定。当初トリュフォー監督は、ヒットに便乗したシリーズものの映画を毛嫌いしており、本作も『大人は判ってくれない』のあからさまな続篇にはなっていなかった(オープニングのナレーションは後から付け加えられたもの)。しかし撮影が進むにつれて構想が膨らんでいき(撮影はほとんどが即興で行われた)、ついにシリーズ化する決心を固めたのだという。
(↑ウィキペディアより)
撮影期間:1961年1月(1週間)。撮影場所:パリ
パリ公開:1962年6月22日、日本公開:1963年4月12日(東京・新宿文化/日劇文化)
(↑『フランソワ・トリュフォー映画読本』より)
二十歳の恋
パリ、ローマ、東京、ミュンヘン、ワルシャワの五つの都市における青春と恋を追求したオムニバス映画。
フランスは「大人は判ってくれない」のフランソワ・トリュフォーが脚本・監督を担当し、「女は女である」のラウール・クタールが撮影した。出演者は「並木道」のジャン・ピエール・レオー、新人マリー・フランス・ピジェ、フランソワ・ダルボンなど。
イタリアはロベルト・ロッセリーニの息子レンツォが脚本・監督した。撮影は「ローマの恋」のマリオ・モントゥオーリ。出演者は「女の部屋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、クリスティーナ・ガヨーニ、新人ジェロニモ・メニエルなど。
日本は作家の石原慎太郎が脚本と監督を担当。出演者は劇団“四季”出身の古畑弘二、東宝の田村奈巳、小池朝雄、横山道代など。音楽は武満徹。
ドイツは故マックス・オフュールスの息子マルセル・オフュールが脚本を書き演出した。撮影はウォルフガンク・ウィルト。出演者は新人バーバラ・フレイ、クリスチャン・デルマーなど。
ポーランドは「鉄十字軍」のイェジー・ステファン・スタウィニュスキーの脚本を「灰とダイヤモンド」のアンジェイ・ワイダが監督した。撮影は「暴力への回答」のイェジー・リップマン。音楽はイェジー・マトゥシュキヴィチ。出演者は「夜行列車」のズビグニエフ・チブルスキー、「生きる歓び」のバーバラ・ラス、ヴワディスワフ・コワルスキーなど。総製作はピエール・ルスタンである。黒白・ディアリスコープ。
(映画.comより)
原題
Antoine et Colette
一言あらすじ
レコード製造会社に勤務し自活している17歳のドワネル(ジャン=ピエール・レオー)が、古典音楽のコンサート会場で女子学生コレット(マリー=フランス・ピジエ)に一目ぼれするも、彼女からは恋愛対象と見なされない悲喜劇。(公式サイトより)
感想
アントワーヌ・ドワネルが
17歳になって再び登場。
ここから
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」
シリーズが始まります!
まだまだ少年らしい
面持ちを残しているが、
学校には行かず、
レコード会社で働いている
アントワーヌ。
そんな彼の淡い恋の物語。
短編でモノクロ、
サクッと観れて
お話もキュート。
アントワーヌには
ほろ苦い経験ですが・・・
個人的には
アントワーヌがレコード工場で
レコードを作っている過程が
観ていて面白かった。
レコードって
こんな風に作るの〜!?
みたいな。ww
アントワーヌはコレットに近ずくべく
色々奮闘しますが、
全然上手く行かない・・・
恋愛の難しさを経験する
アントワーヌ。
コレットの両親には
気に入られるのに、
当の本人は・・・
とっても可愛らしい作品です。
(2022年8月12本目。本年度281本目、映画館144本目)
(※『夜霧の恋人たち』と同時上映ですが、
別々にカウント)
スタッフ
監督・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー
企画・製作:ピエール・ルスタン
撮影:ラウル・クタール
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
挿入歌:「生まれたばかりの恋」(作詞・作曲・歌:ギー・ベアール)
記録:シュザンヌ・シフマン
編集:クローディーヌ・ブーシェ
助監督:ジョルジュ・ベルグラン
撮影助手:クロード・ボーソレイユ
製作主任:フィリップ・デュサール
製作:ULYSSE PRODUCTION / LES FILMS DU CARROSSE
他
キャスト
アントワーヌ・ドワネル:ジャン=ピエール・レオー
コレット:マリー=フランス・ピジエ
ルネ・ビジェー:パトリック・オーフェー
コレットの母:ロジー・ヴァルト
コレットの父:フランソワ・ダルボン
アルベール・タッツィ:ジャン=フランソワ・アダン