鑑賞記録(2022.7.16)エリック・ロメール監督特集上映!デジタル・リマスター版【四季の物語】エリック・ロメール監督『春のソナタ』1989@Cinema KOBE

鑑賞記録(2022.7.16)

エリック・ロメール監督特集上映

デジタル・リマスター版

【四季の物語】

 

エリック・ロメール監督

春のソナタ』1989

@Cinema KOBE

 

エリック・ロメール監督『四季の物語』4作品

『春のソナタ』1989/107分

『夏物語』1996/114分

『恋の秋』1997/112分

『冬物語』1991/114分

 

『春のソナタ』1989/107分/フランス/カラー/1.66:1 /モノラル

『四季の物語』の第1弾

原題

Conte de printemps

 

ギュゲスの指輪

自在に姿を隠すことができるようになるという伝説上の指輪である。リュディアの人ギュゲスが手に入れ、その力で王になったという。また、プラトンの著作である『国家』において、ギュゲスの指輪を元に議論が展開される。指輪の所有者は自身の意のままに透明になることができるため、不正を犯してもそれが発覚することがない。そのため悪評を恐れる必要がなくなるが、それでも人は正義を貫くかどうかが検討されている。(ウィキペディアより)

 

あらすじ

哲学教師ジャンヌは、旅行中の恋人の家の汚さに耐えきれず自分のアパートへと逃げ帰るが、そこはいとこが占領中。居場所のないジャンヌは、パーティーで知り合った18歳のナターシャの家に泊まることに。そこにナターシャの父イゴールと若い恋人が加わり、パリの家とフォンテーヌブローの別荘で、女たちの奇妙な諍いが始まる。美しい春の庭でくり広げられる、三人の女と一人の男の恋愛ゲーム。(『四季の物語』公式サイト&チラシより)

 

感想

エリック・ロメール監督の

『海辺のポーリーヌ』(1983)を

 

濱口竜介監督がオススメされていて

そちらは、過去に自宅鑑賞。

 

 

でもそれ以外の作品を

未だ鑑賞出来ていなかったので

嬉しい機会。

 

 

今回は『四季の物語』と題し

4つの物語が

各都市の映画館で上映とのことで

 

本作はその第1弾となるもの。

 

 

 

 

たまたま出会ったジャンヌとナターシャ。

ナターシャの父と、その恋人エーヴ。

 

 

 

軽快な会話と

恋愛絡みのちょっとした揉め事

娘と、父の恋人という女の関係など

 

 

それぞれの立場ありで

観ていて面白い。

 

 

 

さすがは父と娘という

お互いのことを見抜いている部分もあれば

 

 

時に、裏に思惑があるのではと

信じられなくなることもあったり。

 

 

 

ほんの小さなズレやすれ違いから起こる

人間関係の有り様。

 

 

 

恋愛感情には関係ないこともあれば

恋愛感情が伴うことで起こる感情もあり

 

 

なんとなく4人の行動を

勝手に自分なりに

先読みしながら観ていくと

 

 

やっぱりね〜!と思うところや

そうきたか!と思うところなど

 

 

人間観察をしているかのように

楽しめた。

 

 

 

途中、

ジャンヌが哲学の教師であることから

エーヴと論議を交わす場面があったが、

全然付いていけなかった!!!笑

(時間を置いてまた再鑑賞したいw)

 

 

 

きっとお話にも

通ずるところがあるんだろうに

字幕読むのが精一杯でした・・・

 

 

 

哲学か〜〜、、、

 

 

無知な私には相当難しいでしょうが、

世界的歴史的名著を読むというのは

挑戦してみたいところですね。

 

 

 

 

エリック・ロメール作品、

その他も楽しみです。

 

 

 

(2022年7月26本目。本年度252本目、映画館122本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:エリック・ロメール

撮影:Luc Pages

音楽:Pascal Ribier

編集:マリア・ルイーザ・ガルシア

原曲:Jean-Louis Valero(Montmorency Blues)1

追加の音楽:ベートーヴェン:ヴァイオリンとクラヴィエのソナタ第5番フリューリングop。 24:IV。ロンド。 Allegro na non troppo(テディ・パパヴラミ、ヴァイオリン-アレクサンドル・タラウド、ピアノ)、ロベルト・シューマン:フローレンス・ダレルが演奏した夜明けの歌。セシル・ヴィーニャによる交響的練習曲

プロデューサー:マルガレートメネゴス

プロダクションマネージャー:FrançoiseEtchegaray

制作会社:Les Films du Losange、CompagnieÉricRohmer、Roissy Films(共同制作)、Orion classics(共同制作)

配給会社:レ・フィルム・デュ・ロザンジュ

 

キャスト

ジャンヌ:アンヌ・テセードル

イゴール:ユーグ・ケステル

ナターチャ:フローレンス・ダレル

エーヴ:エロイーズ・ベネット

ガエル:ソフィー・ロビン

ギルダス:マーク・ルルー

ウィリアム:フランソワ・ラモア