鑑賞記録(2022.7.25)ヴィクター・フレミング監督『風と共に去りぬ』1939 U-NEXT

鑑賞記録(2022.7.25)

ヴィクター・フレミング監督

風と共に去りぬ』1939

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『風と共に去りぬ』1939/229分/アメリカ/テクニカラー/スタンダード

1936年6月に出版されたマーガレット・ミッチェル原作の『風と共に去りぬ』がベストセラーとなり、早くも出版の翌月に映画製作者のデヴィッド・O・セルズニックが映画化権を獲得した。その後3年の歳月と当時の金額でセルズニック・インターナショナルとメトロ・ゴールドウィン・メイヤーが400万ドル前後の製作費をかけて全編で3時間42分という大長編映画を完成させた。

初公開は1939年12月15日に舞台となったアトランタでワールドプレミアが行われた当時としては画期的な長編テクニカラー映画であったことも手伝って、空前の世界的大ヒットとなった映画である。

第12回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)・助演女優賞(ハティ・マクダニエル・黒人俳優では初の受賞者)・脚色賞などの8つのオスカーを始めとして、他に特別賞、技術成果賞を含む10部門を受賞した(他にセルズニックが個人で受けたアービング・G・タルバーグ賞も含めば11部門)。

原作には人種差別問題や奴隷制の描写について問題になると思われる部分が多々あったため、映画化に際してそのような箇所は大きく省かれ、登場人物についても何人かの黒人奴隷が省略されている。セルズニックは、「ぼくはどんな反黒人映画も作りたくない。われわれの映画では、黒人の扱いに極力、注意しなければならないんだ」と語ったという。

(↑ウィキペディアより)

当初、ジョージ・キューカー監督で開始したが、その後監督を降ろされ、ゲーブルと大親友のヴィクター・フレミングが監督することになった。サム・ウッドも途中で監督を手伝っている。ヴィヴィアン・リーとオリヴィア・デ・ハヴィランドは、それぞれ別々にこっそりキューカーの自宅を訪れて、彼と二人でシーンを検討するといったことを撮影が終わるまで続けたらしい。(ウィキペディアの情報から引用)

 

受賞

アカデミー賞(第12回、1940)

作品賞:風と共に去りぬ

監督賞:ヴィクター・フレミング

主演女優賞:ヴィヴィアン・リー

助演女優賞:ハティ・マクダニエル

脚色賞:シドニー・ハワード

撮影賞(カラー):アーネスト・ホーラー、レイ・レナハン

室内装置賞(美術賞):ライル・ウィーラー

編集賞:ハル・C・カーン、ジェームズ・E・ニューカム

特別賞:ウィリアム・キャメロン・メンジース(劇的な色彩の使用に対して)

技術成果賞:R・D・マスグレイヴ(風と共に去りぬの制作における調整された機器の使用の先駆者のために)

他、多数

 

原題

Gone with the Wind

 

南北戦争(英語: (American) Civil War

1861年から1865年にかけて北部のアメリカ合衆国と合衆国から分離した南部のアメリカ連合国の間で行われた内戦である。奴隷制存続を主張するミシシッピ州やフロリダ州など南部11州が合衆国を脱退してアメリカ連合国を結成し、合衆国にとどまったその他の北部23州との間で戦争となった。この戦争では史上初めて近代的な機械技術が主戦力として投入された。

英語における「civil war」は単に「内戦」を意味する語だが、アメリカ合衆国では独立後に内戦があったのはこの時だけなので(ユタ戦争などの内乱と呼ぶべき物はいくつかある)、国内では通常これに定冠詞をつけ大文字にして「the Civil War」と表記する。アメリカ以外の国では自国の内戦と区別するため、国名を冠して「American Civil War」と表記する。(ウィキペディアより)

 

一言あらすじ

南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、炎のように激しく美しい女性スカーレット・オハラの激動の半生を壮大なスケールで描く。(映画.comより)

 

感想

言わずと知れた名作中の名作。

やっとの初鑑賞。

 

長尺なので

中々挑むのに時間が掛かりましたが、

やっと観ることが出来ました。

 

 

1939年にこれほどの作品が

作成されていたこと自体に、

 

まず驚きです!!

 

 

スケールの大きさ、

壮大なセットやエキストラ、

テクニカラーの美しいカラー映像、

 

 

凄すぎます!!!

 

 

当時だったら本当に

腰を抜かすレベルです!!!

 

 

 

1939年制作の映画は

名作揃いと以前も書きましたが、

 

 

その中でも

第12回アカデミー賞

最多10ノミネートと8受賞となった本作。

 

 

 

時代的に、

奴隷制度があった時代なので

 

支配者と奴隷がはっきり描かれますが、

 

 

映画版では、原作よりも

かなりそういった点に

配慮がされているらしく、

 

あまりひどい描写は

なかったように思います。

(やはり多少はありますが。)

 

 

 

本作の立役者の製作者で

最終的に脚本も手がけた

セルズニックが

 

そのような配慮を行ったようです。

 

 

時代を超えて

楽しんで観られるには

 

こういった采配も

影響しているんだろうと思いますね。

 

 

 

そして、

なんと言っても

 

ヴィヴィアン・リー演じる

本作のヒロイン

 

スカーレット・オハラ。

 

 

こんな性格のヒロインだったのか!?

 

と、ある意味衝撃でしたww

 

 

 

正直、自分の近くに居たら・・・

 

か、かなり

 

キツイぞ・・・!!

 

エグいぞ・・・!!!

 

 

正直、

近くにいるとしんどいぞ〜〜笑笑

 

 

 

激しく、容赦無く、

たくましく、

 

超現実的!!!

 

 

 

時代もありますが

 

とにかくあらゆるものを失い、

 

これでもかというほど

不幸続きのスカーレット・・・

 

それでも必死になんとか

歯を食いしばり

 

今日を生きる。

 

 

 

彼女が意図せずとも

 

まるで何かに

引き寄せられているかのようにも

 

見えてしまいますが・・・汗

 

 

 

とにかく凄まじい人生です。

 

 

 

彼女の本当の人生は、

 

幕切れから

やっと始まるんではないか・・・

 

 

そんな気がしました。

 

 

 

スカーレットの唯一の理解者??

メラニーが

 

スカーレットとは打って変わって

正反対というか

 

大変な人格者。

 

 

 

しかしメラニーではなく

 

スカーレットみたいな勝気で

すんごい女性wwが

 

ヒロインっていうのが

面白いですね。

 

 

 

そして

クラーク・ゲーブルが

まぁカッコいい!!

 

素敵です!!

 

 

しかし

男女の仲というのは

 

複雑で難しくなりがち・・・

 

 

 

中々素直になれないなら

余計に、ですね・・・

 

 

 

人生に困難は付き物。

 

 

 

まぁ大抵は、

 

スカーレットほどのことは

中々起こらないんじゃないか

 

と、思ってしまいますね。ww

 

 

 

辛いことがあったら

スカーレットを思い出そう・・・ww

 

 

 

超名作、

鑑賞できてよかったです。

 

 

 

(2022年7月36本目。本年度262本目)

 

 

スタッフ

監督:ヴィクター・フレミング

原作:マーガレット・ミッチェル

脚本:シドニー・ハワード

撮影:アーネスト・ホーラー、レイ・レナハン、ウィルフレッド・M・クライン

製作設計:ウィリアム・キャメロン・メンジーズ

美術監督:ライル・ウィーラー

装置:エドワード・G・ボイル

特殊効果:ジャック・コスグローヴ、リー・ザヴィッツ

音楽:マックス・スタイナー、ルー・フォーブス

衣裳:ウォルター・プランケット

編集:ハル・C ・カーン、ジェームズ・E・ニューカム

メイクアップ:モンティ・ウェストモア

舞踊指導:フランク・フロイド、エディ・プリンツ

監督助手:エリック・G・スタッシィ

テクニカラー色彩監督:ナタリー・カルマス

製作:デヴィッド・O・セルズニック

 

キャスト

スカーレット・オハラ:ヴィヴィアン・リー

レット・バトラー:クラーク・ゲーブル

アシュレイ・ウィルクス:レスリー・ハワード

メラニー・ハミルトン:オリヴィア・デ・ハヴィランド

ジェラルド・オハラ:トーマス・ミッチェル

エレン・オハラ:バーバラ・オニール

マミー:ハティ・マクダニエル

スーレン・オハラ:イブリン・キース

キャリーン・オハラ:アン・ラザフォード

ドーリー:ジェーン・ダーウェル

トム:ウォード・ボンド