鑑賞記録(2022.11.2)
名優ポール・ニューマン特集
碧い瞳の反逆児
ロバート・ロッセン監督
『ハスラー』1961
@シネ・リーブル神戸
現在、各都市で行われている
『名優ポール・ニューマン特集
碧い瞳の反逆児』
神戸では、
シネ・リーブル神戸さんで
2022.10.21(金)〜11/3(木)
まで上映中!
(↓入場特典でポストカード頂きました!)
テアトル・クラシックス 名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 上映4作品
1958/108分/リチャード・ブルックス監督
『ハスラー』
1961/135分/ロバート・ロッセン監督
『暴力脱獄』
1967/127分/スチュアート・ローゼンバーグ監督
1969/110分/ジョージ・ロイ・ヒル監督
(※2022年10月現在『ハスラー』以外は、すべてU-NEXTで視聴可能。ポイント必要鑑賞あり)
『ハスラー』1961/135分/アメリカ/モノクロ/シネマスコープ
ポール・ニューマン演じる若きハスラー(日本では「ビリヤードをする人」という意味が定着しているが、本来はギャンブルで相手を騙して金を巻き上げる勝負師の意)と、伝説的なビリヤードプレイヤーとの対決を描く。
ウォルター・テヴィスの同名小説が原作である。
1961年度のアカデミー賞において作品賞や監督賞を含む8部門にノミネート、そのうち撮影賞と美術賞を受賞した。
英単語『Hustler』には「勝負師」という意味の他に「売春婦」や「男娼」という意味があるため、本作品が売春についての作品だと勘違いされるのを危惧した20世紀フォックスの上層部が、映画の題名を変更するよう監督であるロバート・ロッセンに要請していたという。当初は『Stroke of Luck』という題名で呼ばれ、製作中に『Sin of Angels』に改題したが、結局公開前に『Hustler』に戻された。
ミネソタ・ファッツはルドルフ・ワンデロンという実在するビリヤード名人がモデルになっており、当作品がヒットした結果、モデルとなったルドルフ本人がミネソタ・ファッツと呼ばれるようになった。
映画中のビリヤードのプレイは殆ど全て役者本人が実際に行ったものである。ポール・ニューマンとジャッキー・グリーソンの二人は本作品のために、伝説的なビリヤードプロのウィリー・モスコーニから猛特訓を受けた。モスコーニはビリヤードの指導だけではなく、映画に端役で登場(カメオ出演)しているほかマッセ・ショットの高度なテクニックの代役を務めた。
モスコーニの指導を受ける前からビリヤード名人として知られていたグリーソンと違い、ニューマンは本作品に出演する前は殆どビリヤードを遊んだことがなかったという。連日の指導の末に、グリーソンと張り合えるほどになったと自信を抱いたニューマンは、ある日グリーソンに50ドルの賭けビリヤードを挑んだ。結果は50個連続で的玉をポケットに落としたグリーソンの圧勝。ニューマンは約束どおり掛け金の50ドルを、瓶一杯に詰められた5000枚の1セント硬貨で支払った。
(↑ウィキペディアより)
まさに役者としての円熟期に差し掛かった60年代初期のニューマンの芸術性を方向付けたとも言える作品。後(1986年)のマーティン・スコセッシ監督、トム・クルーズとの共演による続編「ハスラー2」も製作され大ヒットとなった。(テアトル・クラシックス 名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児 公式サイトより)
受賞
アカデミー賞(第34回 、1962年)
撮影賞(白黒):ジーン・シャフトン
美術賞(白黒):ハリー・ホーナー(美術)、ジーン・キャハラン(装置)
他ノミネート多数
原題
The Hustler
一言あらすじ
新進気鋭のハスラー、エディ(ポール・ニューマン)は15年間無敗の大物ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)に戦いを挑むが・・・。その後、サラ(パイパー・ローリー)と出会い、元手の資金を得るため、賭博師バート(ジョージ・C・スコット)と組むが、バートにとってサラは邪魔な存在で・・・
感想
冒頭から
超カッコいい〜〜!!!
モノクロの映像と
カッコいい画、そして音楽!
いや〜、痺れますねww
鑑賞後に知りましたが、
本作はアカデミー賞撮影賞を
受賞しているとのこと。
おぉ〜〜!なるほど納得!
さすがです!!
先日観た
『明日に向かって撃て!』(1969)も
画がとっても好きな感じでしたが、
(↑こちらもアカデミー撮影賞受賞してます)
本作はモノクロだし
また違った感じですが
とてもカッコよかったです!
人物としては、
ポール・ニューマン演じる
エディが
イケメンダメ男の典型のようでww
お嬢さん方、
こんなメンズにご注意を!!
ってな
お触れ書きを書きたくなるような
人物ですがww
(もはや言わなくても分かるレベルか・・爆)
パイパー・ローリー演じる
サラは
エディに惚れちまいます・・・
まぁ、ね〜〜〜
そこはもう
致し方なし、か・・・ww
私は第三者的に観ているから
魅力があるのは分かりつつも、
うわっ!こんな男はヤバい!!
絶対にマズい!!!
とか思っちゃいますが、ww
恋は盲目、、ですね。
エディも
根っからのワルとかではないので、
惚れたが最後、、、
とでも言いますか・・・
個人的には、
ジャッキー・グリーソン演じる
ミネソタ・ファッツに
貫禄と冷静さ、
器の大きさを感じ
さすが大物だぜ〜〜!!!
なんかとてもカッコいいぞ〜〜!!
なんて思いながら観てましたが。ww
スクリーンで
プレイするエディとファッツの手元も
結構映っていて、
なんか本当にやってるっぽい??な・・・
なんて思っていましたが、
やっぱりその様です。
お見事です!!
そして後半
ある出来事により
大きな変化が訪れ・・・
人は
大切なものを失うまで、
その大切な物に
気付かないことが多い。
失ってしまえば
もう元には戻らないけれど、
そのことから
悔い改め、
変わっていくことは出来る。
本当は、
もっと早くに気付きたいものですが
中々そうもいかないのが常。
人生における
本当の勝利とは
一体何を指すのか・・・
ぜひご覧ください!
マーティン・スコセッシ監督
トム・クルーズとの共演による続編
『ハスラー2』も
観てみたいと思いました。
(2022年11月2本目。本年度397本目、映画館219本目)
スタッフ
監督・製作:ロバート・ロッセン
脚本:ロバート・ロッセン、シドニー・キャロル
原作:ウォルター・テビス
撮影:ユージン・シャフトン
美術:ハリー・ホーナー
編集:ディーディー・アレン
音楽:ケニヨン・ホプキンス
他
キャスト
エディ・フェルソン:ポール・ニューマン
ミネソタ・ファッツ:ジャッキー・グリーソン
バート・ゴードン:ジョージ・C・スコット
サラ・パッカード:パイパー・ローリー
チャーリー:マイロン・マコーミック