鑑賞記録(2022.3.20)木下惠介生誕100年プロジェクト 原恵一監督 初実写映画『はじまりのみち』2013 U-NEXT

鑑賞記録(2022.3.20)

木下惠介生誕100年プロジェクト 

原恵一監督 

初実写映画

『はじまりのみち』2013

U-NEXT


『はじまりのみち』2013/96分/日本/カラー

松竹株式会社による、映画監督・木下惠介生誕100年プロジェクトの一つとして製作された。

木下の第二次世界大戦中の実話を題材に、映画『陸軍』制作時の背景を交えながら彼の母との家族愛を描く。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などの作品でアニメ監督として著名な原恵一による、実写映画初監督作品(ウィキペディアより)

 

一言あらすじ

1944年に木下惠介が撮った国策映画『陸軍』が、製作を依頼した陸軍省からクレームをつけられ、次回の製作が中止になった。撮りたいものを撮れない木下は、松竹に辞表を提出。故郷へと帰り、病気の母を連れて疎開するが・・・

 

感想

お話は、

『陸軍』公開後の

1945年4月から始まる。

 

 

陸軍省からクレームをつけられ、

次回作が中止とされた

木下惠介監督。

 

 

松竹から退くところからの

戦中のお話だ。

 

 

 

映画内で

『陸軍』(1944)の

映像がかなり使われている。

 

 

特に

陸軍省からクレームを受けた

ラストシーンは

ほぼ丸々全部使われている!!

 

 

 

一昨日、私自身が

『陸軍』を観たばかりなので

お話は知っているが、

 

 

もしまだ『陸軍』を

ご覧になっていなかったら、

先に観ておいたら

いいかもしれませんねw

 

 

 

『陸軍』のほかにも

結構な数の

木下監督作品が登場するので、

 

知っていたら

より楽しめるかもしれません。

 

 

 

木下惠介生誕100周年プロジェクト

とあってか

名場面集みたいな映像挿入があります。ww

 

 

 

原恵一監督、

相当、木下監督のことが

好きだったのかしら??ww

 

 

と、思えるような

木下作品に対する色々が

好きで溢れている感じ。笑

 

 

 

本作の台詞の中に

『二十四の瞳』(1954)の

テキストを思わせる

(脚本だけ読んだけど、未鑑賞)

 

 

「必死に戦争やっているのは人だけで、

山や川はちっとも変わらない・・・」

 

 

というような

濱田岳さん演じる便利屋の言葉や、

 

 

 

宮崎あおいさんと子供たちの登場が

『二十四の瞳』の先生と

生徒たちを彷彿とさせる。

 

 

 

木下監督が、

戦後また、

映画を撮り続けていくこととなる

 

母の言葉と、存在。

 

 

 

母の力は、偉大なり。

 

 

 

まだ木下作品を

あまり観ていないですが、

 

 

特に

『二十四の瞳』は

近々観たいと思っています。

 

2022年3月28本目。本年度99本目。)

 

 

スタッフ

監督・脚本:原恵一

脚本協力:丸尾みほ

音楽:富貴晴美 撮影:池内義浩 美術:西村貴志 照明:原由巳

録音:鈴木肇 編集:橘樹陽児 装飾:佐原敦史 記録:小関ひろみ

音楽プロデューサー:小野寺重之 助監督:石川勝己

音響効果:帆苅幸雄 製作担当:田中智明 ラインプロデューサー:阿部智大

制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ 制作協力:松竹映像センター

特別協賛:ヤマハサウンドシステム 協力:静岡県、浜松市、小豆島町

製作総指揮:迫本淳一 製作代表:大角正

製作者:秋元一孝、油谷昇、内田健二、大石剛

プロデューサー:石塚慶生、新垣弘隆 配給:松竹

 

キャスト

木下惠介:加瀬亮

木下たま:田中裕子

木下敏三:ユースケ・サンタマリア

便利屋:濱田岳

木下周吉:斉木しげる

学校の先生:宮﨑あおい

庄平:光石研

こまん:濱田マリ

木下芳子:藤村聖子

木下作代:山下リオ

木下光子:仁山貴恵

義子:相楽樹

やゑ子:松岡茉優

城戸四郎:大杉漣