鑑賞記録（2022.8.4）
生誕90周年上映
【フランソワ・トリュフォーの冒険】
フランソワ・トリュフォー監督
『家庭』1970
＠アップリンク京都
生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険 上映作品
【4Kデジタルリマスター版】
（※以下、5作品は「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ）
『大人は判ってくれない』 1959/99分
『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』1962/30分（※『夜霧の恋人たち』と同時上映）
『夜霧の恋人たち』 1968/91分（※『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』と同時上映）
『家庭』 1970/97分
『逃げ去る恋』 1979/95分
【デジタルリマスター版】
『あこがれ』（短編） 1957/18分（※『私のように美しい娘』と同時上映）
『恋のエチュード』 1971/130分
『私のように美しい娘』 1972/98分（※『あこがれ』と同時上映）
『終電車』 1980/131分
『突然炎のごとく』 1961/106分
『野性の少年』 1969/85分
『アデルの恋の物語』 1975/97分
『家庭』1970/97分/フランス/カラー
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ4作目。
前作『夜霧の恋人たち』の完成試写会で挨拶に立ったアンリ・ラングロワが「次はこの恋人たちを結婚させるべきだ」と言ったことを受けて作られた。
キョーコのモデルは「アンナ・カリーナ主演のゴダールの『メイド・イン・USA』でドリス・溝口（溝口健二へのオマージュキャラ）役の小坂恭子である。
（↑ウィキペディアより）
キョーコ役に、パリコレモデルとして活躍した松本弘子。
前作で婚約したアントワーヌとクリスチーヌの結婚生活を、ジャン＝リュック・ゴダール、アラン・レネ、ジャック・タチらへのオマージュを散りばめながら描く。
（↑映画.comより）
撮影期間：1970年1月22日〜3月18日（45日間）。撮影場所：パリ
パリ公開：1970年9月9日、日本公開：1982年4月27日（ぴあ主催「フランソワ・トリュフォー全集」）
（↑『フランソワ・トリュフォー映画読本』より）
原題
Domicile conjugal
一言あらすじ
恋人クリスチーヌ（クロード・ジャド）と結婚したアントワーヌ（ジャン＝ピエール・レオ）。やがてクリスチーヌは妊娠し、男の子が誕生。アントワーヌは転職し、仕事先で知り合った日本人キョーコ（松本弘子）に惹かれていって・・・
感想
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」
シリーズ、
『大人は判ってくれない』（1959）
しかまだ観ていないけど、
上映のスケジュールと私の予定上、
第2、3作を飛ばして
本作を先に
観ることになってしまった。
本当は、
時系列で観たかったけど
致し方なし。
夫婦2人の関係を知らないけれど、
それでも楽しめました。
やっぱりトリュフォーの
コメディセンスが好きですね。ww
バタバタと忙しない日常から始まり、
前半スピーディーに展開。
隣人たちの
ドワネルに対するちょっかいが
面白い。
二人の部屋の
淡いブルーの色が素敵。
とっても微笑ましい
結婚生活に見えたけど・・・
人生、何が起こるか分かりません。
そして、
ガッツリ日本人女性が登場！！
日本語で話す部分もあって
そこは聞き取れるので
そういった点も結構面白い。
いろんな人のオマージュがあるらしく、
私にはゴダールっぽさしか
わからなかったけど
遊び心が満載です！！
個人的には、
結構笑えるところあり。
なんだかんだで
ラスト、ひとまずホッ・・・
と、思いながらも・・・
続きは、
『逃げ去る恋』で・・・
（2022年8月6本目。本年度275本目、映画館138本目）
スタッフ
監督：フランソワ・トリュフォー
原案・脚本・台詞：フランソワ・トリュフォー、クロード・ド・シヴレー、ベルナール・ルヴォン
監督補：シュザンヌ・シフマン
撮影：ネストール・アルメンドロス
音楽：アントワーヌ・デュアメル
録音：ルネ・ルヴェール
記録：クリスチーヌ・プレ
編集：アニエス・ギュモ
美術：ジャン・マンダルー
小道具：ジャン＝クロード・ドルベール
衣装：フランソワーズ・トゥルナフォン
ヘアメイク：ニコル・フェリックス
助監督：ジャン＝フランソワ・ステヴナン
監督助手：ジェローム・リシャール
撮影助手：エマニュエル・マシュエル、ジャン＝クロード・リヴィエール
録音助手：ロベール・カンブーラキス
編集助手：ヤン・デデ、マルチーヌ・カルフォン
美術助手：ジャン＝ピエール・コユット
スチール写真：ピエール・ズカ
進行：ロラン・テノ
製作主任：クロード・ミレール
製作代表：マルセル・ベルベール
製作：LES FILMS DU CARROSSE / VALORIA FILMS / FIDA CINEMATOGRAFICA
他
キャスト
アントワーヌ・ドワネル：ジャン＝ピエール・レオ
クリスチーヌ・ドワネル：クロード・ジャド
ダルボン夫人（クリスチーヌの母）：クレール・デュアメル
ダルボン氏（クリスチーヌの父）：ダニエル・セカルディ
キョーコ・ヤマダ：松本弘子
モニーク：バルバラ・ラージュ
テノール歌手：ダニエル・ブーランジェ
絞殺魔風の男：クロード・ヴェガ
セザラン：ジャック・ジュアノー
借金男：ジャック・ロビオール
アメリカ人の社長・マックス氏：ビル・カーンズ
他
