鑑賞記録(2022.3.19)アレクサンダー・クルーゲ&エドガー・ライツ共同監督『危急の際に中道は死』1974 @神戸映画資料館

鑑賞記録(2022.3.19)

アレクサンダー・クルーゲ

&

エドガー・ライツ共同監督

『危急の際に中道は死』1974

@神戸映画資料館

 

 

『危急の際に中道は死』1974/86分/ドイツ/モノクロ・ブルーレイ上映

記録映像とフィクションから時代の表情を大胆に切り取った野心作

ニュージャーマンシネマの第一世代を代表するクルーゲとライツの共同監督作品

(神戸映画資料館2022年3月チラシより)

 

ニュー・ジャーマン・シネマ

(英語:The New German cinema, ドイツ語: Der Neue Deutsche Film, 「新しいドイツ映画」の意)は、1960年代後半から始まって1980年代に入るまで続いたドイツ映画のある時代を指す語である。ドイツにおける映画監督の新世代の出現とされた。(ウィキペディアより)

 

主なニュー・ジャーマン・シネマの映画作家

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

ヴェルナー・ヘルツォーク

アレクサンダー・クルーゲ

フォルカー・シュレンドルフ

マルガレーテ・フォン・トロッタ

ハンス=ユルゲン・ジーバーベルク

ヴィム・ヴェンダース

など

彼らは低予算での映画製作を旨とし、フランスのヌーヴェルヴァーグの影響を受けており、いくつかの小規模な映画を製作し、世界のアート・フィルムの観客の注目を惹きつけた。

(ウィキペディアより)

 

原題

  In Gefahr und größter Not bringt der Mittelweg den Tod

 

あらすじ

金融都市フランクフルトの迷宮に入り込んだ二人の女。一人は男と同衾して金を奪う泥棒、もう一人は西側の生活を探る東ドイツのスパイ。折しも住居不法占拠の若者と警察の抗争が繰り広げられていた。(神戸映画資料館2022年3月チラシより)

 

感想

ドキュメンタリータッチの

フィクション。

 

 

まさに思い出したのは、

 

ヴィム・ヴェンダースや

ヌーヴェル・ヴァーグの作品群。

 

 

 

私は、上記に記した

ニュー・ジャーマン・シネマの監督は

ヴィム・ヴェンダース監督しか

知らなかったけども!w

 

 

 

 

先日観た、

ハンガリーの

タル・ベーラ監督なんかも

そういったテイストかと。

(もうちょい後の70年代後期だし作品によるだろうけど)

 

 

 

 

登場人物の女性が

接点特にない?けど

(もっと繋がるのかと思いきや)

 

同時進行?のオムニバス的?に

交互に映されて、

 

 

最初ちょっと、

ん??

と、困惑・・・汗

 

 

 

そういえば最初に、

1,2,3,の場合、、

(確か、スパイ、泥棒、通りの名前)

 

みたいな説明が出てたな・・・ww

 

 

 

 

東ドイツのスパイとか

設定はかなり興味を惹きつけますが

 

どちらかと言えば

エンタメとしてではなく、

 

人間の生活というか

生き方というか、

そうして生きる人のリアルを撮るような作り。

(スパイのリアルを全く知らないが・・・)

 

 

 

 

どっちかというと

同衾して金を奪う泥棒の女性の方が

ある種スリリングな展開が・・・w

 

 

 

当時のドイツにおける

(ちなみにベルリンの壁崩壊は、1989年11月9日)

いろんな角度からの

 

現実と虚構を混ぜ合わせた

作品なんでしょうかね。

 

 

 

いつものことながら

歴史的背景など

ドイツが東西に分断されていた時代を

もう少し理解していたら、

より楽しめたかもしれません。

 

 

ほんと、

知らないことだらけでして・・・

 

 

色々勉強せねばなりませんわ。。。

 

 

 

2022年3月26本目。本年度97本目、映画館33本目)

 

スタッフ

共同監督:アレクサンダー・クルーゲ、エドガー・ライツ

撮影:ギュンター・ヘルマン、アルフレート・ヒュルマー、エドガー・ライツ

 

キャスト

ダグマー・ベッダーリヒ

ユッタ・ヴィンケルマン

アルフレート・エーデル