鑑賞記録(2022.9.17)ジョン・カサヴェテス監督『グロリア』1980 U-NEXT

鑑賞記録(2022.9.17)

ジョン・カサヴェテス監督

『グロリア』1980

U-NEXT

『グロリア』1980/121分/アメリカ/カラー

ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞(ルイ・マルの『アトランティック・シティ』と同時受賞)。ジーナ・ローランズはアカデミー主演女優賞にノミネートされた。(ウィキペディアより)

夫婦であるジョン・カサヴェテス監督と女優、ジーナ・ローランズのコンビが生み出した傑作。子供を守る使命に燃える婦人の不敵な笑みと果敢なガンファイトに痺れる。(U-NEXT見どころより)

受賞

ヴェネツィア国際映画祭(第37回、1980年)

金獅子賞:ジョン・カサヴェテス

原題

Gloria

一言あらすじ

組織に狙われたある一家の息子・フィル(ジョン・アダムズ)を偶然預かることになったグロリア(ジーナ・ローランズ)。一家は爆殺され、秘密を握ったグロリアとフィルの逃亡劇が始まる。ニューヨーク中を逃げ回るも、次々と追っ手が出現し・・・U-NEXTストーリーより一部抜粋引用)

 

感想

本作も、

 

去年札幌にて参加した

『映画へと導く映画』の会で、

 

濱口竜介監督がオススメ作品として

選んでくれた1作。

 

 

 

そして、多分、

 

その話を聞いて

鑑賞していたようだ・・・

 

ということを

本編が始まってから思い出す私・・・

 

 

全然観た記憶なかったけど、

映画観てたら、

 

アレ!?これ、なんか知ってる・・・

と、なったけど

 

 

すっかり忘れていたので

そのまま再鑑賞。

 

 

ボケーっと観てたんでしょうねww

 

 

 

鑑賞記録を付け出す前なので、

何を観たかも定かではない・・・

 

 

さすがに鑑賞記録を付け出してから

そんなことはなくなりましたが。笑

 

 

 

 

 

さて、本作の

一番最初の冒頭シーン。

 

 

こちらも個性的で印象的。

色鮮やかなシーンでスタート。

 

 

好きな冒頭ですね〜

 

 

お話が始まると、

あれ!?なんか・・・

 

 

リュック・ベッソン監督

『レオン』(1994)

そっくりだな!

 

 

(もちろん本作が先。)

 

 

もちろん男女や職業などは

違っていますが、

 

そっくりでビックリ。ww

(なんで覚えてないんだい!w)

 

 

 

 

しかし、

 

まぁジーナ・ローランズ演じる

グロリアが素敵!!

 

 

なんとも言えない

雰囲気と哀愁のようなものがあり

 

人生の厚みというか

生きてきた過去を感じさせます。

 

 

そして覚悟と強さ。

 

 

素晴らしい女優さんであることが

すぐに分かりますね。

 

 

 

存在感があり、

本作のグロリアにピッタリです。

 

 

 

そして

もう1人のメインキャラクター

6歳の少年フィル。

 

 

彼の存在がとても良く、

 

グロリアと

何とも微妙で絶妙な関係を

生み出しています。

 

 

 

この2人の関係性も

中々面白いです。

 

 

 

それぞれ主張があって

簡単に上手くいかないからこそ

 

 

少しずつ互いをわかっていき、

結ばれる強さってもんがありますね。

 

 

 

家族、親子、友人、恋人・・・

 

 

そのどこにも属さないような、

 

しかし、

そのどれにも当てはまるような。

 

 

フィルの発する言葉が最高です。ww

 

 

 

守ると決めた、

グロリアの強さたるや!!!

 

 

追いかけてきた

組織の男連中とのやりとりに

ちょっとツッコミなところもあるけれど、

 

違和感まではいかないので

スルーして見過ごせました。ww

 

 

 

さぁ逃亡の先に2人の運命や、

いかに・・・!?

 

 

 

スリリングに展開も変わっていきつつ、

どこか落ち着いて観れるところもあって

 

2時間があっという間でした。

 

 

 

(2022年9月21本目。本年度335本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:ジョン・カサベテス

撮影:フレッド・シュラー

編集:ジョージ・C・ビラセア

音楽:ビル・コンティ

製作:サム・ショウ

製作会社:コロンビア ピクチャーズ

 

キャスト

グロリア・スウェンソン:ジーナ・ローランズ

ジャック・ドーン:バック・ヘンリー

ジェリ・ドーン:ジュリー・カーメン

フィル・ドーン:ジョン・アダムズ

タンジーニ:バジリオ・フランチナ

フランク:ジョン・フィネガン

ブロードウェイのバーテンダー:ローレンス・ティアニー