鑑賞記録(2022.11.1)
名優ポール・ニューマン特集
碧い瞳の反逆児
スチュアート・ローゼンバーグ監督
『暴力脱獄』1967
現在、各都市で行われている
『名優ポール・ニューマン特集
碧い瞳の反逆児』
神戸では、
シネ・リーブル神戸さんで
2022.10.21(金)〜11/3(木)
まで上映中!
テアトル・クラシックス 名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 上映4作品
1958/108分/リチャード・ブルックス監督
『ハスラー』
1961/135分/ロバート・ロッセン監督
『暴力脱獄』
1967/127分/スチュアート・ローゼンバーグ監督
1969/110分/ジョージ・ロイ・ヒル監督
(※2022年10月現在『ハスラー』以外は、すべてU-NEXTで視聴可能。ポイント必要鑑賞あり)
『暴力脱獄』1967/127分/アメリカ/カラー/シネマスコープ
1965年に発表されたドン・ピアースの同名の小説(原題:Cool Hand Luke)が原作である。映画化にあたり、ピアースは本作品の脚本も担当した。ピアースは過去にフロリダの刑務所に収監された経験があり、その時の体験が作品のモチーフになったとされる。物語の舞台はフロリダだが、映画の大部分はカリフォルニアで撮影されたという。
主人公ルーカス・ジャクソンの反体制の姿勢が視聴者の共感を呼び、映画は興行的にも批評的にも成功を収めた。本作品で刑務所の顔役であるドラグラインを演じたジョージ・ケネディは、1967年度のアカデミー助演男優賞を受賞した。主演男優のポール・ニューマンの演技も高く評価されている。
映画中の登場人物の台詞であり、本作品の公開時のキャッチコピーにもなった「意思の疎通が欠けてたようだ」(原文:What we’ve got here is failure to communicate)はアメリカでは非常に有名な文句である。本作品の公開後様々なメディアでこの台詞が引用されている。
本作は300万ドルの制作費に対して1600万ドルを超える大ヒットとなり、各批評家からも高い評価を受けている。
2005年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。
(↑ウィキペディアより)
ポール・ニューマンがどんな状況に置かれても笑顔を浮かべる魅力あふれる人物を演じる、彼の代表作。その笑顔からさまざまな感情が伝わる繊細な演技など、彼の魅力が凝縮。(U-NEXT本作”見どころ”より)
受賞
アカデミー賞(第40回、1968)
助演男優賞:ジョージ・ケネディ
他、ノミネート多数
原題
Cool Hand Luke
あらすじ
パーキングメーターを壊して収監された男・ルーク(ポール・ニューマン)。彼はひと癖もふた癖もある囚人たちの中、不思議な魅力で次第に人気者になっていく。看守に目を付けられた彼は、過酷な仕打ちを受けてしまうが・・・(U-NEXT本作”ストーリー”より抜粋、一部変更)
感想
劇場鑑賞したい
と思っていましたが、
都合上、予定が合わず、
本作はU-NEXTで自宅鑑賞に。
お話は、
ポール・ニューマン演じる
主人公ルークは、
何者にも縛られない、
自由を求める
不屈の精神の男!
権力、規則、暴力・・・
それらに対し、
這いつくばりながらも
飄々とした笑顔で
立ち向かう。
やってることは泥臭いが、
ルークの笑顔によって
一掃され、消し飛んでしまう!
体当たりで
ボクシングや卵の大食いなど
決して参ったと言わないルーク。
しかし、
そんな彼も人間。
権力に抗っては
力づくで抑え込まれ
しかもそれが度重なると
抑え込む力は
一層強くなっていく。
これはいつまで続くのか?と
神に問うが・・・
囚人たちにとって
希望の星のような存在のルーク
しかし、
彼が行き着く先は・・・
捕らえられた状況だけでなく
心の中にもある
何処か不自由な様や
葛藤とは裏腹に
爽やかでキュートな笑顔で
カリスマ性を発揮するルーク!
ぜひご覧ください。
(2022年11月1本目。本年度396本目)
スタッフ
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
脚本:ドン・ピアース、フランク・ピアソン
原作:ドン・ピアース
撮影:コンラッド・ホール
編集:サム・オースティン
音楽:ラロ・シフリン
配給:ワーナー・ブラザース=セヴン・アーツ
製作:ゴードン・キャロル
他
キャスト
ルーク・ジャクソン:ポール・ニューマン
ドラグライン:ジョージ・ケネディ
ゴッドフリー:モーガン・ウッドワード
ソサエティ・レッド:J・D・キャノン
ココ:ルー・アントニオ
ラウドマウス・スティーブ:ロバート・ドライヴァス
刑務所所長:ストローザー・マーティン
アーレッタ:ジョー・ヴァン・フリート
カー:クリフトン・ジェームズ
トランプ:ハリー・ディーン・スタントン
ポール:ルーク・アスキュー
ババルガッツ:デニス・ホッパー
他
ネタバレMEMO
ロジャー・イーバートなど多くの映画評論家によって作中のキリスト教的な暗喩が指摘されてきた。具体的にはルークの名前とその囚人番号が新約聖書中のルカによる福音書の章節に対応していること、ルークが50個の茹で卵を食べきった後にテーブルの上に十字架に架けられたキリストのように横たわるシーン、夜の教会でルークが神を「親父」と呼び、神が彼を見捨てたかどうか問い掛けるシーンなどである。(ウィキペディアより)