鑑賞記録(2023.1.23)ジュゼッペ・トルナトーレ監督『モリコーネ 映画が恋した音楽家』2021@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2023.1.23)

ジュゼッペ・トルナトーレ監督

モリコーネ

映画が恋した音楽家

2021

@シネ・リーブル神戸

 

『モリコーネ 映画が恋した音楽家』2021/157分/イタリア/カラー/シネスコ/5.1chデジタル

2020年7月、世界は類稀なる才能を失った。エンニオ・モリコーネ、享年91歳。1961年以来、500作品以上という驚異的な数の映画とTV作品の音楽を手掛け、アカデミー賞®には6度ノミネートされ『ヘイトフル・エイト』(15)で受賞し、2006年にはその全功績を称える名誉賞にも輝いた
そんな伝説のマエストロに、弟子であり親友でもある、『ニュー・シネマ・パラダイス』『鑑定士と顔のない依頼人』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、5年以上にわたる密着取材を敢行。結果として、生前の姿を捉える最後の作品となってしまった、ドキュメンタリー映画を完成させた。(公式サイトより一部抜粋)

エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone

1928年ローマ生まれ。幼少期よりトランペットを習い始め、サンタ・チェチーリア音楽院で作曲を学ぶ。同音楽院卒業後、伊RCAレーベルの看板アレンジャーとして活躍し、『Il Federale(ファシスト)』(61)で単独名義による映画音楽作曲家デビュー。セルジオ・レオーネ監督とのコンビ第1作『荒野の用心棒』(64)が世界的な注目を集め、以後『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)までレオーネの全監督作で音楽を担当。『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)で初めてタッグを組んだジュゼッペ・トルナトーレ監督とは『ある天文学者の恋文』(16、映画音楽での遺作)までコンビを組み続け、生涯に500本以上の映画・テレビ音楽を手がけた。『ヘイトフル・エイト』(15)でアカデミー賞®作曲賞受賞、『天国の日々』(78)『ミッション』(86)『アンタッチャブル』(87)『バグジー』(91)『マレーナ』(00)で同賞ノミネート、2007年アカデミー賞®名誉賞受賞。2020年、91歳で逝去。(公式サイトより)

原題

Ennio

一言あらすじ

『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、映画音楽界の巨匠で、イタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。

感想

公開前から

気になっていましたが、

やっと鑑賞できました!!

 

 

2時間半越えの

超大作ドキュメンタリー!

 

 

お恥ずかしながら、

存在を存じ上げませんでしたが、

 

有名作品を

数多く手掛けた

映画音楽界の巨匠です!

 

 

本人を中心に

その他多くの著名人を含む

 

彼を知る人々に

インタビュー形式で

 

彼の半生を振り返ります。

 

 

撮影では

元気にお話になっていますが

 

2020年に亡くなられている

ということなので、

 

本作が残せたことは

価値のあることではないでしょうか。

 

 

とにかく

話を聞いていても

 

冒頭でも、

変わり者と称され、

 

独特な人なんだろうな〜w

 

と、思いつつ、

 

自らが作曲した音楽を語る時の

 

ご自身が音でその曲を表現する場面が

とても多い!!ww

 

 

その姿が

とってもチャーミングです!!

 

 

他、登場の皆さんも

過去を振り返りながら

 

曲をよく口ずさんでいるのが

印象的。

 

 

モリコーネ氏は

作った曲と映画は

全て記憶しておられるご様子。

(本作を観た、私の印象ですが)

 

 

そして何よりも

 

新しいものを生み出すことが

好きなアーティスト

だったようです。

 

 

当時は

映画音楽の地位が低かったことなど

 

様々な劣等感や思いを胸に秘め、

何度も離れようと思いながらも

 

結局

映画から離れることはなかった。

 

 

特徴的で、独創的な音楽。

 

今までにないものを

新しく生み出す才能。

 

遊び心と、創造性。

 

 

曲を聴いただけで、

度々鳥肌が立つことがありました。

 

 

音楽の知識はもちろんのこと、

 

映画の作品の理解も

ものすごく深いからこそ

 

その作品に対する

最高のアプローチをして

 

監督たちを驚かす。

 

 

先日観たばかりの

 

チャップリンの歌

「ティティナ」(モダン・タイムスで登場)

に、ついて

 

チラッとお話が出てました。w

 

 

長らく

オスカーにノミネートされながら

受賞には至らなかったが・・・

 

 

しかし、ついに・・・!!!

 

 

その瞬間は

 

こちらまで

ホロリとしましたね。ww

 

 

モリコーネ氏、

 

愛妻家なところも

本当に素敵です!

 

ご夫婦のお二人は

最高に素敵なカップルだな〜

と、思いました。

 

 

巨匠のような

才能は無くとも

 

その人生の生き方は、

なんだか勉強になった気がします。

 

 

そして改めて、

巨匠が音楽を手掛けた作品を

観たくなりました。

 

 

ぜひ、ご覧ください!!

 

 

2023年1月12本目、映画館9本目)

 

スタッフ

監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ

撮影:ファビオ・ザマリオン、ジャンカルロ・レッジェーリ

編集:マッシモ・クアッリア、アナリサ・スキラッチ

製作:ジャンニ・ルッソ、ガブリエーレ・コスタ

キャスト

エンニオ・モリコーネ

ジュゼッペ・トルナトーレ

カルロ・ヴェルドーネ

クリント・イーストウッド

クエンティン・タランティーノ

オリバー・ストーン

ハンス・ジマー

バリー・レビンソン

ダリオ・アルジェント

ベルナルド・ベルトルッチ

クインシー・ジョーンズ

ブルース・スプリングスティーン

リナ・ヴェルトミュラー

マルコ・ベロッキオ

パオロ・タヴィアーニ

ヴィットリオ・タヴィアーニ

ズッケロ・フォルナチャーリ

ローランド・ジョフィ

ジョン・ウィリアムズ

エンツォ G. カステラーリ

アレッサンドロ・デ・ローザ

パット・メセニー

マイク・パットン

ジェイムズ・ヘットフィールド